マイホーム業者の殺し文句に。

「マイホームを買えば責任があるから仕事を頑張れますよ。そうすれば収入も増えますから、ちょっとくらい今が苦しくても大丈夫。」

というのもあります。

追い詰められれば頑張るという理屈です。

これも大変です。

本当に追い詰められたら、家族を巻き込んで不幸になります。

確かに追い詰められて成功した事業家の話なども聞きます。

しかし、それは、追い詰められたから成功したのではなく、追い詰められる前からしていた努力が、追い詰められたころに成果となって現れたのだと私は思います。

仕事と関係のないこと(住宅)で自分が追い詰められても成功にはつながりません。

無責任な立場(返済計画を真剣に考えない)の人の意見は真に受けてはいけません。
08年03月05日 | Category: 住宅ローンのセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
マイホーム業者(不動産屋・ハウスメーカー・工務店など)は家を売るのが仕事。

マイホームを持とうと思ってやってきたお客様をいかにしてマイホーム購入に結びつけるか。

マイホームという夢を見ている状態から、なんとかして夢から覚まさないように誘導する。

予算が高い方はそれほど苦労はないのですが、予算に上限のある方は、いかに予算内に納めるか。

予算というのは得てして住宅ローンを目いっぱい組んだ場合ですが、住宅ローンを借りられるのと返せるのかは違います。

住宅ローンを返すところから夢から現実に戻ります。

しかし、その時にはマイホーム業者の仕事は終わっています。

住宅ローン以外にも実際、マイホームを購入して住み出してから様々な現実に直面します。

欠陥住宅・業者の倒産・間取りの不満など、そこから家族の亀裂が発生するということも。

夢を見せるマイホーム業者だけではなく、現実を見せてくれる第三者のプロに相談の上マイホームを購入してください。
08年01月15日 | Category: 住宅ローンのセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
先日の新築マンション購入予定者の住宅ローンについてです。

自営業の方は、なかなか住宅ローンの審査は通りにくいのです。

マンション業者は自営業に強いということで、○○銀行に審査を出してみましょうと言い、そのように手続きを勧めいていました。

相談者から私は相談を受けて、○○銀行ということを聞き、マンション業者に電話をしました。

「FPの西村ですが、Aさんの契約と住宅ローンについて話しがあります。」

と。マンション業者にはAさんはFPの西村さんに相談してあるから、西村さんから電話があると伝えてもらっていたのですが、とても対応が悪かったです。

せっかくの契約をダメにされると思ったのか、余計な知恵をつけるFPがつくのを煙たがったのか。

(まあ、実際多数の契約をダメにしたことはありますけど。消費者の利益を優先にしたため)

この方の場合は、買っても良いマンションでしたので契約をダメにするつもりはありませんでした。

しかし、住宅ローンの選び方について文句がありました。

西村:
「△△銀行にどうして審査を出さないんですか?」

マンション業者
「そこは審査が厳しいそうなので・・・。」

西村:
「Aさんの状況を詳しく知っていますか?Aさんの状況なら△△銀行なら審査も通る可能性は高いし金利も安いですよ。」

マンション業者はすごく嫌な感じでシブシブ△△銀行への審査を出しました。

審査の結果は、
マンション業者唯一出していた○○銀行は審査は通りましたが金利はなんと6%台

私が教えた△△銀行も審査は通りました。
金利は2%台です。

4%もの金利差です。

多分マンション業者も驚いていたでしょう。
住宅ローンのプロの実力に。

もし、私がAさんの相談にのっていなければどうなったでしょうか。

おそらく○○銀行の6%台の金利で契約させられていたでしょう。マンション業者はとにかく早く契約を成立させたいですから。

そうしたら、何百万円もの利息の差になったでしょう。

本当に業者の言うままに契約はしてはいけません。
07年11月19日 | Category: 住宅ローンのセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
9月に入りました。

金融機関から9月の住宅ローン金利が発表になりましたが、のきなみ下がりました。

サブプライムローン問題、世界同時株安、円高の影響だと思います。

数ヶ月前あるメディアから、「住宅ローンの金利がどんどん上がる予測のコメントをしてくれ。」
※マイホーム購入を急がせる意図も少し見えました。

と依頼されたことがありましたが、すでに米国の住宅着工件数が減少。サブプライムローン問題がとても小さな記事で出始めていたころでしたので、

「ここ数ヶ月で住宅ローン金利が上がると思えない、むしろ下がるかもしれないのでお断りします。」

と言ったことを思い出します。

メディアに出ている情報が全て正しいわけではありません。また、個別の相談者によって返答やアドバイスは変わってきます。
07年09月01日 | Category: 住宅ローンのセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
本日は、住宅ローン借換相談4連続でした・・・。

さすがに疲れました。住宅ローンはライフプラン・金利・動向・教育費・保険料負担など総合的に診断する必要があります。

私は住宅ローンの相談の時は金利だけで見ません。

よく金利だけで借換を勧める団体がありますが、目先の金利の安さだけで借換て、ライフプランに合っていないものは住宅ローン破綻に近づくだけです。

相談者の家庭の支出はどの期間に増えているのか。

その期間に住宅ローンの返済額が増えることを避けます。払う利息が少なくなることも大切ですが、本当に大切なのは住宅ローン破綻にならずにきちんと完済できること。

目先の金利で安易に変動金利や短期固定への借換をする方がいますが、10年後のことを考えているのか首を傾げます。

家づくり、マンション購入、生命保険、住宅ローンなど
その時だけの付き合いの人たちや会社は、適当なことを言います。別にその時の契約がとれれば、数年後に相談者がどうなろうと関係ないという考えですから。

生涯つきあっていく、付き合ってくれるような相談者が、真剣に考えてくれますよ。
07年07月14日 | Category: 住宅ローンのセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
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