こんな記事が新聞に出ていました。

ETC割引で高速自動車道の通行量は増えた。
その影響で売上増を期待していたSAの売店がいつもより多く仕入れたが、お客の財布のひもが固く、売上期待ほど伸びていなくSAは嘆いている。

先日、ETC割引後にとあるSAの売店に寄りましたが、別段いつもと変わらない風景でした。

確かに利用者は心なしか増えているようでしたが。

ここで思ったのは
『SAは利用者が増えれば何もしないでも売上が伸びる。』
と思っているのではないか。
(もちろんSAによっては、今回の割引にあわせて工夫しているところもあると思いますが、私が見たところのSAでのことです。)

利用者が増えても、購買意欲を高めるような工夫をしなければ、売上はあがりません。

商売上色々あります。商店街の通行人を増やすだけでは、売上はあがりません。

インターネットサイトの閲覧数が増えたからといっても購入したくなるような仕組みが無ければ売上は上がりません。

基本的なところを履き違えないように。

少ないお客様がいらっしゃっても高確率で商品・サービスを購入してもらう。

そんなやり方を考えていかなくてはこれから先大変です。

本日は、仙台商工会議所のイベントで仙台市長とお話をする機会がありました。

そこで、今後の仙台の発展のために、仙台中心部への「キッザニア保育園」を提言しました。

※実際は質問形式だったので、ハッキリとは伝わらなかったかもしれません。
待機児童数ワーストワンの汚名返上と観光誘致のための対策として、このようなことは考えていないかとの質問をしました。

キッザニアは、ご存知の方も多いとおもいます。東京と大阪にある、子ども就業体験のテーマパーク。

土日になると半年前から予約がいっぱいになる人気施設。

東北からもわざわざキッザニアに出かける家族もいるくらい。

それなら仙台にキッザニアがあればいいじゃないかというわけです。

でも、東北地方の集客力は関東や関西と比べたらとても小さいもの。

キッザニアを誘致しても集客できるか疑問視されています。(仙台市長もそういっていました。)

そこで私が考えているのが「キッザニア保育園」。

東京のキッザニアは平日は空いています。東京でそうですから仙台では平日はかなりすくでしょう。

ですから、保育園と合体させる。

つまり「キッザニア保育園」とは土日はキッザニア、平日は保育園となる施設。

これなら、建物もムダになりません。ほぼ毎日ふる稼動です。

今の不況の時期、仙台中心部で空きビル・テナント・土地がある。チャンスでもあります。

また今、仙台市は保育園を増やそうとしていますが、中心部ではない住宅地にいくつか。

確かに今のニーズとしてはあるかもしれませんが、今後住宅地が高齢化して、少子化になればその保育園は運営が困難になるかもしれません。

たかだが10年くらいの開園となるかもしれません。

そんな保育園をたくさんつくるよりも仙台中心部に1000人くらい入れる大きな保育園を設けた方が、よっぽどコストもかからないし有意義ではないかと私は思います。

子育てママで仙台中心部で働いている方は多いと思います。そんなママも今は地方の自宅の近くの保育園に預けています。

もし、仙台中心部に保育園があったらそちらに預けるのではないかとおもいます。今は中心部に保育園が無いからだけで。

職場の近くに保育園があれば、出勤もゆっくりですし勤務時間も18時半くらいまででも十分に迎えにいけます。

仕事の選択の幅は増えます。

また、地方の賃貸の自宅の方はせっかく近くの保育園に入れた。
もしマイホームを他の地方に買って引っ越したら今の保育園を出なくてはならない、マイホームの近くの保育園に預けられなかったら大変だ。

となり、マイホーム購入を躊躇します。

それが仙台中心部の保育園に最初から入っていれば問題は解消されます。

保育園は土日は利用者が激減しますが、土日はキッザニアとして機能すれば施設もムダになりません。

キッザニアとしても利用者が少ない平日を開園しなくて済みます。

万一キッザニアがうまくいかなかったとしても仙台中心部の保育園はきっとニーズが高いでしょう。

どうでしょうか。私にお金があったらぜひともやってみたい事業です。

社会的にも意義があると思いますし。


先日、当方ブログの購読の方から

「ブログにあんなにノウハウを書いていいのですか?」

との心配の感想をいただきました。

まったく心配ありません。ブログに書いてあるのは私のノウハウのごく一部です。

今思えば、朝8時から翌朝4時まで、土日もなしに働き続けてFPとしてのノウハウを積み上げてきた日を懐かしく思います。

その頃はFP以外の雑用的なこともやっていましたが、今はほとんどFP業のみ。

そして多くのお客様から色々なことを教えていただています。

ノウハウは日々積み上げられていきます。

決してFPのテキストには書いていないようなことが私の身体に毎日身についております。
09年03月02日

保険広告のFP

保険の雑誌、週刊誌、新聞の広告(保険会社、保険代理店が広告主)にFPが登場しているものをよく見ます。

中立な立場のFPが勧めていると良い保険であるような気に消費者がなるのを狙っての広告。

その保険会社の商品が良いものであれば、いいのですが、ほとんどが「この保険会社の商品でいいのなんて無いのにな・・・。」と思うようなもの。

広告費に多大なお金を掛けている会社ですから、それも当然なのですが。

タレントのCMでよく言われますが、節操が無いということも。

「去年は●●生命の宣伝をしていたのに、今年は××生命の宣伝をしているよこのFPは。」となります。

広告のイメージに惑わされずに消費者がお得な保険を自ら選択してください。
私のところには、よく「住宅ローンが通らないのです。」という相談が寄せられます。

そういった相談にも応じて何人もの方が無事住宅ローンが通りました。

※物件を探す前にまず相談していただく方がずっと有利な住宅ローン選びができます。

さて、そのような話をある方にしたところ

「住宅ローンが通らない人は買っちゃいけないってことですよ。」

とバッサリ。

確かにそうです。

住宅ローンを無理やり借りても返せそうにない方はお手伝いしません。

※現実には多くのマイホーム業者は返せそうもない住宅ローンを通しています。そのあたりの矛盾がありますね。

しかし、現実はそうでもありません。

住宅ローンが通らない理由は様々。

車のローンがある。
クレジットの滞納歴がある。
転職をしたばかり。
一時的に妻が仕事を休んでいる。

なども。

住宅ローンが通らない理由として挙げられるこれらの理由、これを学校で教えていたか。

教えられていません。

きちんと学ぶ機会があって、それをサボっていたのであればそれは自己責任です。

住宅ローンが通らなくても自業自得です。

しかし、ほとんどの方はこれらお金について小さな頃から学ぶ機会を与えられていませんでした。

それが、現在の格差社会、派遣切りにもつながります。

小さな頃からきちんとくらしとお金について学ぶ機会を設けるべきです。

乱暴ですが、義務教育中、または高校・大学で学んだことで大人になって役に立つ科目がどれだけありましたか?役に立っていないものがたくさんあると思います。
その時間を削って、くらしとお金についての授業の方がよっぽど人生に役に立つと思います。
ページ移動 前へ 1,2, ... ,29,30,31, ... ,51,52 次へ Page 30 of 52