マイホーム購入に関するトラブル相談が多く寄せれます。

その多くは、業者が悪いところについて契約日まで言わないこと。

契約日当日になって、
「実は広告の内容が間違っていた。」
となる。

売主の予定などとあわせてやっとセッティングした契約日、納得いかなくても他のみなさんに迷惑をかけないように、しぶしぶサイン。

でも後になってからやっぱり納得いかないとなります。

契約日に言うならまだましで、コッソリ契約書だけ記載を変えてしまうことも。

マイホーム業者はとにかく契約を成立させなければ一円の売上も利益にもなりません。

契約が成立にならなければ、それまで動いた苦労も水の泡。

そのため、どうしても無理にでも契約を成立させようとなってしまいます。

購入者が契約をやめるかもしれない物件の悪いところは気づいていてもなるべく言わないようにします。

そのため不動産業者=悪徳のイメージがつきますね。

不動産購入者が安心して購入できるような制度(購入者の味方の専門家登録。仲介業務をするプロを不動産業者以外に設定など)ができればと思います。

詳細の内容は書きませんが、今の業界の慣習や仲介料の制度のままでは、購入者は救われません。

購入者のことを第一に考える人に納得して購入者が報酬を払う制度になって欲しいものです。


最近大雨による水害の被害が多いように思います。

水害で命を落とされる人、避難生活をよぎなくされる人。床下浸水、床上浸水による後片付けなどに追われる人。

のご苦労、ご心労察するに余りあります。

ふと思い出したことがあります。

ある、ハンディのある家族のマイホームについてのアドバイスをしたときのことです。

ご家族としてはご主人の職場に近い海のそばを希望していたのですが、予算やハンディのある家族にとってうまく合う物件がなく、山の方の土地にマイホームを建てるように勧めました。

海沿いを避けるようにアドバイスをした理由には予算のほか、地盤改良費が高くつく可能性があることと、他に万一水害が発生した際にハンディのある家族を連れて避難するのは大変、避難先での生活も大変だということがありました。

多くの方は今回の大雨の被害があるまで、それほど水害について恐ろしさを感じていなかったと思います。

しかし、水害は起こりうるし、被害は甚大です。

しかもハンディを持った家族がいた場合は少しの遅れで取り返しが付かないことや、苦しい避難所生活を送ることによるストレス、床上浸水した自宅を直すための経済的、人的な負担も甚大です。

やはり、その方その方によって適切なマイホーム、立地は違います。きちんと相談者のことを思って土地を提案できることをうれしく思います。
(売ってしまえばそれっきり、手元の物件ですぐに決めようとします悪質不動産業者もいますが・・・。)

ハンディの家族のいる家庭に山の方の土地を提案し、受け入れられて本当に良かったです。
昨日に続いて、マイホームの契約後の相談では大損している例です。

住宅ローン減税の延長が叫ばれていますがまだ未定です。

とりあえず年内居住できるのであれば、そのほうが安心でしょう。

その住宅ローン減税を受けられないような契約内容になっている契約をみます。

確かに減税を受けるためには少し契約の形を変える面倒さはありますが、その手間を業者に惜しまれたで最大160万円の減税を受けられない事態に。

工務店・建築士はそれを知っているのか知らないのか・・・・。もっとお金について勉強していただきたいものです。

また、マイホーム購入予定者は最初に信頼できる第三者に相談して欲しいものです。

08年09月01日

やはり事前相談を

マイホームに関して相談は多いのですが、どうしても住宅ローンの相談になります。

その相談のタイミングは、ほとんどがマイホームの契約をしてから。

住宅ローンの相談に関しては、物件の金額なども重要ポイントなので、それらの書類をよく見ます。

先日の相談者も契約後でした。

建築確認の申請書類や見積もり書、各種仕様などを拝見しましたが、

「この仕様と大きさでこの値段?1000万円くらい高いんじゃないか?」

と思うような内容でした。

すでに契約済みですので事を荒立てることは避けたいので、相談者に伝えませんが、

心の中では

「もっと早く、マイホームを考え出したときに相談してくれれば1000万円得したかもしれないな・・・。」

と思っています。

これからマイホームを考えている方は、早め早めに相談ください。
最近の大型マンション業者の倒産(民事再生含む)で増えている相談が、

『倒産した業者と契約しているが、マンションの耐震や今後のアフターフォローが心配なので解約したいが、手付金は戻るでしょうか。』

このようなものです。

戻るかどうかの説明はおいておいても。

やはり倒産した業者のマンションは買いたくないというのが消費者の本音。

しかし、まさかそれが現実に自分の契約したマンションに起こるとは夢に思っていない。

本気で考えていればマンション業者の経営状況を手間やお金をかけてでも調べてください。

4000万円のマンションの手付金が一割だとしたら400万円。

それが一瞬で、無くなってしまうかもしれないのですから。
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