10年03月15日
本日発売の週刊ダイヤモンド
今年も週刊ダイヤモンドの保険特集について声がかかり、意見を寄せさせていただきました。
自分が入りたい保険、入りたくない保険という特集部分があり、昨年につづいてインターネット通販系の生保が上位に入っていました。
確かに保険料が安くみえる。30代男性(タバコを吸う方)が60歳くらいまで入る場合は安いことが多いのですが、これには注意が必要です。
40歳を過ぎた方や、65歳を過ぎた時期の保障を必要とする場合は通販系のほうが高くなることがあります。
自分が本当に必要な時期に必要な保障を得るように設計すると通販系のほうが高くなることがあるので注意してください。
また、ネット通販だとネット上で自分で見積もりを作ります。必要事項を書き入れれば自動的に計算してくれるのですが、勝手に自分が希望しない内容に変えられてしまうことがあります。
こんな例があります。
まず自分が加入している保険が4000万円の保障が65歳まで続いていたとします。
これをある通販系保険会社のネットで見積もりをするときは次のような流れになります。
最初に今の年齢を入れます(仮に40歳)。
次に保障額を入れます(仮に4000万円)。
最後に期間(仮に65歳)。
を入力します。
これで保険料が自動計算されてきます。その結果
「今のものより保険料が3000円も安い!!」
となり、見直そうという風になります。
しかし、よくみてみると、いつのまにか保障額が3000万円に自動的に減額されて計算されているのです。(実際は、もう少し複雑な保険商品の場合なのですが、わかりやすい例にして表示しました。)
これは、保険会社で設定している上限金額に達してしまったためです。(年齢や期間に応じて保障の上限設定があります。)
エラー表示でも出ればいいのに、勝手に保障額を下げられてしまっているのでよく注意しないと保険料が安くなるどころか、むしろ高くなってしまっています。
しかも、必要保障額が足りなくなるという事態に。
こういったところはプロの目でみないといけません。
プロであれば、「え!この保障でこんなに安いはずはない」とすぐに気づきます。
自分が入りたい保険、入りたくない保険という特集部分があり、昨年につづいてインターネット通販系の生保が上位に入っていました。
確かに保険料が安くみえる。30代男性(タバコを吸う方)が60歳くらいまで入る場合は安いことが多いのですが、これには注意が必要です。
40歳を過ぎた方や、65歳を過ぎた時期の保障を必要とする場合は通販系のほうが高くなることがあります。
自分が本当に必要な時期に必要な保障を得るように設計すると通販系のほうが高くなることがあるので注意してください。
また、ネット通販だとネット上で自分で見積もりを作ります。必要事項を書き入れれば自動的に計算してくれるのですが、勝手に自分が希望しない内容に変えられてしまうことがあります。
こんな例があります。
まず自分が加入している保険が4000万円の保障が65歳まで続いていたとします。
これをある通販系保険会社のネットで見積もりをするときは次のような流れになります。
最初に今の年齢を入れます(仮に40歳)。
次に保障額を入れます(仮に4000万円)。
最後に期間(仮に65歳)。
を入力します。
これで保険料が自動計算されてきます。その結果
「今のものより保険料が3000円も安い!!」
となり、見直そうという風になります。
しかし、よくみてみると、いつのまにか保障額が3000万円に自動的に減額されて計算されているのです。(実際は、もう少し複雑な保険商品の場合なのですが、わかりやすい例にして表示しました。)
これは、保険会社で設定している上限金額に達してしまったためです。(年齢や期間に応じて保障の上限設定があります。)
エラー表示でも出ればいいのに、勝手に保障額を下げられてしまっているのでよく注意しないと保険料が安くなるどころか、むしろ高くなってしまっています。
しかも、必要保障額が足りなくなるという事態に。
こういったところはプロの目でみないといけません。
プロであれば、「え!この保障でこんなに安いはずはない」とすぐに気づきます。
10年02月18日
安い保険も喜んで提案します。
私は保険代理店も少しやっています。
保険の提案の中に、月700円とかの安い保険料の商品がよくあるからです。
本当に相談者のためを考えると、グループ保険やこのような最低限の保障の保険での設計になります。それでも本当に万一のときにはあって良かったと思えます。
あまり一般的に保険会社・保険代理店が売りたがらない商品となっています。
保険商品を販売して生計を立てている保険代理店はお客様の払う保険料から手数料が支払われます。
つまり代理店手数料が20%だとすると月保険料700円の商品を販売して入る代理店手数料は140円です。
はっきり言って書類の郵送代や交通費にもなりません。人件費など考えたら完全に赤字です。
これではやっていけないので、多くの代理店は家族で保険料が月3万円くらいになるまで本当に必要かどうかわからない保険設計をしてきます。
(私が設計すれば家族で1万円くらいにできることもザラです。)
私が考える月700円程度の保険は代理店にとって赤字ですのでやってくれません。でも役に立つので相談者には提案したい。そのため私は保険代理店もやっています。
※保険代理店としては赤字ですが。
保険の提案の中に、月700円とかの安い保険料の商品がよくあるからです。
本当に相談者のためを考えると、グループ保険やこのような最低限の保障の保険での設計になります。それでも本当に万一のときにはあって良かったと思えます。
あまり一般的に保険会社・保険代理店が売りたがらない商品となっています。
保険商品を販売して生計を立てている保険代理店はお客様の払う保険料から手数料が支払われます。
つまり代理店手数料が20%だとすると月保険料700円の商品を販売して入る代理店手数料は140円です。
はっきり言って書類の郵送代や交通費にもなりません。人件費など考えたら完全に赤字です。
これではやっていけないので、多くの代理店は家族で保険料が月3万円くらいになるまで本当に必要かどうかわからない保険設計をしてきます。
(私が設計すれば家族で1万円くらいにできることもザラです。)
私が考える月700円程度の保険は代理店にとって赤字ですのでやってくれません。でも役に立つので相談者には提案したい。そのため私は保険代理店もやっています。
※保険代理店としては赤字ですが。
09年12月20日
保険はそんなに見直さない
最近、前にもましてインターネット上での保険見直しサイトの宣伝が目立ちます。
しかし、基本は保険代理店ということをご注意ください。
なんどもブログで取り上げているので、要点だけ。
某サイト
一つの保険会社に偏らないで中立です。
↓
私総合的FPの指摘
こういう保険代理店は共済やグループ保険は提案には含まれないため、大幅な保険料の節約にならない。
某サイト
生涯の医療保険入院日額は1万円以上必要です。
↓
私総合的FPの指摘
きちんと生涯払う保険料を計算してみましょう。本当に入院しやすくなる50年後に250日以上も入院できる時代が来ていますか?
某サイト
保険は定期的に見直しましょう
↓
保険は見直しのたびに保険代理店や保険会社に払う手数料が発生します。
それに、頻繁な見直しで疾病の告知漏れで不払いに合う可能性を高くします。
しかし、基本は保険代理店ということをご注意ください。
なんどもブログで取り上げているので、要点だけ。
某サイト
一つの保険会社に偏らないで中立です。
↓
私総合的FPの指摘
こういう保険代理店は共済やグループ保険は提案には含まれないため、大幅な保険料の節約にならない。
某サイト
生涯の医療保険入院日額は1万円以上必要です。
↓
私総合的FPの指摘
きちんと生涯払う保険料を計算してみましょう。本当に入院しやすくなる50年後に250日以上も入院できる時代が来ていますか?
某サイト
保険は定期的に見直しましょう
↓
保険は見直しのたびに保険代理店や保険会社に払う手数料が発生します。
それに、頻繁な見直しで疾病の告知漏れで不払いに合う可能性を高くします。
09年11月23日
保険屋で保険に入るといざという時に・・・
先日のご相談です。
突然ご主人を亡くされました。
今後の生活のために保険金の請求を保険会社におこない保険金が振り込まれました。
悲しみから立ち直る時間もたたないうちに、保険屋から電話が。
『このたびは残念なことでした。つきましては今後の生活についてお話をさせていただきたいのですが。』
と。
会ってみれば、支払われた保険金の運用商品のセールスでした。今後のためには少しでも増えるようにした方がいいとの話。
まだ四十九日も経っていないのに・・・。
最近は銀行が保険や金融商品を販売して手数料を得ることをはじめました。
銀行は、顧客の口座に大金(不動産を売ったり、保険金が入ったり)が入るとすぐに支店長が挨拶に来ます。
(この預金情報を元に営業するのは個人情報保護法違反にならないのか疑問ですが。)
かつては、保険金の支払いは保険会社しか知りえなかったのですが、その情報を知ることができる銀行が保険商品などの販売を始めたために、銀行に先を越されまいと急いで営業にくるようです。(昔からそうだったかもしれませんが)
悲しみに暮れる遺族に対してカネカネカネの話をそんな早急にするなんて・・・。
遺族年金や今後の収入や支出のことを計算したところ別にこの方はすぐに保険金を運用する必要はありませんでしたので、色々と営業を断るための有効なセリフなどをお教えしてアドバイスしましたが、そもそも本当にお客さまのためを思っていたら四十九日にも終わらないうちに営業をするのか。
人の死、遺族の悲しみよりも営業成績が大事なのかと思うようなことです。
保険屋(保険を販売しないと生計を立てられないもの)で保険に加入するとこのようなこともあるかもしれないということを知っておきましょう。
突然ご主人を亡くされました。
今後の生活のために保険金の請求を保険会社におこない保険金が振り込まれました。
悲しみから立ち直る時間もたたないうちに、保険屋から電話が。
『このたびは残念なことでした。つきましては今後の生活についてお話をさせていただきたいのですが。』
と。
会ってみれば、支払われた保険金の運用商品のセールスでした。今後のためには少しでも増えるようにした方がいいとの話。
まだ四十九日も経っていないのに・・・。
最近は銀行が保険や金融商品を販売して手数料を得ることをはじめました。
銀行は、顧客の口座に大金(不動産を売ったり、保険金が入ったり)が入るとすぐに支店長が挨拶に来ます。
(この預金情報を元に営業するのは個人情報保護法違反にならないのか疑問ですが。)
かつては、保険金の支払いは保険会社しか知りえなかったのですが、その情報を知ることができる銀行が保険商品などの販売を始めたために、銀行に先を越されまいと急いで営業にくるようです。(昔からそうだったかもしれませんが)
悲しみに暮れる遺族に対してカネカネカネの話をそんな早急にするなんて・・・。
遺族年金や今後の収入や支出のことを計算したところ別にこの方はすぐに保険金を運用する必要はありませんでしたので、色々と営業を断るための有効なセリフなどをお教えしてアドバイスしましたが、そもそも本当にお客さまのためを思っていたら四十九日にも終わらないうちに営業をするのか。
人の死、遺族の悲しみよりも営業成績が大事なのかと思うようなことです。
保険屋(保険を販売しないと生計を立てられないもの)で保険に加入するとこのようなこともあるかもしれないということを知っておきましょう。
09年06月25日
女性向けマネーセミナー
最近、女性向けのマネーセミナーの広告をよくみます。
「お金や金融に関する基礎知識を教えます。」
「商品販売目的ではありません。」
というキャッチコピーでやっているようです。
確かにFP3級レベルの基礎知識の勉強になるかもしれませんが、セミナーの結論は
投資はプロに一般人はかなわない。
↓
ひとつの籠にタマゴを盛るな
↓
長期で考えよう
↓
投資信託もありだが・・・。
↓
複利効果を最大限にいかすには税効果が高いもの
↓
変額保険(年金保険)がいい。
ということです。(今はわかりませんが、かつてはそういう話でした。)
変額保険や老後資金のための終身保険はいったん加入してしまうと見直しが大変しづらいので、ライフプランを立てずに加入すると途中解約で大損することがよくあります。
「保険料負担が苦しいので見直しをしたい。」
という相談はこの手の契約をしてしまった方からが多いです。
また、このセミナーは7年前くらいからやっています。1年以上前にこのセミナーを受講して変額保険に加入した方は今どうなっているか・・・。
100年に1度の不況といわれる状態ですから、大幅な元本割れの状態でしょう。
老後資金ですから、まだまだ時間はあります。その間に持ち直す可能性はありますが。
受講者からは「セミナーのせいで損している」との不満の芽が出るのは避けられないでしょう。
私のセミナーでは常々言っています。
「老後資金のための投資は金融投資などの商品だけではありません。きちんとライフプランを作成して、資金管理をして有利なマイホームや住宅ローンや保険を選べる状態にしておくことが、老後の資金を何百万円も多くすることにつながります。」
安易に老後資金を保険にしないでください。
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「お金や金融に関する基礎知識を教えます。」
「商品販売目的ではありません。」
というキャッチコピーでやっているようです。
確かにFP3級レベルの基礎知識の勉強になるかもしれませんが、セミナーの結論は
投資はプロに一般人はかなわない。
↓
ひとつの籠にタマゴを盛るな
↓
長期で考えよう
↓
投資信託もありだが・・・。
↓
複利効果を最大限にいかすには税効果が高いもの
↓
変額保険(年金保険)がいい。
ということです。(今はわかりませんが、かつてはそういう話でした。)
変額保険や老後資金のための終身保険はいったん加入してしまうと見直しが大変しづらいので、ライフプランを立てずに加入すると途中解約で大損することがよくあります。
「保険料負担が苦しいので見直しをしたい。」
という相談はこの手の契約をしてしまった方からが多いです。
また、このセミナーは7年前くらいからやっています。1年以上前にこのセミナーを受講して変額保険に加入した方は今どうなっているか・・・。
100年に1度の不況といわれる状態ですから、大幅な元本割れの状態でしょう。
老後資金ですから、まだまだ時間はあります。その間に持ち直す可能性はありますが。
受講者からは「セミナーのせいで損している」との不満の芽が出るのは避けられないでしょう。
私のセミナーでは常々言っています。
「老後資金のための投資は金融投資などの商品だけではありません。きちんとライフプランを作成して、資金管理をして有利なマイホームや住宅ローンや保険を選べる状態にしておくことが、老後の資金を何百万円も多くすることにつながります。」
安易に老後資金を保険にしないでください。