08年02月10日

別途工事の不備

ハウスメーカーは坪単価を安く見せるために、本体工事の見積もりとそれ以外の工事を分けて出します。

カーテン工事や、床暖房工事、エアコン空調工事など。
これらは最初のプランに基づいて出されたままになっている場合があります。

打ち合わせの際に間取りなどを変更したとします。そうなれば、当然上記の別途工事のお金が変わります。

窓が増えればカーテンは増える。エアコンが増えればエアコン空調工事も増える。床暖房も面積が増えれば増える。

当然、見積もりも上がるはずです。

しかし、別途工事はそのままで契約をさせようとするケースが実際にあります。

担当者のミスなのか、故意なのかわかりませんが。

契約してしまったら後の祭りです。建物が完成した後に

「カーテンが足りませんでしたので追加になります。」

「全面床暖房のはずが、半分だけだった!」

などの問題がわかります。

担当者にクレームを言ったとしても、契約した時の別途工事の見積もりが全てです。

見積もりをチェックしないで契約したたお客さんが悪いということに。



ハウスメーカーは営業がすごいです。

とにかく早く契約をさせる。契約後の多少のプラン変更は大丈夫かのように匂わせて。

しかし、実際は契約をしたら契約が全てです。

仕様書があれば、そのとおり。ハウスメーカー標準品というあいまいなキッチン、お風呂、トイレなどがあります。

「ハウスメーカーだから立派なキッチンだろう」とお客様が勝手に勘違いして、トラブルになります。

ハウスメーカー標準品を実際見てみたらとても安っぽいもので、良いものに変えてもらったら、追加料金をたっぷりとられたなんてことも。

契約では、ハウスメーカー標準品となっていますから、契約した後ではどうにもなりません。

後悔しても後の祭りです。

そうならないように事前に相談してください。
08年02月08日

不動産業者の犯罪

毎日のように建売やマンションのチラシや広告を目にします。

それらのチラシに釣られて業者に電話したり現地に行くと大変です。

彼らはえさにかかった獲物は必死に捕まえようとします。

とにかく契約を結ぶように。

『とりあえず申込金10万円はらっていただければ物件は押さえますよ。』

『間取りは後で自由に変えますから早く契約してください。次の方にとられちゃいますよ!』
(契約書をよく読むと自由には変えられないケースがほとんど)

など。

契約前に私のところに相談していただければ、それらの手口を説明してあげます。

その上で、もういちど冷静になって物件や条件をチェックしてもらいます。

大抵の方は冷静に考えるとこの物件は自分の希望のものではなかったことに気付きます。

そこで、契約をやめると言うと、業者とのバトルが勃発します。私も数々のバトルを経験しました。

そのバトルがいやで希望物件でもないのに契約してしまうことも。

これは、脅迫という犯罪かもしれません。

物件の悪いところを隠して契約させれば詐欺かもしれません。

実際そんなことがあっても警察は民事不介入で関与してくれません。

自分を守るには自分しかいません。
それが無理なら本当に信頼できる相談者を見つけてください。
1月31日(木)の夕方5時過ぎに50・60代くらいの女性から電話がかかってきました。

『OH!バンデスを見ました。相談したいのですが。』

昨年の10月11月にミヤギテレビのOH!バンデスのマネー研究所のコーナーに出演していましたので、それを見ての電話かと思い応対しました。

『予約をしていただければ、結構ですよ。ご相談内容は?』

『金を売りたいのです。』

金の売却にも注意が必要です。今は値上がりしていますから、売却益が出て税金がかかります。高齢者は健康保険料や窓口負担にも影響がでます。
ぜひとも相談していただきたいケースです。

しかし、どうも話の内容を聞いているとなにかおかしい。
『業歴30年以上なんですってね。』
など、どうもおかしい。

『すみませんが、いつの放送を見て電話してくれていますか?』

『今日です。そこで電話番号を見て電話しました。』

そこで、一旦相談者には後で電話するといい、OH!バンデスの担当者に確認してみました。

『今日、私のことを番組で放送しましたか?担当者からは何も聞いてないのですが。』

『いいえ、今日は金などの貴金属アクセサリーの売却についての特集で、どこにも電話番号やFPのことも放送していません。』

とのこと。

担当者から相談者に説明して解決しましたが、不思議です。

どうして、相談者は私の電話番号を知ったのか・・・・。
嘘をついているようには思えませんでしたし。

普通ではありえない偶然が重なったのでしょう。
(過去にその方がビデオに録画していた私の出演シーンが番組放映中に自動的に再生された?)

ありえない偶然が重なっている方の相談は多いです。マイホーム購入や住宅ローン、生命保険。
書店で並んでいる本やインターネットの情報だけではその方のベストの設計はできません。

そういう意味では私は常にありえない偶然が重なっているコンサルティングをしているといえます。
08年02月06日

FP協会の交流会

1月26日に日本FP協会東北ブロックの懇親会がありました。

東京からも著名なFPもいらっしゃってよい時間を過ごせました。

数少ない私が尊敬するFPの方とも名刺交換できましたし。

その中で、

「サブプライムローン問題や株価下落で大変な時期こそFPが必要とされています。」

と言っていました。

確かにそうですが、今回の問題のために大損をした方の中にはFPに相談した、またはFPから投資商品を購入した方も大勢います。

つまりFPに相談したために大変な損害を受けた方がいること。このことから目をそむけてはFPの未来はありません。

幸い、私のお客様の中には損害を受けた方はいないのですが、同じFPとしては残念な事態です。

どうも証券業界と保険業界の回し者と見られがちなFP業界をどうにかして、消費者側のプロとして確立させたいものです。

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