昨日、ビデオに撮っておいた番組を視ました。

日本テレビの『責任者出て来い!』

イマイさんが悪徳業者にリダイアルして廃業に追い込むのが人気です。

同じ悪徳業者と戦う(戦うというより被害を事前に回避するのですが。)ものとして頼もしく思える好きな番組です。

国民生活センターに融資保証金詐欺の被害防止に努めているかを聞いていましたが、ほとんど何もしていないとのこと。

私が消費者生活センターに言って味わうのと似ています。

被害が大きくならないと動かないんですからね・・・。

被害が小さいうちになんとかしないといけないのに。

番組の中で介護事業者が架空の介護サービスをしたとして介護保険を不正に得ていたところの告発がありました。

内部告発があっても市町村はろくに動かない。
監査に行くの事前予告してから行くのでは、不正の証拠を隠してしまうのはあたりまえ。

内部告発した人は当然職場でイジメに会う。
そんな状態がまかりとおっている現状。
介護保険に限らずそんなことがいっぱいある日本。

タレントの和希さんが、
『正しいことをしている人がイジメや辛い目にあっているなんておかしい!正しいことをしている人が報われる日本にならないんですか!』と政治家に向けて話しているところ、まったくの同感で泣きそうになりました。

まじめに働いて家を買うのに欠陥住宅をつかまされる。

まじめに法律やルールを守っている会社が倒産の危機に陥っているのに、法律やルールを破って営業して利益を得ている会社が成長している。

そんな世の中であってはいけないはずです。

早速、私の相談に来た方で、そういうルールを破っている業者と契約を結ぼうとしているであろう方に手紙や資料を送りました。

いままでは、あまり深く入り込んで業者を変えた方がいいとは言ってきませんでしたが、そんな番組や色々な本を読んで考えが変わりました。

お客様にとっては余計なことと感じるかもしれませんが、ルールを守らないところを成長させてはならない。
それが本人はもとより他の被害者を生むかもしれません。そうなるとそのお客様も共犯になるかもしれません。

まじめにやっているところやまじめな消費者を守らなくては!!

正しい人が報われる日本へ。

昨日、ラジオであるハウスメーカー(工務店?)の社員募集のCMがありました。

『売れて売れて困っています。営業、現場監督を緊急募集しています。』

とのこと。

売れて売れて困っているのなら、営業がなぜそんなに必要なのでしょう?

可能性としては、CMにつられてやってくる見込み客を管理する営業担当者が足りなくて、成約までもっていけないケース。

つまり売れているわけではなく、完全に売れるまでいかせるために営業の人が必要ということで、売れて売れて困っているのではなく、正確には売れそうだけど売れないので営業を募集ということでしょう。


まあ、営業の募集はともかく、ひっかかるのは現場監督を募集していること。

現場監督は手抜き工事や工事ミスがないかを現場でしっかり監督する人。

大工の管理能力やきちんとした工事ができる技術が必要です。

さて、そんな現場監督で優秀な方はこういうハウスメーカーに就職するでしょうか?

優秀な現場監督であれば仕事はたくさんあるでしょうから、そんなところに就職するわけがありません。

つまり、そこに就職するのはどこからかクビになった力の無い現場監督。ただの飾りで置くための現場監督です。

そんな現場監督が自分の家の監督をしていたらどう思いますか?

自ら自分のところはロクな現場監督無しであなたの家を建てますよと公言しているようなもの。

それでもそんなところで家を建てようとする方は、現場監督の重要性を理解されていない。

日本の消費者はマダマダ家に関する知識が足りないのかなと思います。
初売りイベントで住宅展示場に行かれた方もいらっしゃるでしょう。

住宅展示場では、最初はなるべく自分の情報を教えないようにしてください。

住宅展示場からみると、まず土地があるお客はすぐに成約しやすいおいしい客です。

土地を持っているとなると、建物のみの費用で済みますので住宅ローンも借りやすいですから。

土地のことを話すと営業マンは

『土地の調査だけでもしましょう!』

『プランだけでも作りましょう。』

『大丈夫。無料ですから!』

と、無料ということで安易にお願いすると大変です。まず他のメーカーの見学に行く時間がなくなりますし、トントン拍子に話しを進められます。

そうすると『無料でココまでしてもらって悪いな。』
と断りづらくなることも。

それが営業マンの狙いでもあるのですが。

ただより高いものは無いとそういうことで遠慮しがちになって言いたいことも言えずに契約にいたると大変です。

相場より100万円以上も高い契約になったり、欠陥になったりと。

住宅展示場では、個人情報はしっかりガードしてください。
中古のマンションや戸建のチラシに

「リフォーム済み!すぐ入居できます!」という文句がありますが、これも注意が必要です。

リフォーム済みということは、壁などに亀裂などの欠陥、水漏れ・雨漏りの染みなどがあっても見た目にはわからなくなっている可能性があります。

表面がきれいだと買いたくなる気持ちもわかりますが、注意が必要です。

よく「買った後欠陥が見つかっても直してくれるのでは?」と思っている方がいますが、それは新築の場合です。

中古の場合は売主が一個人であるため、契約書に「現状のまま引渡し、瑕疵担保責任は負わない」とうたっている場合が多いのです。

つまり、買った後に欠陥を見つけても買い主以外に責任をとってくれないのです。
※仲介した不動産屋に重要事項説明義務違反といえなくもないですが、訴訟にするなどで大変です。

中古の物件を買うときはできれば、前の人が住んだ時のままで、買う方が安く・安全なものが買えます。

買った後でリフォームしたほうが中間業者の利益が無いので結果的にお得です。

ただ、一般の方は欠陥があるかを判断するのは難しいのでプロに同行してもらうのが良いでしょう。

わずかな費用を払ってでも欠陥住宅を買わない方が絶対に安心です。

万が一欠陥住宅を買ってしまったら今度は売るに売れません。なんとか売るとしたら、同じように欠陥を隠して売りますか?被害者が加害者になってしまいます。

くれぐれもそのようなことがないように。
新年あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

多くの相談者から年賀状を送っていただきましてありがとうございます。

相談者のご家族の幸せそうな写真と「大変お世話になりました。」「幸せな生活へ導いていただきありがとうございました。」という感謝の一言をいただき、大変うれしく思います。

特に念願のマイホームを安心にしかも安価に手に入れることができた方のお手伝いができたのはうれしいものです。

正月に読んだ本で阪神大震災で倒壊した建物の多くが欠陥住宅であったことがかいてありました。

築年数が古かったこともありますが、欠陥がなければ
倒壊せずに済み、助かった命も多くあったのかと思うと心が痛みます。

それでも欠陥住宅はなくなりません。

2年前の耐震偽装問題もしかりです。人の命を預かる住宅・建物に携わっている人間が震度5で倒壊するかもしれない建物を平気で作っている事実。

それを知りながら、何も知らない消費者へ売りつけて責任を取らない不動産会社の存在。

自分の仕事のせいで人の命が失われるかもしれないと全ての建設関係者が思えば欠陥住宅は無くなるかもしれません。

しかし、そうもいかない現実。

多くの建設業者・工務店が経営危機に陥っています。
原材料高、注文数の激減です。

もしも今までまじめに欠陥住宅を作らないようにしていた工務店でも、体力も資金力の無いところは、自分たちの生活を守るために欠陥、手抜きに手を染めるかもしれません。

今年は昨年以上に建設業界は大変です。

私も昨年以上に多くの方に安心・安全なマイホームを手に入れていただくために頑張ってまいります。
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