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12年01月25日

保険代理店手数料

私は保険代理店もやっています。

独立系FPは保険代理店をするべきではないと言う方もいますが、最新の保険商品情報を得るには代理店をしていた方が確かです。

また、常々申し上げている保険代理店が儲からないが消費者が儲かる(いざというときに助かる)商品を販売することができるから。

とある保険会社の保険商品をここ2年くらい毎月平均4件くらいのペースで販売しています。

毎月4件の新規契約を得られれば保険のセールスマン・セールスレディとしては結構優秀だと思います。

先日、その保険会社から平成23年分の支払調書が届きました。

支払調書とは、確定申告のためにその年にいったいいくらの代理店手数料が払われたのかを知らせるものです。

普段、保険代理店手数料がいくら入るかなんて考えていませんので、その平成23年分の保険代理店手数料を見てビックリ!

約年94000円。

月額じゃないですよ。年額です。10万円ありません。

月4件、年間約50件の新規(平成23年は震災もあったので30件くらいだったかもしれません)契約をしていただいてこれです。

あまりの少なさに笑ってしまいました。

1件あたり2000円から3000円の計算です。書類を簡易書留などで送付したり、何時間も説明したり手続きをしたりするコストを差し引くといくらも残りません。

普通の保険代理店がいくらちゃんとした保険設計と保険提案しようと思ってもこの代理店手数料では家族を養えませんので、消費者が損をするような保険設計をせざるを得ないのかとも思います。

1件あたり2000円とか3000円なので、私としては別の代理店に行って契約してもらっても構いません。ご相談料として1時間5000円いただいておりますので。

しかし、せっかくご提案しても別の代理店に行ってその保険に加入しようとしても、そんなことはほとんどできません。

そういったところに行っても別の保険を勧められて、なんとなくそっちの方がよさそうだと錯覚して契約してしまうことが多くあります。

よくあるのが「保険の○○M口」「保険i場」。

別にそちらに後日相談されても構いませんが、なんども申し上げていますが、保険代理店手数料が高い商品を売りがちです。

せっかく来た客を代理店手数料2000円とかだけで済ます訳にはいきませんので。

そういったことをした相談者が、別の機会で私のところに相談にいらっしゃるとたいていがっかりします。

また、厄介なのがそういったところで契約した商品は早期に解約すると大きく損してしまします。
その損分が保険代理店の手数料となっていると思うとやりきれません。

最初はなんとか払えると思っていた保険料だが、子どもが大きくなる、家計が厳しくなるといったことで払えなくなり、解約をする。

そんな場合に損をするのは消費者だけ、保険代理店は十分に儲けている。

どの保険商品を提案するかは保険代理店の姿勢次第です。

お客様の利益が大きいものを重視するのか、保険代理店手数料が大きいものを重視するのか。
12年01月25日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
本当に最近悲しくなります。

「中立です」
「ライフプランを重視します」

とか言っている保険代理店に相談して契約した方の保険設計を見ると・・・・。

ひどい。

ひどい。

ひどすぎる。

年収が300万円台の方にこんなのを販売するなんて・・・。
どんな思いで毎月の保険料を払っているのか、保険代理店は知っているのだろうか。

例えば25歳男性が60歳までの死亡保障に加入する際の設計。

一般的な保険代理店がススめてきて加入しているプラン。
これをプランAとします。
一見よさそうに思えますが、実はもっと安くて保障が厚い商品が同じ会社にある。

毎月の保険料負担は約5分の1に減って、なおかつ保障額はプランAよりもUPする。
これがプランBとします。

なぜ、保険代理店はプランAをススめるのか。たしかにプランBは保険に詳しくないと知らないかもしれません。(保険会社もあまり積極的に販売しないため。)

知らないのかもしれませんが、答えは明確。

プランAの代理店手数料はプランBの代理店手数料10倍以上だから。

プランBの手数料が総額10万円だとするとプランAの手数料は100万円です。

保険会社社員が「高いけれども自社商品でお願いします」といって他社より高い商品を販売するのはまだ正直で許せます。

しかし、来店型保険代理店は「複数社からもっともいいものを販売します」と宣伝していていい商品を隠すのは広告にウソがあるように思います。

もちろん来店型保険代理店では扱えない商品もありますので、それを販売しないのはまだ許せませすが、少なくとも扱っている商品でもっといい商品があるのに、代理店手数料が10分の1だから販売しないのはおかしい。

JAROとかに通報されてもおかしくないのでは?

※もっとも私は代理店手数料がまったく入らないグループ保険や共済もバンバン勧めていますよ。

もちろんすべての来店型保険代理店がそんなひどいことをしているとは限りませんが、高い家賃を払うためにはお客様の利益よりも代理店手数料を重視するのはありえることです。

12年01月20日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv