先日の新築マンション購入予定者の住宅ローンについてです。

自営業の方は、なかなか住宅ローンの審査は通りにくいのです。

マンション業者は自営業に強いということで、○○銀行に審査を出してみましょうと言い、そのように手続きを勧めいていました。

相談者から私は相談を受けて、○○銀行ということを聞き、マンション業者に電話をしました。

「FPの西村ですが、Aさんの契約と住宅ローンについて話しがあります。」

と。マンション業者にはAさんはFPの西村さんに相談してあるから、西村さんから電話があると伝えてもらっていたのですが、とても対応が悪かったです。

せっかくの契約をダメにされると思ったのか、余計な知恵をつけるFPがつくのを煙たがったのか。

(まあ、実際多数の契約をダメにしたことはありますけど。消費者の利益を優先にしたため)

この方の場合は、買っても良いマンションでしたので契約をダメにするつもりはありませんでした。

しかし、住宅ローンの選び方について文句がありました。

西村:
「△△銀行にどうして審査を出さないんですか?」

マンション業者
「そこは審査が厳しいそうなので・・・。」

西村:
「Aさんの状況を詳しく知っていますか?Aさんの状況なら△△銀行なら審査も通る可能性は高いし金利も安いですよ。」

マンション業者はすごく嫌な感じでシブシブ△△銀行への審査を出しました。

審査の結果は、
マンション業者唯一出していた○○銀行は審査は通りましたが金利はなんと6%台

私が教えた△△銀行も審査は通りました。
金利は2%台です。

4%もの金利差です。

多分マンション業者も驚いていたでしょう。
住宅ローンのプロの実力に。

もし、私がAさんの相談にのっていなければどうなったでしょうか。

おそらく○○銀行の6%台の金利で契約させられていたでしょう。マンション業者はとにかく早く契約を成立させたいですから。

そうしたら、何百万円もの利息の差になったでしょう。

本当に業者の言うままに契約はしてはいけません。
07年11月19日 | Category: 住宅ローンのセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
昨日、早速無許可業者の逮捕について、消費者生活センターでは何か対応をとっている(とる予定かを聞きに行きました。

返答は・・・・・

「なにもしていない。」

「うちというより県とかが対応するのでしょう。」

予想していたとはいえ、がっかりです。

今回の問題の一つには、

消費者が建設業許可が本物かどうかを確かめる方法を知らないということだと訴えました。

消費者生活センターの人に、「あなたはどうやって建設業許可が本物か確かめるか知っていますか?」
と尋ねたらやはり「知らない」とのことでした。

消費者生活センターの人が知らないのに一般の人は知りようが無いです。

建設業許可が本物かどうか調べ方や調べ方の重要性を周知すべき立場が消費者生活センターだと思うのですが・・・・。

今回の問題は更に、建設業の経営状況にも問題があります。

今回の業者は資金繰りがつかず、受注した工事を完成することができなくなって、施主に訴えられて無許可営業が発覚して問題になりました。

施主にとっては、無許可営業うんぬんは変な話どうでもいいことです。きちんと注文した家を完成させて引き渡してくれさえすればよかったのです。

※もちろん無許可営業を肯定しているわけではありませんよ。

もしもきちんと建設業許可をもっていた業者が工事の途中で倒産して、工事の途中で止まってしまってもマスコミは取上げないです。

でも、施主の被害は無許可だろうが正式な許可がある業者だろうと同じです。

正式な許可がある業者は一般の消費者でも経営状況を調べることができます。

それを怠って業者が倒産して被害を被っても施主の自己責任ということになりますので。

今回の被害者も建設業者の経営状況を調べようと思ってさえいれば無許可の業者だと気付いたはずです。

もっとおそろしいのは、このような法律違反を犯している建設業者が多数営業をしていることです。

普通に広告している業者でも、私が調べたところ法律違反をして営業をしているの多数確認しています。(無許可営業も含む)

今、建設業界は淘汰の時期に入っています。倒産するところ、違法を承知で営業をしないと経営できないところが多数出てきます。

そんな中、自分の生涯の財産の家を守る方法を消費者は知らずにいるのは大変な問題だと思います。







 『住宅建築無許可受注の疑い 仙台の業者を逮捕

 仙台北署は6日、無許可で住宅建築を請け負ったとして、建設業法違反の疑いで、仙台市泉区南光台1丁目、建設業三宅泰太容疑者(60)を逮捕した。
 調べでは、2005年3月中旬、国や県の許可を得ず、青葉区の会社員男性(32)から約2000万円で、木造2階住宅約200平方メートルの新築工事を請け負った疑い。

 同社はパンフレットに虚偽の県知事建設業許可番号を記載して営業。住宅は同年5月に青葉区で着工されたが、同年秋ごろから、未完成のまま放置され、男性が今年10月、同署に告発していた。

 仙台市内で手掛けた住宅工事では、未完成のまま放置されている物件が数件あり、北署は詐欺容疑での立件も視野に捜査する。

 北署は6日朝、三宅容疑者が経営する宮城野区岩切の建設会社「キッチンデザイン」などを捜索し、契約書類など段ボール4箱分の資料を押収した。』

2007年11月06日 河北新報より

 大変な事件です。

 虚偽の建設業許可番号で営業をしてマイホームの建設を受注。

 被害に遭った方もまさか虚偽の建設許可番号だったのは思わなかったでしょう。

 しかし、ほとんどの方は契約する建設業者の建設許可番号が本物かどうかを調べていないでしょう。

 どこに行けば本物かどうか調べられるかも知らないでしょう。

 私は必ず家を建てる方には建設業者の建設業許可のチェックをすすめます。

 建設業許可をチェックすると驚くような建設業者の実態がわかることもあります。

 倒産寸前だったり、会社名をコロコロ変えたり(トラブルがあると会社名を変えることがあります。)していることも。

 法律違反を平気でしていることも。

 そのあたりのチェックはしておかないと後で大変なことになります。詳しくはこちらの小冊子『欠陥住宅より怖いマイホーム業者倒産』で(宮城県内の方にのみ進呈)http://fplifewv.com

 でも、建設業許可をきちんとチェックできる専門家ってじつはほとんどいないのが現状です。

 建設業許可をチェックするには建設にも詳しく、登記にも詳しく、建設業の法律にも詳しく、決算書にも詳しく、計算にも詳しく、偽造も見抜ける人でないと無理です。

 つまりあらゆる分野に通じる専門家。それが本物のFPだとおもって日々活動しています。

 今回の被害にあった多くの方の今後が心配です。お金は返ってこない。建築途中の建物は所有権がはっきりしない。完成させる業者もいない。

 マイホームを考えているみなさん、絶対に業者以外の方に相談してから契約してください。

相談者へのサービスとして自動車保険の見直し業務を行っていますが、最近問題のある契約を多く見ます。


通販系の自動車保険に加入しているのですが、補償内容に問題があるケースがあります。

顕著なのが対物賠償が無制限ではなく2000万円というもの。

2000万円以上の物を壊すことにならないとはとてもいえません。


どうも、通販系の設定している補償内容の初期設定が2000万円となっているためのようです。

他に保険料の割りにつけた方がいい特約なんかをつけていないケースも見受けられます。

通販系で契約をするのはいいのですが、きちんと補償内容はプロにみてもらいたいものです。
07年11月06日 | Category: 自動車保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
07年11月05日

本日もテレビ収録

先日、住宅ローンについて取材に来た番組がまた取材に来ました。

今回は生命保険について。

ここのブログにあるような過激なことはしゃべれませんでしたが、ギリギリまでのことは話しました。

医療保険に加入するよりも貯蓄しておいた方が良い。

とか、コロコロ見直しをするのは保険会社が得をするだけ。

『保険料は年収の何%が適当』というのは保険会社の保険を売るためのまやかし。

保険はそういうものではない。むしろ収入が多い方が遺族年金が多かったり貯蓄があったりで保険は少なくても良い。

など。

どのくらいの構成でオンエアされるかわかりませんが、多くの視聴者に保険の真実が伝われば幸いです。
07年11月05日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
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