先日テレビを見ていたら、女性のフリーアナウンサー兼FPの肩書きの方が相談を受けている映像が出てきたと思ったら、某A保険のCMでした。

フリーアナウンサーということですのでタレント的な立場での出演だと思いますが、FPの肩書きを載せるのは・・・・・。

と思うのは私だけでしょうか?

独立開業して5年が経ちました。

開業当初「FPです。」と名刺を渡すと「どこの保険屋さんですか?」と言われるばかりだった苦労時代を思い出します。
お客様を損をさせてでもバンバン保険代理店として保険商品を売っていけば経営的には良かったのかもしれませんが、それをしていたら間違いなく後悔していたでしょう。

私自身はなんとかFPとしてだいぶ認知いただきましたが、このようなCMが流れるようではまだまだ全国ではFP=保険屋なんだなと思います。

10年06月23日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
最近のある裁判所のある判決で、過払い金還付請求訴訟が多発していることを異常事態ということを加えられていたと報道がありました。

過払い金請求の良し悪しについて言及するつもりはありませんが、本当にかわいそうな方から何十万円ものもらうのは私にはできませんね・・・。この辺は弁護士や司法書士のいろんな意味で『プロ』にお任せしたいと思います。

多重債務者にもそれぞれ理由はあると思います。本当の浪費であれば多額の費用がかかってもそれは自業自得というものですが、親族の病気やリストラなどが原因の場合はどうなのか?

貸し金業法の改正とからめてこのあたりの議論についても今後政府などでおこなってほしいものです。

多重債務者になった原因の一つに無理なマイホーム購入があります。

いわばマイホーム業者にだまされた(もしくは知識不足で言いくるめられた)場合はどうなのか?これも自業自得な部分もありますが、売り手の強引なセールスが原因の一部であることも非常に多いです。

ただ、これでなっとくがいかないところが、無理なマイホーム購入が原因で自宅が任意売却になった場合にその仲介に入って仲介手数料を受け取るのもマイホーム業者(不動産業者)であること。

別の業者であっても自分たちの不幸の原因の一つになった不動産業者にまた多額の手数料を払わざるを得ないという状況。

さらに、仲介手数料以外に様々な名目や別会社から多額な費用を請求されるようなことになってもすっかり弱い立場になってしまった多重債務者に選択の余地はありません。言われるがままです。

多重債務者になった人を救済するのは、浪費した人との区別ができません。本当は多重債務にならないような教育などを充実すべきだと常々思います。


あいも変わらず不動産屋のトラブルが多いですね・・・。

先日の相談は売買の条件について

買主の方は隣地の境界から植木の枝葉がはみ出してきていることを気にしていました。

それさえ解消してくれれば、買いたいと。

仲介の不動産屋に聞いたところ

「大丈夫です。すぐ引っ込めます。」

と。

相談者は当然、不動産屋が隣地の人に話をして引渡しまでに植木を切るなり移動するようにしてくれるものだと思いました。

しかし、実際に引渡しのときになっても枝葉は相談者の敷地内にはみ出したまま。

どういうことかと不動産屋に聞いたところ

「うちの方で隣地の人に枝葉を引っ込めるように言える立場ではないんですよ。でも所有者でしたら言えますので、これから言っていただければすぐに引っ込めてくれるんじゃないでしょうか。」

相談者のこれからの苦労を考えると、気の毒でなりませんが、ここまで来てしまえば私はどうにもできません。もっと早くに相談していただければ・・・。

お決まりのなんとか契約して、面倒なことは誤魔化したまま進めてしまえば、不動産屋は知らん振り。

絶対に見知らぬ不動産屋に安易に問い合わせて不動産屋のペースでマイホーム購入を進めてはいけません。

先日、ふとしたことで数年前の相談者の家庭が大変なことになっていることを知りました。

新規の住宅ローンの相談でした。

すでに土地・建物建築は契約していたのでそこは私にはどうすることもできなかったのですが、かなり無理のある金額だったことをおぼえています。
※その頃は景気が良く給料も高かったし住宅ローン審査も甘かったので。

マイホーム購入が大きな原因ではないのですが、多額の住宅ローンを抱えたことが原因の一つであることは間違いないようです。

確かに土地と建物の契約の際に、やりとりを聞いたところあまりよくない業者を選んでいたことも思い出しました。悪い人がついてしまったということころも大きな原因であるでしょう。

おそらくまだ築浅のマイホームには住んでいないでしょうし、競売にかかるでしょう。

相談時点で私がこうなることを防げたかというとそれはハッキリと無理な状況でした。なんともやるせないです。

願わくばきちんとやり直して幸せになっていただきたいです。

これからマイホーム購入などをする方。本当に悪い人に相談しないようにしてください。

悪い人かどうか見極めるのは大変ではありますが、人生を不幸にしないためには絶対に必要です。
10年05月31日

仲介手数料の節約

土地の売買などでかかわる不動産屋。

いろいろなところがあります。

先日の相談者は業者選びの前に相談されていて、その後ご自身で業者は選んだのですが契約前に私に相談してその業者とも会っていました。

その業者が後で、その事前打ち合わせのためや契約のときのための交通費や日当を請求してきたという連絡を受けました。

不動産屋が交通費や日当を請求していいかどうかの議論もありますが、少なくとも事前説明無しでいきなり請求しても一般的には疑問に感じるか『よくわからないけど、こんなもんなのか。』と払ってしまうのかもしれません。

仲介手数料が数万円というならともかく、100万円以上の仲介手数料を払うのに交通費や日当を請求するのはどうかと思い、不動産屋に聞いてみると

『そんなことは言っていない。勘違いですよ。』

と。相談者と不動産屋のどちらが本当のことを言っているのかはわかりませんが、
不動産屋からすれば第三者である私が関与していることがあるので、別の不動産屋で仲介されると100万円以上の仲介手数料が入ってこなくなるという事態ですからあっさりと否定しました。
相談者も一安心。おまけに仲介手数料自体も安くなりました。

今回のケースはたいしたことにはなりませんでしたが、不動産屋によってはちょっとしたことでも細かく請求をしてくるタカリのようなところもあるようですのでくれぐれもご注意ください。

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