Lets「電子申告」！！

　ある事務所では、財務と税務でソフトメーカーを使い分けておられるとのことです。　おそらく関与先さんの自計化ソフトの関係等事情はあるのでしょうし、よくある話です。　電子申告のお話をきくと、法人税は電子申告で、地方税申告書、決算書等は紙で提出されているそうです。　これには唖然としました。　事務所にとって不効率きわまりないと思いませんか？　また受ける税務署にしても管理上かなり手間だと思います。　
　お話をお聞きすると、やはりそのやり方では手間ばかりかかるそうです。　ではなんでやるの？については、税理士会、専用機メーカー等々からの要請にこたえるためとの旨でした。　その専用機メーカーは新聞紙上で「電子申告の80％は当社のソフトで・・・・」という広告主でした。
　そういった使い方は一部の事務所だけなのでしょうが、電子申告をするにあたっては、数字あわせだけでなく利用者全員（役所も事務所も納税者も）が何らかのメリットを享受できるようにすすめていくべきだと思います。
　事務所にとって効率的な電子申告とは、全関与先の全申告書を電子で提出することであり、そのためには事務所内のインフラ整備と体制づくりをすることが急務です。

　11月も終わり今年も残すところあと1ｹ月に・・・早いですね〜
電子申告にもなれ油断もあったのでしょうか？　昨日、3月決算法人の予定申告の納税者の電子署名を頂き送信したところエラー。　確認すると９月にマイホームの新築をされ住所変更されていたのです。　電子証明書は4つの重要情報（住所、氏名、生年月日、性別）の一つでも変更があった場合失効します。　（生年月日と性別の変更？？？？？笑）　住民票の変更をしても市役所は電子証明書の再申請までは指導してないようです。（半年前にも同じことがあり、市の住民課に申しいれましたがまだ徹底されていないようです。）
　結局社長に再申請に走ってもらい本日午前に滞りなく電子申告の期限内再提出により無事提出完了しました。
　当所としても、かなり前に電子申告ﾃﾞｰﾀの作成はできていましたが予定納税のため、後で電子署名もらえばいいやという油断がありました。　他の決算業務にかまけていました。
　電子署名を完了しても、ネット回線の不具合により送信不可能という事態にもそなえて、今まで署名即送信にこころがけてきました。
　今後は、電子申告データ作成即署名即送信という心構えでリスクヘッジをはかっていきたいと思います！
　経済環境の変化が早い昨今においては、電子申告に限らずできることは即するという姿勢が必要なのでしょう！　　いろいろ勉強になります。
　くじけず電子政府の構築に邁進します。　

１６年夏頃の二人の先生との出合い。
　お一人・・「電子政府が構築された暁には、行政事務コストがかなり軽減されるから、それを目標に率先して電子申告にとりくみます。　そして軽減された税金分がより有意義に使われることこそ我々を含めた納税者の最大のメリットでしょう。だからやりましょう！」
　もうお一人・・「我々会計業界の経済環境も激変の時代に入っている。　その中で申告書の提出が「紙」から「電子」にかわったぐらいのことに対応できなくてどうするのか？　経営戦略とは経済状況の変化にその都度対応していくことである。　メリット・デメリット云々というまえに対応して当たり前でしょう。」
　ほんとにありがたいお言葉でした。

はじめてのブログです。　よろしくお願いします。　我が税理士業界もいよいよというかやっと電子申告モードに突入という感じです。　電子政府の実現により行政事務コストを軽減し、我々の税金がより有意義につかわれることを目指してみんなで電子申告をやろうではありませんか！　当分の間は、表題のとおり電子申告に焦点をあてつれづれなるままに書き込んでいきたいと思います。　

事務所名：蘆田総合会計事務所　　
名前：蘆田裕三
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士業種：税理士
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