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昨日、保険代理店手数料について書きましたが、1件2000円とかであっても家族全員やいくつかの保険商品が集まれば実質1万円とかになることもあります。

※ただ、代理店手数料が少ないものばかりが集まるので結局金額はあまり大きくなりませんが。

しかし、それでもいいことがあります。それはご相談者・お客様が次の相談者・お客様を呼んでくれるから。

具体的に紹介されなくても、私のホームページやブログを紹介していただくだけでも。

やはり1時間5000円の相談料を払うということに抵抗を感じている方でも、友人知人から「1時間5000円っていっても、相談してみたらすごく安いってことわかるから!」と言っていただくだけでも。

そういった広がりで、なんとかこれまで独立FPをやらせてもらっています。

事業者として考えれば、1人から1万円の代理店手数料を得て、それが100人に集めるよりも、1人だけから100万円の代理店手数料を得る方がはるかに効率もいいし、事業も大きくなります。

しかし私は、1人を欺いて(騙すというと言葉が重いですが)100万円もらうよりも、100人に誠実にあたって100人に喜んでもらう方が良いと思っています。

それを目指して独立開業しましたが、独立開業当初は大変な思いもしました。

収入ゼロの月が何日も続いたり。

自分の目指す独立FPをあきらめて「儲け主義の保険代理店になった方が楽だ」と思ったことも何度もあります。

しかし、そうならず今、自分の思うようなFPができて、マイホームも持てているのは良いご相談者や家族・友人に恵まれたからです。


12年01月25日

保険代理店手数料

私は保険代理店もやっています。

独立系FPは保険代理店をするべきではないと言う方もいますが、最新の保険商品情報を得るには代理店をしていた方が確かです。

また、常々申し上げている保険代理店が儲からないが消費者が儲かる(いざというときに助かる)商品を販売することができるから。

とある保険会社の保険商品をここ2年くらい毎月平均4件くらいのペースで販売しています。

毎月4件の新規契約を得られれば保険のセールスマン・セールスレディとしては結構優秀だと思います。

先日、その保険会社から平成23年分の支払調書が届きました。

支払調書とは、確定申告のためにその年にいったいいくらの代理店手数料が払われたのかを知らせるものです。

普段、保険代理店手数料がいくら入るかなんて考えていませんので、その平成23年分の保険代理店手数料を見てビックリ!

約年94000円。

月額じゃないですよ。年額です。10万円ありません。

月4件、年間約50件の新規(平成23年は震災もあったので30件くらいだったかもしれません)契約をしていただいてこれです。

あまりの少なさに笑ってしまいました。

1件あたり2000円から3000円の計算です。書類を簡易書留などで送付したり、何時間も説明したり手続きをしたりするコストを差し引くといくらも残りません。

普通の保険代理店がいくらちゃんとした保険設計と保険提案しようと思ってもこの代理店手数料では家族を養えませんので、消費者が損をするような保険設計をせざるを得ないのかとも思います。

1件あたり2000円とか3000円なので、私としては別の代理店に行って契約してもらっても構いません。ご相談料として1時間5000円いただいておりますので。

しかし、せっかくご提案しても別の代理店に行ってその保険に加入しようとしても、そんなことはほとんどできません。

そういったところに行っても別の保険を勧められて、なんとなくそっちの方がよさそうだと錯覚して契約してしまうことが多くあります。

よくあるのが「保険の○○M口」「保険i場」。

別にそちらに後日相談されても構いませんが、なんども申し上げていますが、保険代理店手数料が高い商品を売りがちです。

せっかく来た客を代理店手数料2000円とかだけで済ます訳にはいきませんので。

そういったことをした相談者が、別の機会で私のところに相談にいらっしゃるとたいていがっかりします。

また、厄介なのがそういったところで契約した商品は早期に解約すると大きく損してしまします。
その損分が保険代理店の手数料となっていると思うとやりきれません。

最初はなんとか払えると思っていた保険料だが、子どもが大きくなる、家計が厳しくなるといったことで払えなくなり、解約をする。

そんな場合に損をするのは消費者だけ、保険代理店は十分に儲けている。

どの保険商品を提案するかは保険代理店の姿勢次第です。

お客様の利益が大きいものを重視するのか、保険代理店手数料が大きいものを重視するのか。
12年01月25日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
本当に最近悲しくなります。

「中立です」
「ライフプランを重視します」

とか言っている保険代理店に相談して契約した方の保険設計を見ると・・・・。

ひどい。

ひどい。

ひどすぎる。

年収が300万円台の方にこんなのを販売するなんて・・・。
どんな思いで毎月の保険料を払っているのか、保険代理店は知っているのだろうか。

例えば25歳男性が60歳までの死亡保障に加入する際の設計。

一般的な保険代理店がススめてきて加入しているプラン。
これをプランAとします。
一見よさそうに思えますが、実はもっと安くて保障が厚い商品が同じ会社にある。

毎月の保険料負担は約5分の1に減って、なおかつ保障額はプランAよりもUPする。
これがプランBとします。

なぜ、保険代理店はプランAをススめるのか。たしかにプランBは保険に詳しくないと知らないかもしれません。(保険会社もあまり積極的に販売しないため。)

知らないのかもしれませんが、答えは明確。

プランAの代理店手数料はプランBの代理店手数料10倍以上だから。

プランBの手数料が総額10万円だとするとプランAの手数料は100万円です。

保険会社社員が「高いけれども自社商品でお願いします」といって他社より高い商品を販売するのはまだ正直で許せます。

しかし、来店型保険代理店は「複数社からもっともいいものを販売します」と宣伝していていい商品を隠すのは広告にウソがあるように思います。

もちろん来店型保険代理店では扱えない商品もありますので、それを販売しないのはまだ許せませすが、少なくとも扱っている商品でもっといい商品があるのに、代理店手数料が10分の1だから販売しないのはおかしい。

JAROとかに通報されてもおかしくないのでは?

※もっとも私は代理店手数料がまったく入らないグループ保険や共済もバンバン勧めていますよ。

もちろんすべての来店型保険代理店がそんなひどいことをしているとは限りませんが、高い家賃を払うためにはお客様の利益よりも代理店手数料を重視するのはありえることです。

12年01月20日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
福島 新築マンションで高放射線量
1月15日 18時55分 NHK
去年7月に新築された福島県二本松市の賃貸マンションの室内で、1時間当たり1マイクロシーベルトを超える放射線量が測定されました。二本松市や国は計画的避難区域に指定された浪江町の砕石場の石が床のコンクリートに使われたことが原因とみて詳しく調べています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120115/t10015282731000.html

残念ながら私の予測がまた当たってしまいました(影響を考えてブログ等では記載していませんので信じていただかなくても構いませんが。)。

昨年の春から夏場にかけて被災された方が相談にいらした際に、新築物件を購入されるときには、このコンクリートの放射線について注意していました。急ぐ必要が無ければ平成24年の春になってからの方がいいです。ともアドバイスしていました。

※すでに業者に物件紹介されていたとか、契約済みの方には不安にさせることと、業者から営業妨害と言われるので伝えられなかったケースもありましたが。

「基礎コンクリートに使う石や砂や水に放射性物質が含まれる可能性があるから、建築前の放射線数値をはかっておいてください。基礎コンクリートを打って後すぐに数値を測っておけばわかります。もし高い数値であれば基礎をやり直させることもできますから。建物が建った後では難しいですからね。」

業者選定の際に私の指示を守ってくれる業者を選んで契約した際にはちゃんと調査をするのでまったく問題ないのですが、ご自身で選んだ業者で契約した場合は自己防衛するしかないので。

実際にどこまでの方が建築前の数値を測ったかわかりませんが。ご相談されてきちんとアドバイスを守っていただいた方はこの報道を聞いても安心です。

ただ状況としては資材不足等の理由で契約を急がされるというところもあったのでそこまでチェックできなかった方も多いかとは思います。

しかし、建築前の数値が無いと建築後の数値が高かったとしても、その高い数値が基礎コンクリートが原因かわかりませんので。難しいところです。二本松の場合はあまりにも高かったので明確に基礎コンクリートが原因と断定できましたが、宮城県では数値的には微妙なことも多いでしょう。

細かいところを言えば建築する際の建物が建つ予定の土をきちんと削り取って外部に運び出したかどうかもですが。土についても建物が建った後には取り除けないですから。

不確定要素であっても建築業者・不動産業者にとって不利になるような話は業者は積極的に言いません。

何度も申し上げていますが一生家族が暮らすマイホーム購入については、売り手業者に相談する前に売り手以外の信頼できる第三者のプロに相談すべきです。