09年05月14日
来店型保険代理店のワンパターン
昨年河北新報で取材を受けた際の特集は
『来店型の保険販売人気』ということで、最近の保険販売の変化についてでした。
その中で、私は『基本的に代理店では手数料で営業しています。共済や会社で加入できるグループ保険を提案されません。』
とコメントしました。
最近はこのような来店型保険代理店で保険の見直しをして契約までした方が半年から1年くらい経って相談にいらっしゃることが多いです。
そこで感じることは、店舗名が違っても提案する内容は同じ。
本来相談者の本当のニーズに合わせていろんなパターンがあるはずなのですが、ほとんどが次のような組み合わせです。(20代〜40代の家族のいる男性)
●500万円の積立利率変動型終身保険(または変額終身保険)
セールストーク・・・・老後資金の積立と葬式代を兼ねられます。
●契約時3000万円〜1億円くらいで60歳くらいまでに減額する死亡保険金の収入保障保険(または逓減定期保険)
セールストーク・・・・子どもの成長とともに必要な保障は減ります。このようにすると保険料が節約できます。
●日額1万円(予算によっては5000円)の終身医療保険
セールストーク・・・・このくらいの医療保障は必要ですよ。
●これに、予算がある方はガン保険(ガン特約)や個人年金がプラスされます。
来店型保険代理店で契約された方に伺いたいところです。
このようなプランではなかったですか?そんな方はぜひ私にご相談ください。本当にあっているのかわかります。
確かにこのようなプランになるケースもありますが、私の経験上10人いて2人くらいです。
それに同じプランであってももっと良い設計ができるのにそれをしていないことも。
しかも、提案している保険会社や商品も『おや?』
と思うところが。
それらの理由を突き詰めていけば、やはり基本は保険代理店です。手数料収入で経営していますので、一人のお客様からいかに高い手数料収入を得るようにしているかが感じられます。そのカラクリを相談者は知っているのか・・・・。
※実際に窓口で対応している方(バイトさん)はそんなつもりは無いかもしれませんが。
『来店型の保険販売人気』ということで、最近の保険販売の変化についてでした。
その中で、私は『基本的に代理店では手数料で営業しています。共済や会社で加入できるグループ保険を提案されません。』
とコメントしました。
最近はこのような来店型保険代理店で保険の見直しをして契約までした方が半年から1年くらい経って相談にいらっしゃることが多いです。
そこで感じることは、店舗名が違っても提案する内容は同じ。
本来相談者の本当のニーズに合わせていろんなパターンがあるはずなのですが、ほとんどが次のような組み合わせです。(20代〜40代の家族のいる男性)
●500万円の積立利率変動型終身保険(または変額終身保険)
セールストーク・・・・老後資金の積立と葬式代を兼ねられます。
●契約時3000万円〜1億円くらいで60歳くらいまでに減額する死亡保険金の収入保障保険(または逓減定期保険)
セールストーク・・・・子どもの成長とともに必要な保障は減ります。このようにすると保険料が節約できます。
●日額1万円(予算によっては5000円)の終身医療保険
セールストーク・・・・このくらいの医療保障は必要ですよ。
●これに、予算がある方はガン保険(ガン特約)や個人年金がプラスされます。
来店型保険代理店で契約された方に伺いたいところです。
このようなプランではなかったですか?そんな方はぜひ私にご相談ください。本当にあっているのかわかります。
確かにこのようなプランになるケースもありますが、私の経験上10人いて2人くらいです。
それに同じプランであってももっと良い設計ができるのにそれをしていないことも。
しかも、提案している保険会社や商品も『おや?』
と思うところが。
それらの理由を突き詰めていけば、やはり基本は保険代理店です。手数料収入で経営していますので、一人のお客様からいかに高い手数料収入を得るようにしているかが感じられます。そのカラクリを相談者は知っているのか・・・・。
※実際に窓口で対応している方(バイトさん)はそんなつもりは無いかもしれませんが。
09年05月13日
子ども保険は鬼門
毎日、数多くの保険相談などに応じています。
死亡保険、医療保険などは高確率でよいアドバイス、よい見直しができています。
しかし、やっかいなのが『子ども保険』。
これは、いったん加入してしまうとわずか1・2年でも数十万円を支払ってしまっています。
元本割れする子ども保険、元本割れしないにしてもきちんと計算すれば貯金と変わらない程度の子ども保険に加入してしまってあとで
『しまった!』
と思って解約しても払った保険料の大部分は戻ってきません。
そのため、非常に見直し提案がしにくいのです。
30年とか期間の長い貯蓄性保険であれば、それでも解約した方がいいケースが多いのですが子ども保険は残り10数年というケースなので、見直し効果低いので、心苦しいですが、塩漬けにするしかないということになります。
今、子ども保険に加入しようとしている方!絶対にやめてください。
私の小冊子を読む、しょっちゅう開催している講座を聞いてからでも遅くありません!!
死亡保険、医療保険などは高確率でよいアドバイス、よい見直しができています。
しかし、やっかいなのが『子ども保険』。
これは、いったん加入してしまうとわずか1・2年でも数十万円を支払ってしまっています。
元本割れする子ども保険、元本割れしないにしてもきちんと計算すれば貯金と変わらない程度の子ども保険に加入してしまってあとで
『しまった!』
と思って解約しても払った保険料の大部分は戻ってきません。
そのため、非常に見直し提案がしにくいのです。
30年とか期間の長い貯蓄性保険であれば、それでも解約した方がいいケースが多いのですが子ども保険は残り10数年というケースなので、見直し効果低いので、心苦しいですが、塩漬けにするしかないということになります。
今、子ども保険に加入しようとしている方!絶対にやめてください。
私の小冊子を読む、しょっちゅう開催している講座を聞いてからでも遅くありません!!
09年04月30日
生命保険を見直しても家は建たない
昨日に引き続きおかしな住宅ローンセミナー広告についてです。
「生命保険を見直せば家が建つ。」
この根拠もよくわかりません。
家を買って、生命保険が得するケースには団体信用生命保険が住宅ローンに付属(民間金融機関の場合は保険料は金利に含まれる)してくるので、その分の保険料が節約できる。
そのため、家を買える。という理論がまず考えられます。
しかし、30歳男性が35年間、当初3000万円相当の死亡保険金がだんだん減っていくタイプの生命保険の保険料は月4500円くらいです。これでは家は建ちません。
あとは確かに多くの家庭は月3万円くらいの保険料を払っていますが、私の基準で見直してもせいぜい月1万円くらい減額になるくらいです。(きちんと意味のある保険に見直した場合。)
生命保険はまったくいらない!という理論をとる場合もありますが、その場合でもその保険料分は貯蓄をしないといけませんので、家の費用には回せません。
月5万円以上の本当の意味で無駄な保険(保険会社に有利な掛け捨てばかり)に加入している人の場合は確かに家は建つかもしれませんが、そいういった方はほとんどいません。
おそらく、そのセミナーは具体例を挙げれば
「生命保険を見直せば月3万円くらい節約できる。今の家賃が7万円なら、月3万円をプラスすれば月10万円住宅ローンに払える。すると家が建つ!」
という理論なのでしょう。
ライフプランを無視して保険料を全部家のお金に回す理論は売り手の工務店等の理論ですので、真実なのかごまかしなのか見極めなければいけません。
「生命保険を見直せば家が建つ。」
この根拠もよくわかりません。
家を買って、生命保険が得するケースには団体信用生命保険が住宅ローンに付属(民間金融機関の場合は保険料は金利に含まれる)してくるので、その分の保険料が節約できる。
そのため、家を買える。という理論がまず考えられます。
しかし、30歳男性が35年間、当初3000万円相当の死亡保険金がだんだん減っていくタイプの生命保険の保険料は月4500円くらいです。これでは家は建ちません。
あとは確かに多くの家庭は月3万円くらいの保険料を払っていますが、私の基準で見直してもせいぜい月1万円くらい減額になるくらいです。(きちんと意味のある保険に見直した場合。)
生命保険はまったくいらない!という理論をとる場合もありますが、その場合でもその保険料分は貯蓄をしないといけませんので、家の費用には回せません。
月5万円以上の本当の意味で無駄な保険(保険会社に有利な掛け捨てばかり)に加入している人の場合は確かに家は建つかもしれませんが、そいういった方はほとんどいません。
おそらく、そのセミナーは具体例を挙げれば
「生命保険を見直せば月3万円くらい節約できる。今の家賃が7万円なら、月3万円をプラスすれば月10万円住宅ローンに払える。すると家が建つ!」
という理論なのでしょう。
ライフプランを無視して保険料を全部家のお金に回す理論は売り手の工務店等の理論ですので、真実なのかごまかしなのか見極めなければいけません。
09年04月13日
生命保険の不思議な実態
生命保険の見直し業務をしていてどうも気になるところがあります。
それは、世の中の保険代理店はきちんと被保険者に健康の告知をさせているのか・・・・。
私のところには、毎月多くの保険見直し相談者がいらっしゃいます。
今の保険がムダが多いので保険の見直しで他の保険に加入しようとすると、半数近くの方がなんらかの告知事項に該当し、保険会社から、引き受け不可や、部位不担保、割り増し保険料がついたりします。
また、保険証券を見ると告知内容は無しになっているのに、私が相談者にヒアリングするとその保険の契約時に既往症について告知をしたけど加入できたとおしゃいます。
私のところ保険代理店業で成り立っているわけではないので、告知内容が悪くて保険契約が成立しなくても問題ないのですが、保険代理店にとっては、死活問題です。。。どうやっているのか・・・・。若くて健康な人だけをターゲットにしているのでしょうか・・・。
不払い問題で騒がれた保険業界ですが、告知義務違反を推奨する保険代理店やセールスがいまだに横行しているような気がしてなりません。
もしも告知義務違反を推奨してそれでいて、いざ保険金を支払う段階になって告知義務違反で払えませんでは本人も遺族も納得できませんよ。
それは、世の中の保険代理店はきちんと被保険者に健康の告知をさせているのか・・・・。
私のところには、毎月多くの保険見直し相談者がいらっしゃいます。
今の保険がムダが多いので保険の見直しで他の保険に加入しようとすると、半数近くの方がなんらかの告知事項に該当し、保険会社から、引き受け不可や、部位不担保、割り増し保険料がついたりします。
また、保険証券を見ると告知内容は無しになっているのに、私が相談者にヒアリングするとその保険の契約時に既往症について告知をしたけど加入できたとおしゃいます。
私のところ保険代理店業で成り立っているわけではないので、告知内容が悪くて保険契約が成立しなくても問題ないのですが、保険代理店にとっては、死活問題です。。。どうやっているのか・・・・。若くて健康な人だけをターゲットにしているのでしょうか・・・。
不払い問題で騒がれた保険業界ですが、告知義務違反を推奨する保険代理店やセールスがいまだに横行しているような気がしてなりません。
もしも告知義務違反を推奨してそれでいて、いざ保険金を支払う段階になって告知義務違反で払えませんでは本人も遺族も納得できませんよ。
09年03月12日
保険営業あるあるネタ2
今回も保険営業の迷言・珍言から
乗り合い代理店の女性プランナー。
『どの代理店も医療保険は売りやすいからゴリ押ししてくる。』
本当にそうです。保険の●●とかに相談に行って、私のところへ相談に来る方が提案されたもの見ると、これでもか!というくらい医療保険が手厚い設計になっています。
なんども書いていますが、今の医療保険はほとんどが意味がありません。
生涯で2〜300日くらい入院してやっと払った保険料分の保険金が受け取れるものがほとんどです。
また、『どの店に行っても勧められるのは同じ商品ですよ。』
も納得。少なくとも私のところに相談にくれば、医療保険は必要ないといったり、グループ保険や共済でカバーすることを勧めたりしますので、同じ商品を勧めるようなことはありません。
ただ、確かに似たようなショッピングセンター内にあるような代理店はどこも同じような設計(商品は違いますが)をしてきます。
最近は私は相談者の契約している保険商品を見ただけで『保険の●●で契約しましたね。』というのもわかるようになってきました(笑)。
お客様に合わせてベストの組み合わせを提供すると言っているのに、どんなお客様もほとんど同じ保険設計になっているのは、びっくりとがっかりします。
きちん設計すれば夫婦の年齢・子どもの年齢・親の年齢・公的年金や死亡退職金の有無などで一人一人違う条件なので、変わってくるはずなのですが・・・。
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乗り合い代理店の女性プランナー。
『どの代理店も医療保険は売りやすいからゴリ押ししてくる。』
本当にそうです。保険の●●とかに相談に行って、私のところへ相談に来る方が提案されたもの見ると、これでもか!というくらい医療保険が手厚い設計になっています。
なんども書いていますが、今の医療保険はほとんどが意味がありません。
生涯で2〜300日くらい入院してやっと払った保険料分の保険金が受け取れるものがほとんどです。
また、『どの店に行っても勧められるのは同じ商品ですよ。』
も納得。少なくとも私のところに相談にくれば、医療保険は必要ないといったり、グループ保険や共済でカバーすることを勧めたりしますので、同じ商品を勧めるようなことはありません。
ただ、確かに似たようなショッピングセンター内にあるような代理店はどこも同じような設計(商品は違いますが)をしてきます。
最近は私は相談者の契約している保険商品を見ただけで『保険の●●で契約しましたね。』というのもわかるようになってきました(笑)。
お客様に合わせてベストの組み合わせを提供すると言っているのに、どんなお客様もほとんど同じ保険設計になっているのは、びっくりとがっかりします。
きちん設計すれば夫婦の年齢・子どもの年齢・親の年齢・公的年金や死亡退職金の有無などで一人一人違う条件なので、変わってくるはずなのですが・・・。