「複雑にするな」ビジネス・スタイルはわかりやすく
資生堂創業者 福原有信氏 | |
探求型経営、研究家気質 | |
一般の人には考えもよらない「斬新さ」や「奇抜さ」、あるいは世間の人の考え方を根本から覆すような商品を創り、周りの人を「あっ」と言わせたいと誰しも思うものです。 しかし、ヒット商品というものは、身近なチョットした工夫から生まれてくることが多いのではないでしょうか。 |
西洋の「医薬分業」を目指し、西洋薬局を試みたものの | ||
明治の初め、薬といえば漢方薬が主流で、 最初は、高価な薬ばかり扱ったため、経営はかなり苦しかった。 資生堂の名を知らしめたのは、日本最初の「ねり歯磨き」でした。 化粧水『オイデルミン』などの発売をきっかけに、 資生堂が化粧品中心に事業を移していったのは、 資生堂のトレードマークである「花椿」は、 また、日本初のチェーンストア制度を採用して、 | |
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故郷 宮崎の再興には「そのまんま」な気持ちが大事
宮崎交通 創業者 岩切章太郎氏 | |
地域尽くし経営、好機待受け型 | |
地域に貢献する活動と経営とは相容れないものでしょうか。 「経営=金儲け」「公共=低額」というステレオタイプ的な考え方では、 両方ともが上手く運ばないでしょう。 地域貢献と経営を見事に両立させて、 故郷に観光ブームをもたらしたのです。 |
地元産業の不振、テーマパークの経営破たん、 | ||
故郷に愛着をもち、「豊な自然や、美しい風景を 31歳で宮崎に戻った岩切氏は、定期遊覧バスの会社を 観光事業は順調であるけれども、 まず手始めに、フェニックスの種をアメリカから輸入して、 彼が思い描いた夢は、そのようやく約30年後に形となります。 「目先だけのソロバン勘定では何も出来ない、 | |
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顧客に溶け込んで喜べる経営とは
ミズノ(美津濃) 創業者 水野利八氏 | |
種まき経営、持ち上げ上手、積み重ね型 | |
若いときの感動が忘れられず、 |
奉公先の呉服屋で外回りの途中、偶然目にした、 | ||
スキー、スノボなどは、単なるスポーツというより、 時代は明治末、アメリカから入ってきた野球は、 水野氏は、そのような時代の感覚を見事につかみ、 『ランニングパンツ、オーバーセーター、カッターシャツ』 その中で象徴的といえるのが、 また、スポーツの大衆化をめざし、数々の用具の規格化を行いました。 | |
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5年足らずで株式公開を果たす情熱は何処から?
大和ハウス工業 創業者 石橋信夫氏 |
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伝説先生型、信念追求派、探求上手 |
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閃いたアイデアを一回限りのものとはしないで、 世の中の流れを的確に読み取り、10倍、100倍に変えていく。 流行を追っかけるのではなく、5年、10年後を見越して 先を読む事がポイントになるのです。 |
多くの業種が成熟の域に達しているため、新参者が入る余地は残されていないように思われます。 しかし、視点を180度変えてみれば、まだまだ手がつけられていない部分が残されているのではないでしょうか。 「住宅は木造でないといけない」という概念を、取り去って「プレハブ住宅」を生み出した石橋氏の発想を伺って見ましょう。 |
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戦後、復員して間もない時に、関西地方を襲った大型台風。 見るも無残に吹き飛ばされた住宅を目にして、 その悲惨さを哀れんでいた石橋氏は、ふと住宅の周りにある、 田んぼの稲や、竹林の竹が折れていないことを不思議に思ったのです。 頑丈な木造で作られている住宅より、 風になびくような稲や竹の方がどうして丈夫なのか「なぜだろう」と考えました。 「稲の茎も竹の幹も円形で中空をしている… それならば、同じような形体をしている鉄パイプを使えば、 丈夫な住宅が出来るのではないか」 石橋氏は、早速この鉄パイプを使った家屋を 「パイプハウス」と名付けて販売したのです。 戦後のベビーブームの影響で、日本中の小学校は 子供たちで溢れていました。 増える子供たちで教室が足なくなっていましたが、 校舎の増築に間にあわず、 また増やした教室は何年か経てば、 使わなくなってしまうこともわかっていました。 そこで、考え付いたのが「パイプハウス」を利用した教室だったのです。 各学年の生徒の人数に合わせて、 仮設の教室を作り、その小学生が中学に進学したならそのまま、 中学へ持っていくという「移動教室」を生み出したのです。 仕事に追われる中、趣味の川釣りに出かけた時のことです。 夕暮れ近くになっても、家路に着かない子供たちが たくさんいたのです。 心配になり尋ねてみると「帰っても、家が狭くて、勉強する部屋も、 遊ぶ場所もない」と答えたのです。 子供たちに簡単でもいいから自分の部屋を与えてあげたい。 そんな気持ちから、家の庭に簡単に建てられる「勉強部屋」を考えました。 柱には軽量鉄骨を使い、屋根と壁には断熱材を使った 「ミゼットハウス」を生み出したのです。 これが出発となり、お客様からの要望から 「トイレ」「台所」と付け加えて本格的な「プレハブ住宅」となるのでした。 出兵先の戦地で重傷を負い、回復したものの、 終戦後はソビエトの捕虜となりシベリアでの 抑留生活を送ることになったのです。 人に言えない苦労、いえ、人に言っても分かりようのない 苦労をしたからこそ生まれてくる精神力。 そのエネルギーをもって、創業からわずか5年足らずで、 大阪証券取引所に上場してしまったのです。 |
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好業績の大企業も、同じ難関を越えていた
大手企業の3月決算数字が出揃い、
「空前の好業績」4年連続で過去最高記録!
トヨタ自動車(グループ)は、なんと営業利益
(売上ではありません、念のため)が
日本企業初の2兆円を超えるといった、とんでもない好業績です。
一転、中小企業に目を向けると、7割以上が赤字経営!
零細企業は廃業に追い込まれ、毎年減少が続いています。
どうして、こんなに「格差」が出てきてしまうのでしょうか。
大企業のほとんどが国内外の証券取引所に上場しています。
ということは、業績が良くなればなるほど、
「株式」を発行して資本金を増やすことが出来るのです。
また、社債という一定期間(1〜5年)返済しなくていい、
借金をすることも出来ます。
つまり、大手企業は返さなくていい、返すことを待ってもらえる、
お金がたくさんあるということです。
一方、中小企業の多くは過小資本といわれています
去年までは、有限会社は300万円、株式会社は1000万円が
資本金の最低ラインでしたが、それでも店舗や事務所の入居費用、
工場の機械代、自動車の購入代、運転資金などを合わせると、
到底その金額には足りません。
現在は1円からでも会社が作れることになったのでなおさらです。
足りない分は、銀行から借金することになるのですが、
そのお金は3〜5年で毎月返済していかないとダメなのです。
事業を始める時などに必要なお金の事を「元手」と言いますが、
中小企業の場合、「資本金<元手」になっていることが多いのです。
不足分を銀行からの借入金に頼っている中小企業では、
元手が毎月減っていくことになるのです。
減るのに、余りある利益が出ていれば良いのですが、
そうでない時は足りない分を、また銀行から借りることになります。
同じことの繰り返しなのです。
中小企業の多くが、経営が楽にならないわけ、わかっていただけましたか。
大手企業も創業当時は同じ悩みを持っていました、
その難関を乗り越え、今の様な優秀な会社となったのです。
あなたの会社のバランス・シートを見比べてください、
1年間の返済額に見合った利益上がっていますか?
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