08年12月12日
続 マンション業者の言いなりの住宅ローン
昨日書いた先日の新築マンション購入予定者の住宅ローンについてです。
購入者のAさんから
「マンションの担当者の言っていることがわからないので、西村さんからマンションの担当者に電話してどういう意味か聞いてもらえませんか?」
との依頼がありました。
マンション業者に限らず様々な業界では、消費者にわかりにくい説明をすることがよくあります。
業者にとっては当たり前の話でも、購入者にとっては初めての経験です。
そのあたりの消費者を意識していない業者がまだまだ多くあります。
(あえて、消費者にとって不利な内容であるのに、わけのわからない用語で説明する悪質な業者もいますし)
私はくらしとお金のセカンドオピニオンとしていますが、くらしとお金の通訳でもありますね。
さて、話しを戻しますが、マンション業者にAさんにどういう話をしたのか聞きました。マンション業者の担当者は
「ちゃんと説明しましたよ。」
と言っていましたが、Aさんには伝わっていなかった。
Aさんがきちんと理解しなければ説明したとはいえないと思うのですが、その辺のずれがありました。
そこで、先日の金利の話しになりました。
FP:
「そういえば、△△銀行は2%台の金利で○○銀行は6%台の金利だったんですね。△△銀行を提案した私のアドバイスが役に立って良かったです。そちらも早く成約の目途がついたでしょう。」
マンション業者:
「△△銀行の融資担当に当社から交渉したからですよ。当社はつきあいがありますし。」
との返答。
マンション業者が銀行とのつきあいがあるのは当たり前の話です。
そのつきあいがある銀行を最初にAさんに提案しなかったのはマンション業者です。
私が△△銀行を提案していなければ、6%の金利の○○銀行からしか審査のOKが出ていない状況です。
Aさんは購入を諦めたかもしれません。
あきらめずに6%台の金利で契約したかもしれませんが、将来Aさんが住宅ローン破綻する可能性が出てきます。
マンション業者としてのプライドがあるのか、
あくまで△△銀行で2%台の金利で通ったのは、自分の手柄だという態度。
マンション業者は銀行に口がきくならどうして○○銀行で6%だったのでしょうね。
別にマンション業者に手数料や恩着せするつもりは無いですけど、そういう態度をとられると気持ちよくないですね。こちらは善意で教えてあげたのに。
まあ、私の提案でAさんの利益になったからいいのですが。ますます業者不信になる事案でした。
今回のAさんは仕方ないですが、こういう態度をとるマンション業者はお客様に提案したくないですね。
後で言った言わない、もし欠陥があっても責任を認めないような問題が起こりそうな印象を受けました。
購入者のAさんから
「マンションの担当者の言っていることがわからないので、西村さんからマンションの担当者に電話してどういう意味か聞いてもらえませんか?」
との依頼がありました。
マンション業者に限らず様々な業界では、消費者にわかりにくい説明をすることがよくあります。
業者にとっては当たり前の話でも、購入者にとっては初めての経験です。
そのあたりの消費者を意識していない業者がまだまだ多くあります。
(あえて、消費者にとって不利な内容であるのに、わけのわからない用語で説明する悪質な業者もいますし)
私はくらしとお金のセカンドオピニオンとしていますが、くらしとお金の通訳でもありますね。
さて、話しを戻しますが、マンション業者にAさんにどういう話をしたのか聞きました。マンション業者の担当者は
「ちゃんと説明しましたよ。」
と言っていましたが、Aさんには伝わっていなかった。
Aさんがきちんと理解しなければ説明したとはいえないと思うのですが、その辺のずれがありました。
そこで、先日の金利の話しになりました。
FP:
「そういえば、△△銀行は2%台の金利で○○銀行は6%台の金利だったんですね。△△銀行を提案した私のアドバイスが役に立って良かったです。そちらも早く成約の目途がついたでしょう。」
マンション業者:
「△△銀行の融資担当に当社から交渉したからですよ。当社はつきあいがありますし。」
との返答。
マンション業者が銀行とのつきあいがあるのは当たり前の話です。
そのつきあいがある銀行を最初にAさんに提案しなかったのはマンション業者です。
私が△△銀行を提案していなければ、6%の金利の○○銀行からしか審査のOKが出ていない状況です。
Aさんは購入を諦めたかもしれません。
あきらめずに6%台の金利で契約したかもしれませんが、将来Aさんが住宅ローン破綻する可能性が出てきます。
マンション業者としてのプライドがあるのか、
あくまで△△銀行で2%台の金利で通ったのは、自分の手柄だという態度。
マンション業者は銀行に口がきくならどうして○○銀行で6%だったのでしょうね。
別にマンション業者に手数料や恩着せするつもりは無いですけど、そういう態度をとられると気持ちよくないですね。こちらは善意で教えてあげたのに。
まあ、私の提案でAさんの利益になったからいいのですが。ますます業者不信になる事案でした。
今回のAさんは仕方ないですが、こういう態度をとるマンション業者はお客様に提案したくないですね。
後で言った言わない、もし欠陥があっても責任を認めないような問題が起こりそうな印象を受けました。
08年12月09日
工務店主催の住宅ローン講座
お客様の情報で、ある工務店が主催の住宅ローン講座が開かれるのを知りました。
講師が明記されていないので、私が講師ではないかとの問い合わせでした。
今年の講師業は終了しましたので私ではありません。
普通、FPや銀行の方が講師をつとめる場合は明記しているのですが、そうでないということは誰が講師をするのか???
工務店の社長さんとかなのか???
まあ、どなたが講師をつとめていただいても正しい内容であれば問題ありません。
しかし、工務店主催ですから、当然受注につなげたい狙いはあります。マイホームの契約するかどうかは別問題です。
どうやら主催している工務店は私が調査したことがあるところです。
結果は×。借金が多すぎて債務超過。いつ倒産してもおかしくない。
建売の下請けなどもやっており、利益がとれない工務店で経営状況が悪くなったのでしょう。
※建売の下請けは発注者が力を持つので利益が少ない。なかには赤字の場合も。利益を確保するにはまともなやり方では難しいため。
しかし、借金が多いということは銀行からお金を多く借りる方法を知っているということかもしれませんので、住宅ローンのうまい借方は知っているかもしれません。
しかし、借りられるのと返せるのは別問題です。
くれぐれも間違えないように。
講師が明記されていないので、私が講師ではないかとの問い合わせでした。
今年の講師業は終了しましたので私ではありません。
普通、FPや銀行の方が講師をつとめる場合は明記しているのですが、そうでないということは誰が講師をするのか???
工務店の社長さんとかなのか???
まあ、どなたが講師をつとめていただいても正しい内容であれば問題ありません。
しかし、工務店主催ですから、当然受注につなげたい狙いはあります。マイホームの契約するかどうかは別問題です。
どうやら主催している工務店は私が調査したことがあるところです。
結果は×。借金が多すぎて債務超過。いつ倒産してもおかしくない。
建売の下請けなどもやっており、利益がとれない工務店で経営状況が悪くなったのでしょう。
※建売の下請けは発注者が力を持つので利益が少ない。なかには赤字の場合も。利益を確保するにはまともなやり方では難しいため。
しかし、借金が多いということは銀行からお金を多く借りる方法を知っているということかもしれませんので、住宅ローンのうまい借方は知っているかもしれません。
しかし、借りられるのと返せるのは別問題です。
くれぐれも間違えないように。
08年12月05日
続 マンション業者の言いなりの住宅ローン
昨日書いた先日の新築マンション購入予定者の住宅ローンについてです。
購入者のAさんから
「マンションの担当者の言っていることがわからないので、西村さんからマンションの担当者に電話してどういう意味か聞いてもらえませんか?」
との依頼がありました。
マンション業者に限らず様々な業界では、消費者にわかりにくい説明をすることがよくあります。
業者にとっては当たり前の話でも、購入者にとっては初めての経験です。
そのあたりの消費者を意識していない業者がまだまだ多くあります。
(あえて、消費者にとって不利な内容であるのに、わけのわからない用語で説明する悪質な業者もいますし)
私はくらしとお金のセカンドオピニオンとしていますが、くらしとお金の通訳でもありますね。
さて、話しを戻しますが、マンション業者にAさんにどういう話をしたのか聞きました。マンション業者の担当者は
「ちゃんと説明しましたよ。」
と言っていましたが、Aさんには伝わっていなかった。
Aさんがきちんと理解しなければ説明したとはいえないと思うのですが、その辺のずれがありました。
そこで、先日の金利の話しになりました。
FP:
「そういえば、△△銀行は2%台の金利で○○銀行は6%台の金利だったんですね。△△銀行を提案した私のアドバイスが役に立って良かったです。そちらも早く成約の目途がついたでしょう。」
マンション業者:
「△△銀行の融資担当に当社から交渉したからですよ。当社はつきあいがありますし。」
との返答。
マンション業者が銀行とのつきあいがあるのは当たり前の話です。
そのつきあいがある銀行を最初にAさんに提案しなかったのはマンション業者です。
私が△△銀行を提案していなければ、6%の金利の○○銀行からしか審査のOKが出ていない状況です。
Aさんは購入を諦めたかもしれません。
あきらめずに6%台の金利で契約したかもしれませんが、将来Aさんが住宅ローン破綻する可能性が出てきます。
マンション業者としてのプライドがあるのか、
あくまで△△銀行で2%台の金利で通ったのは、自分の手柄だという態度。
マンション業者は銀行に口がきくならどうして○○銀行で6%だったのでしょうね。
別にマンション業者に手数料や恩着せするつもりは無いですけど、そういう態度をとられると気持ちよくないですね。こちらは善意で教えてあげたのに。
まあ、私の提案でAさんの利益になったからいいのですが。ますます業者不信になる事案でした。
今回のAさんは仕方ないですが、こういう態度をとるマンション業者はお客様に提案したくないですね。
後で言った言わない、もし欠陥があっても責任を認めないような問題が起こりそうな印象を受けました。
購入者のAさんから
「マンションの担当者の言っていることがわからないので、西村さんからマンションの担当者に電話してどういう意味か聞いてもらえませんか?」
との依頼がありました。
マンション業者に限らず様々な業界では、消費者にわかりにくい説明をすることがよくあります。
業者にとっては当たり前の話でも、購入者にとっては初めての経験です。
そのあたりの消費者を意識していない業者がまだまだ多くあります。
(あえて、消費者にとって不利な内容であるのに、わけのわからない用語で説明する悪質な業者もいますし)
私はくらしとお金のセカンドオピニオンとしていますが、くらしとお金の通訳でもありますね。
さて、話しを戻しますが、マンション業者にAさんにどういう話をしたのか聞きました。マンション業者の担当者は
「ちゃんと説明しましたよ。」
と言っていましたが、Aさんには伝わっていなかった。
Aさんがきちんと理解しなければ説明したとはいえないと思うのですが、その辺のずれがありました。
そこで、先日の金利の話しになりました。
FP:
「そういえば、△△銀行は2%台の金利で○○銀行は6%台の金利だったんですね。△△銀行を提案した私のアドバイスが役に立って良かったです。そちらも早く成約の目途がついたでしょう。」
マンション業者:
「△△銀行の融資担当に当社から交渉したからですよ。当社はつきあいがありますし。」
との返答。
マンション業者が銀行とのつきあいがあるのは当たり前の話です。
そのつきあいがある銀行を最初にAさんに提案しなかったのはマンション業者です。
私が△△銀行を提案していなければ、6%の金利の○○銀行からしか審査のOKが出ていない状況です。
Aさんは購入を諦めたかもしれません。
あきらめずに6%台の金利で契約したかもしれませんが、将来Aさんが住宅ローン破綻する可能性が出てきます。
マンション業者としてのプライドがあるのか、
あくまで△△銀行で2%台の金利で通ったのは、自分の手柄だという態度。
マンション業者は銀行に口がきくならどうして○○銀行で6%だったのでしょうね。
別にマンション業者に手数料や恩着せするつもりは無いですけど、そういう態度をとられると気持ちよくないですね。こちらは善意で教えてあげたのに。
まあ、私の提案でAさんの利益になったからいいのですが。ますます業者不信になる事案でした。
今回のAさんは仕方ないですが、こういう態度をとるマンション業者はお客様に提案したくないですね。
後で言った言わない、もし欠陥があっても責任を認めないような問題が起こりそうな印象を受けました。
建設中の新築マンションを購入される方は住宅ローンの金利に要注意です。
住宅ローンの金利は実行時つまりマンションの引渡しの際の金利が適用されます。
金利上昇局面の時であれば、契約した際は金利3%だったのが、実行時には4%になっていることも。
3000万円を20年間の固定金利3%なら、月の返済額は約167,000円
ところが4%だと約182,000円と1万5千円も増えます。
支払う利息の総額も約380万円も増えます。
これを計算に入れておかないと、後でライフプランに重くのしかかってきます。
住宅ローンの金利は実行時つまりマンションの引渡しの際の金利が適用されます。
金利上昇局面の時であれば、契約した際は金利3%だったのが、実行時には4%になっていることも。
3000万円を20年間の固定金利3%なら、月の返済額は約167,000円
ところが4%だと約182,000円と1万5千円も増えます。
支払う利息の総額も約380万円も増えます。
これを計算に入れておかないと、後でライフプランに重くのしかかってきます。
08年11月27日
マンションや建売を見に行く際の注意
私の住む仙台では、分譲マンションの建設ラッシュです。
建物が完成して住みだしている人たちがいるのに、4分の1近くの部屋が売れていないマンションもあります。
マンション購入を考え出した人がモデルルームなどに見に行った際に、必ずアンケートなどで聞かれる年収と勤務先。
ここは、記入を避けましょう。アンケート自体も記入を避けたいものです。
年収と勤務先を聞く理由は・・・住宅ローンを借りられる客かを判断するためです。
現金で何千万円も買える人は別として、大抵住宅ローンを借りてマンションを購入します。
年収が低い、ブラックリストに載っていて住宅ローンを借りることができない客は、マンション業者にとっては客ではありません。
そんな人を相手に時間をかけてセールスをしても無駄です。なんとか買う気にさせても住宅ローンが通らなければ無意味です。
その判断をするために最初に年収と勤務先を聞きます。
もし、住宅ローンが通る客であれば、必死に説得します。よその物件を見に行かないようにもします。
しつこく手紙や電話もかかってくるでしょう。
そして、住宅ローンがいくらなら通るかを計算して、ギリギリ通るくらいの部屋を勧めます。
「これなら日当たりがいいですよ」
「これくらいの広さがあったほうがいいですよ。」
それで予算オーバーの物件の購入をさせられて住宅ローンが払えなくなり、数年後に私のようなFPのところに相談にくることになります。
そのたびに、
「最初に相談にきてくれていれば、こんなことになら
なかったのに」と思います。
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建物が完成して住みだしている人たちがいるのに、4分の1近くの部屋が売れていないマンションもあります。
マンション購入を考え出した人がモデルルームなどに見に行った際に、必ずアンケートなどで聞かれる年収と勤務先。
ここは、記入を避けましょう。アンケート自体も記入を避けたいものです。
年収と勤務先を聞く理由は・・・住宅ローンを借りられる客かを判断するためです。
現金で何千万円も買える人は別として、大抵住宅ローンを借りてマンションを購入します。
年収が低い、ブラックリストに載っていて住宅ローンを借りることができない客は、マンション業者にとっては客ではありません。
そんな人を相手に時間をかけてセールスをしても無駄です。なんとか買う気にさせても住宅ローンが通らなければ無意味です。
その判断をするために最初に年収と勤務先を聞きます。
もし、住宅ローンが通る客であれば、必死に説得します。よその物件を見に行かないようにもします。
しつこく手紙や電話もかかってくるでしょう。
そして、住宅ローンがいくらなら通るかを計算して、ギリギリ通るくらいの部屋を勧めます。
「これなら日当たりがいいですよ」
「これくらいの広さがあったほうがいいですよ。」
それで予算オーバーの物件の購入をさせられて住宅ローンが払えなくなり、数年後に私のようなFPのところに相談にくることになります。
そのたびに、
「最初に相談にきてくれていれば、こんなことになら
なかったのに」と思います。