08年07月18日
小さい字に注意。
住宅ローン金利が上がり、金融機関ごとに様々になっています。
一つの選択ミスで大きな失敗につながりますので住宅ローンは慎重に。
住宅ローンチラシによくあるのが優遇金利。
1.5%優遇
なんてことも多く見られるようになりました。
気をつけて欲しいのはこの優遇金利の適用期間。
全期間固定ならいいのですが、固定金利期間限定型の場合、その期間が終わると優遇が無くなったり、優遇金利幅が小さくなることがあります。
また、変動金利でも優遇金利があるのですが、変動金利だとさきほどのような期間というものがハッキリしません。
金融機関によって違いますが、小さな字で「変動金利の場合は優遇金利は返済開始から60回目までとなります。」とあることもあります。5年目に極端に金利が上がったことに気づいても手遅れです。
おいしい話には裏があると思ってみてください。
一つの選択ミスで大きな失敗につながりますので住宅ローンは慎重に。
住宅ローンチラシによくあるのが優遇金利。
1.5%優遇
なんてことも多く見られるようになりました。
気をつけて欲しいのはこの優遇金利の適用期間。
全期間固定ならいいのですが、固定金利期間限定型の場合、その期間が終わると優遇が無くなったり、優遇金利幅が小さくなることがあります。
また、変動金利でも優遇金利があるのですが、変動金利だとさきほどのような期間というものがハッキリしません。
金融機関によって違いますが、小さな字で「変動金利の場合は優遇金利は返済開始から60回目までとなります。」とあることもあります。5年目に極端に金利が上がったことに気づいても手遅れです。
おいしい話には裏があると思ってみてください。
08年07月10日
契約当日まで黙っている。
先日、不動産屋が境界の杭を打っていないことを引き渡し当日まで黙っていたことを書きました。(10日ほど経ちましたがまだ打たれていません。)
今度は銀行です。
(すべての銀行がそうだということではありません。これを参考に少しでも銀行員のレベルが上がって、消費者重視になって欲しいという意味でここに書きます。)
住宅ローンの契約について、事前審査などすべてが済んでいざ契約という段階になって、追加の書類を出してきて、これに署名してくださいと言ってきました。
私は、立ち会っていなかったのですが、相談者から不審に思ったので、その場で署名せずにあとで私に相談がありました。
※こういうのがFPに依頼しておくメリットです。FPに相談していなければそのまま署名してしまったかもしれません。
その書類の詳細はかけないのですが、その書類に署名した場合、今回その銀行の住宅ローンを選んだ意味が全くなくなる可能性がある書類でした。
場合によっては何百万円もの損害が出る可能性がありました。
その問題は10数年後に明らかになります。
銀行は、今がよければそれでよいということでその問題点についてはなんら説明もしてくれていませんでした。(問題点に気づいていなかったのですが。)
今、その書類に署名していいかを調べています。
ただ、その方がその銀行の住宅ローンの契約をするにはその追加書類がどうしても必要だということ。
契約日より前にそれは銀行は知っていたのに、契約日まで黙っている・・・。
契約日に出されたら一般の人は署名してしまいます。
それで、10数年後に何百万円も損をしたことに気づく。
しかし、そのころには銀行の担当者は転勤等でいなくなっているでしょうし、銀行のミス(説明不足)を証明するのは容易ではありません。時効となるかもしれません。
そうなると消費者が泣き寝入りです。
きっと、世の中にはこんなことで損をしている人がたくさんいるのでしょう。
消費者保護のために顧問FP制度ができることを望みます。
今度は銀行です。
(すべての銀行がそうだということではありません。これを参考に少しでも銀行員のレベルが上がって、消費者重視になって欲しいという意味でここに書きます。)
住宅ローンの契約について、事前審査などすべてが済んでいざ契約という段階になって、追加の書類を出してきて、これに署名してくださいと言ってきました。
私は、立ち会っていなかったのですが、相談者から不審に思ったので、その場で署名せずにあとで私に相談がありました。
※こういうのがFPに依頼しておくメリットです。FPに相談していなければそのまま署名してしまったかもしれません。
その書類の詳細はかけないのですが、その書類に署名した場合、今回その銀行の住宅ローンを選んだ意味が全くなくなる可能性がある書類でした。
場合によっては何百万円もの損害が出る可能性がありました。
その問題は10数年後に明らかになります。
銀行は、今がよければそれでよいということでその問題点についてはなんら説明もしてくれていませんでした。(問題点に気づいていなかったのですが。)
今、その書類に署名していいかを調べています。
ただ、その方がその銀行の住宅ローンの契約をするにはその追加書類がどうしても必要だということ。
契約日より前にそれは銀行は知っていたのに、契約日まで黙っている・・・。
契約日に出されたら一般の人は署名してしまいます。
それで、10数年後に何百万円も損をしたことに気づく。
しかし、そのころには銀行の担当者は転勤等でいなくなっているでしょうし、銀行のミス(説明不足)を証明するのは容易ではありません。時効となるかもしれません。
そうなると消費者が泣き寝入りです。
きっと、世の中にはこんなことで損をしている人がたくさんいるのでしょう。
消費者保護のために顧問FP制度ができることを望みます。
08年07月01日
過剰広告住宅ローンセミナー
住宅ローンについては、選び方次第で何百万円も変わってくるので、正しい知識をみなさんにもってもらいたいのですが、最近おかしな住宅ローンセミナーの広告を見ます。
主催者は工務店であるので、あきらかに建築見込み客を集めるのが目的です。
別にそれ自体を否定しないのですが、広告の文句が過剰広告だったり、だましだったりするとまじめな住宅ローンセミナーまで信頼を失うのでやめていただきたいと思います。
きちんとした内容で勝負して欲しいです。
さて、下記はある住宅ローンセミナーの広告文句です。
「金利1%の差で750万円!」
具体的に数字を挙げていますので、その根拠が必要です。確かに750万円もの差になることはありますが、それは多くの方にいえる話ではありません。レアケースのみです。
私なりにこの広告の根拠を推理してみました。
借入金額が3100万円で、返済期間が35年の全期間固定金利の元利金等返済ですと、金利3%の場合と金利4%の場合での総支払利息額がだいたい750万円になります。
確かに3100万円という借入金額は高すぎるわけではないですし、35年という期間も普通です。
しかし、金利1%の差になるというケースはほとんどありません。ここに過剰広告があります。
フラット35の金利で見てみると、平成20年6月の金利で、安いところは3.05%くらい、一般的な銀行で高いところで3.5%くらいです。
つまり金利差は金融機関が違っても、0.5%程度であり、金利差が1%ということはめったにありません。
しかも金利が安いところは融資手数料が高いケースもあります。
金利差が同じ条件で1%以上開くとしたら、あまり一般的に利用しないノンバンクなどと比べている場合です。
あとは、自営業など特殊なケースです。
特殊なケースでも確かに金利差1%にはなるかもしれませんので過剰広告とはいえないのかもしれませんが、一般サラリーマンが参加したら「インチキだ。」と思われても仕方ありません。
一般的なサラリーマンが借りる住宅ローン金利で1%以上の差が開くとしたら、固定金利の期間が違う場合があります。
35年固定だと3%だが、5年固定だと2%といったケースです。
これは論外です。35年間ずっと金利が上がらないという保証をしてくれるなら別ですが、条件が違う住宅ローンを比べて1%の金利差というのはひどすぎます。
さすがにこれは無いと信じたいですが・・・。
住宅ローンセミナーを開催するのはいいですが、
過剰広告はやめていただきたいものです。
主催者は工務店であるので、あきらかに建築見込み客を集めるのが目的です。
別にそれ自体を否定しないのですが、広告の文句が過剰広告だったり、だましだったりするとまじめな住宅ローンセミナーまで信頼を失うのでやめていただきたいと思います。
きちんとした内容で勝負して欲しいです。
さて、下記はある住宅ローンセミナーの広告文句です。
「金利1%の差で750万円!」
具体的に数字を挙げていますので、その根拠が必要です。確かに750万円もの差になることはありますが、それは多くの方にいえる話ではありません。レアケースのみです。
私なりにこの広告の根拠を推理してみました。
借入金額が3100万円で、返済期間が35年の全期間固定金利の元利金等返済ですと、金利3%の場合と金利4%の場合での総支払利息額がだいたい750万円になります。
確かに3100万円という借入金額は高すぎるわけではないですし、35年という期間も普通です。
しかし、金利1%の差になるというケースはほとんどありません。ここに過剰広告があります。
フラット35の金利で見てみると、平成20年6月の金利で、安いところは3.05%くらい、一般的な銀行で高いところで3.5%くらいです。
つまり金利差は金融機関が違っても、0.5%程度であり、金利差が1%ということはめったにありません。
しかも金利が安いところは融資手数料が高いケースもあります。
金利差が同じ条件で1%以上開くとしたら、あまり一般的に利用しないノンバンクなどと比べている場合です。
あとは、自営業など特殊なケースです。
特殊なケースでも確かに金利差1%にはなるかもしれませんので過剰広告とはいえないのかもしれませんが、一般サラリーマンが参加したら「インチキだ。」と思われても仕方ありません。
一般的なサラリーマンが借りる住宅ローン金利で1%以上の差が開くとしたら、固定金利の期間が違う場合があります。
35年固定だと3%だが、5年固定だと2%といったケースです。
これは論外です。35年間ずっと金利が上がらないという保証をしてくれるなら別ですが、条件が違う住宅ローンを比べて1%の金利差というのはひどすぎます。
さすがにこれは無いと信じたいですが・・・。
住宅ローンセミナーを開催するのはいいですが、
過剰広告はやめていただきたいものです。