保険の見直しの結果、別な保険に切り替える際に、必ず必要なのが告知。

現在ないし、過去5年間の健康状態について正直に記入します。

ここで、嘘や間違い、告知漏れがあると最悪保険事故の際に保険金が支払われなくなります。

この告知の中に
過去○年間の健康診断で、要再検査(精密検査)を指摘されたことがありますか?またその場所は?

というのがあることがあります。

これがあると、保険の審査が通らないことや不担保(健康状態の悪い部位は保険の対象から外す)での契約になることがあります。

健康診断の日の前にちょっと飲みすぎて肝臓の機能が落ちている。

徹夜してしまった。

食事をとってはいけないのにとってしまった。

などがあると健康診断書に悪い数字が出ることがあります。

たまたま、その時だけでも記録は残りますので、健康診断の前は体調を整えておいてください。
08年11月11日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
生命保険の外交員は本当に頻繁にやってきます。

ついこの間保険に加入したのに、もう新商品だか、見直しが必要だかで、新しい契約を勧めてきます。

どうしてだかご存知ですか?

保険の契約を外交員や代理店がとってきた時には外交員や代理店に手数料が入ります。

これは、外交員や代理店も生活がかかっていますから仕方が無いところです。どんな商売も自分の利益がなければ成り立ちませんから。

問題はこの手数料の支払われ方。

ほとんどの場合契約を結んで1年目の手数料が極端に高くなっています。2年目・3年目継続していてもあまり手数料は高くありません。

外交員や代理店からすろと、同じお客様に毎年新しい契約をしてもらった方が手数料が多く受け取れるのです。

しかし、さすがに毎年見直しは無理です。保険会社も、契約から3年〜5年以内に解約された場合は、外交員や代理店に支払った手数料の返還が規程されています。ペナルティのある期間があるわけです。


そのため、保険会社や代理店はペナルティが無くなる契約から3年〜5年経ったお客に見直しを勧めるのです。

普通に考えれば3年〜5年経てば年齢が上がるので普通に見直しをしたら保険料が上がるのでお客様も気づきます。

そこで、保険会社は毎年のように名前は大幅に変えるが、保障内容は微妙に変化した商品を発売するのです。

この新商品であれば、保険料が上がったことがお客様にとってわかりにくいのです。

素直なお客様は

「私にあった新商品が出たので提案してくれたんだな。じゃあ、見直しするか。」

となりますが、こういうお客様は保険会社から見るとカモです。

まだカモられていきますか?1000万円以上損しますよ。
08年11月06日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
大和生命破綻 投資依存の株下落が直撃

保険本業の弱い足腰

 中堅生命保険会社の大和(やまと)生命保険が10日、経営破綻(はたん)に追い込まれ、米国発の金融危機が日本にも波及した形となった。大和生命は、損失が生じるリスクが高い代わりに高利回りが期待できる金融商品に資金を投入する経営方針を貫き、市況が好調な際には業績を上げてきた。しかし、その手法があだとなり、国際金融市場の荒波に足をすくわれた。(山田滋)

 10日午前、都内で記者会見した中園武雄社長は「世界規模の資産価値下落の影響が想定を超え、対応することができなかった」と釈明した。同社は11日以降、全国6か所で債権者集会を開き、3連休中も契約者からの電話での問い合わせに対応する。

 大和生命は、2008年3月期決算では6億円の税引き後利益を確保した。その際には、資産の運用利回りが契約者に約束した利回り(予定利率)を下回る「逆ざや」も発生せず、財務に大きな問題はないと説明していた。


 ただ、生保各社が開示した08年4〜6月期決算を公表しないなど、経営の透明性は低く、業界内では経営危機がささやかれていた。

 破綻を招いた最大の理由は、業界でも特異な資金の運用方法だ。

 高い運用利回りを確保するため、外貨建ての証券化商品や不動産投資信託(REIT)など、価格の変動が激しい金融商品に多額の資金を投資していた。

 大手に比べて営業力が弱く、保険料収入に占める販売コストなど事業費の比率が2倍も高いことが、高リスク商品での運用に走った理由だ。

 こうした商品の保有有価証券全体に占める割合は42・2%に達し、大手生保9社平均(24・9%)をはるかに上回る。市況が好調なときは運用利回りが他社を2倍以上も上回る反面、07年にサブプライムローン問題が表面化した後は、相場悪化の影響をもろに受けた。

 今年4月以降、投資ファンドなどに支援を求めたものの、金融市場の混乱で急速に信用力が低下し、交渉は暗礁に乗り上げていた。

 1日に大和生命の格付けを引き下げた格付投資情報センターの植村信保チーフアナリストは、「国内生保は、相次いだ破綻の教訓から内部留保を増やすなど耐久力を強めている。大和生命は規模が小さく、収益の効率も見劣りしていた」と指摘する。

 大和生命は今後、受け皿となるスポンサーを探す。しかし、経営難に陥った米保険最大手AIGが、傘下のアリコジャパンなど国内3生保の売却方針を表明するなど、保険業界の再編が始まりつつある中、単独での生き残りは厳しいとの見方もある。

 金融市場の混乱が収まらない現状では、投資ファンドなども積極的に支援に乗り出しにくく、再建は難航しそうだ。

(2008年10月14日 読売新聞)

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最近、多忙でなかなかブログ更新できずすみません。

別に今の金融危機でお客さまに損害を与えていて、お詫びに走っているわけではありませんが、だいぶ本当の総合的FPが認知されてきたのか、相談依頼が多くなりました。

大和生命が破綻して、久々の保険業界への注目が高まりました。

行政やマスコミはなんの目的か、あまり取り上げない(大和生命は特別だ。他の保険会社は問題ないとの見解)のですが、この金融危機でほとんどの保険会社がダメージを受けたのは事実。

投資目的の保険商品を持っている方は、そのまま持つべきか解約すべきかきちんと検討されたほうがよいですね。
08年10月14日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
こんにちは。

くらしとお金のセカンドオピニオンの総合的ファイナンシャルプランナー西村和敏in宮城・仙台です。

無料の保険見直しをおこなう会社などが増えてきました。

そういうところは共済などの商品は選択肢に入っていないということは申し上げました。

さらに注意すべきは、不動産や金融投資商品のことも選択肢に入っていません。

資産運用的な話になれば、変額保険、個人年金保険しか提案できません。

保険の勉強ばかりで不動産まで勉強できないからです。

一般の方でも多いのが、

個人年金保険に加入していて、住宅ローンを抱えている理解に苦しむ方。

個人年金保険の利回りを計算すると年1%〜よくても2%。一方返済している住宅ローンは年3%〜4%。

個人年金保険を払っている分住宅ローンの返済にあてればいいのに。

※所得控除、団体定期の保険料や住宅ローン控除への影響はわずかにありますが。年利2%の差の前では問題になりません。

なぜ個人年金保険に加入したのか聞くと

「保険会社の人に得だからと勧められたから。」

とのこと。住宅ローンのことは全く考えていなかったし、保険会社の人も聞こうとしなかったようです。

保険の相談だから保険だけという理屈も言われますが、保険に入る人は保険に入りたいわけではありません。安心した人生設計のためにまさに「保険」のために保険に加入します。

そこを取り違えないことが大切です。
08年10月10日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
こんにちは。

お金とくらしのセカンドオピニオンの総合的ファイナンシャルプランナー西村和敏in宮城・仙台です。


最近フリーペーパーなどで

無料で保険の相談をおこなっていることをPRしている会社が増えました。

「数十社の保険商品の中からあなたにピッタリの保険を無料で設計します。」

といった感じです。

でも、その数十社の保険の中には県民共済・JA共済・全労災・COOP共済・企業の団体保険は入っていません。

基本的に保険代理店・保険会社として活動しているのですから当然です。そんな共済を薦めても一円の売上にもなりませんから。

共済などを選択の対象から外した設計をする無料相談会ととるのか、1万円程度の相談料を払ってでも、公正で相談者の味方の保険設計を提案してくれるファイナンシャルプランナーに依頼するのとどちらが本当にトクなのか。

同じ保障で月1000円保険料が安ければ1年しない内に1万円浮きます。保険は30年くらいかけ続けるものです。

目先の

「無料」

にとらわれて相談するところを間違えて、結果36万円(利息も入れると100万円近くにも)損することになりかねないことを正しく知っていただきたいです。
08年10月09日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
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