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本日テレビ朝日系の番組で、価格が安くなったタネ明かしをするような番組がありました。
(「タネあかし隊」とかなんとか)

関根勤さんや新山千春さん、千秋さんなどが価格が安くなった企業などを訪問していらっしゃいました。

その中でネット生保のライフネット生命が出口社長も登場して、なぜライフネット生命が保険料が安いのかを説明していました。

まず保険料がどのくらい安いのかということを表すために、新山千春さん(29歳女性)で保険料を試算して、一般的な保険の半額くらいになると説明していました。

条件は29歳女性死亡保障3000万円10年で。

まわりは「スゴーイ!」と大絶賛。

しかし、テレビを見ていた私はすぐさま突っ込み。

突っ込みその1
「半額は言いすぎ!今は他の保険会社も結構保険料下げている。せいぜいその条件でも8割くらい。」
※新山千春さんが喫煙していた場合。喫煙していなければもっと差は小さくなりますし、反対にライフネットより安いケースも。

突っ込みその2
「保険期間10年ってどういう設計でそうなるのか?29歳女性なら20年とか30年で計算してみるべき、そうなるとライフネット生命より安いところはいくらでもあるんですけど。」


突っ込みその3
「新山千春さんだけじゃなくて他の出演者でも試算してみましょうよ。特に57歳の関根さんで。そうすればやっぱりライフネット生命より安いところいくらでもありますから。」

ようするに若くて死ににくい年代だけを保障するのにライフネット生命は安い。中高齢期の年代のまで保障する場合ははそうでもないということです。

その後出口社長が保険料が安いのは、人件費や店舗費、光熱費が安いからと説明していました。

しかし、それではライフネット生命が高齢時代の保険料がよそより高くなる理由が説明できません。(私はおそらくこれが理由だというのはあたりがついてます。)

まあ、それでも若い年代だけを保障が必要な人にとっては安いのですけどね。
しかし、本当に若い年代だけ死亡保障が必要な方は10代で結婚出産した人くらいですね。

公正であるべきメディアでいいところだけとって説明するってのは好きではありませんね。

まあ、テレビ番組といってもCMの要素が強いものだったのかもしれませんね。CMなら仕方ないですけど。

きちんとしたFPにご自分にあった保険を設計してください。

その上でネット生保・ライフネット生命が安くて良いという設計になった方には合っています。




10年12月19日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
またまたがっちりアカデミーへの突っ込み。

30歳の夫婦+こども1人の家庭が入るのは保険が得か共済が得か。

ほとんどのソントク先生は共済がトクと答えていました。
※まあ、番組の構成として共済の紹介するためでもあるでしょうが。

その理由を丁寧に解説(割戻し金のことなども)しているのは好感がもてるし、いい番組だと全体では思いましたが。ただし共済にも弱点がありますのでその説明もあったほうが良かったですね。
(共済は告知の審査が単純なので、どこかひっかかると入れないことがあるが保険だと入れることがあるとか)

しかし、問題で出てい30歳の夫婦+こども1人の家庭のケースの場合は、私のジャッジは保険の方がトクです。

理由は若いのできちんと民間の保険を選んだ方が共済の割戻しを考えても今の保険料も安いですし将来(特に共済は65歳以降の保障が薄いので)もトクになります。
共済は掛け金が年齢に関わらず一律ですので若い人は割りを食っています。反対に高齢の方はトクです。
※あるソントク先生は若くてお金がないから共済がトクだと判断したと言っていましたが実際は逆です。

これが40歳を過ぎたくらいの家庭からならトントンになってきますので共済がトクという結論になってきます。

そのほか、保険と共済に関してはソントク先生の話は突っ込みどころ満載ですのでもし私が出演したら3時間スペシャルくらいになるでしょう(苦笑)。

たとえば、お金・特に保険に関する問題を出す。
ソントク先生達はおそらくどちらかに偏った回答になる。
一見納得できる解説をしていただいた後に私からすごく深いところで見落としがあるところを丁寧に解説する。
まあ、ソントク先生の機嫌を損ねないように言い方はやわらかくしないといけませんね。

当然、ソントク先生から反論もあるでしょうが、今テレビを見ている限りは負ける気しません。実務レベル経験値には自信があります。ソントク先生たちが知らないようなことが現場では起きています。

まあ、テレビ番組でそこまで詳しくやると難し過ぎて視聴者が困ってしまうかもしれませんね。
やるとしたらNHK向きですかね。

あくまでお金・特に保険や共済については個別の事情によって変わってきますのでご注意を。







10年12月10日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv