FPという仕事をしているため、不動産業者からダイレクトメールが届きます。

どんな内容かというと

「クライアント(お客様)の家族構成の変化、相続、資産活用、資産運用、遊休不動産の処分の不動産の売却に関する案件がありましたらご紹介ください。」

ということです。

お客様を紹介してくれということですが、ここでひっかかるのが不動産売却に関することであって、不動産購入に関することについては積極的ではないこと。

ブログでもよく書きますが、不動産業者は売り主を大事にしますが、買主は扱いが適当です。

そのため私のところに不動産購入を考えている方からの依頼が集まります。

売却案件を紹介してくれという業者は多いですが、不動産を買いたいお客さんを紹介して欲しいとは言ってきません。

たまに買いたいお客さんを不動産業者に紹介することがありますが、真剣にやってくれるところはほとんどありません。

不動産屋は売りも買いも大事にするのが本当の姿だと思うのですが。

こういう売主だけ紹介してくれという業者には大切なお客様は紹介したくありませんね。

女性週刊誌でタレントの関根勤さんが訴えられている記事が出ました。

タレントがなぜ欠陥住宅で訴えられるのか。

原告は関根勤さんに住宅を新築するという話しをしたところ、関根さんの自宅を建ててくれた業者を紹介されたとのこと。

その業者に自宅新築を依頼したところ欠陥住宅だったとして、6000万円もの損害賠償を業者とともに連帯責任として求められているとのことです。

住宅の専門でない方は安易に友人知人にマイホーム業者を紹介してはいけないという戒めです。

もしも自分のところはちゃんと施工してくれたとしても紹介した方に欠陥住宅を建てるかもしれません。

よく、ハウスメーカーで家を建てるとお知り合いを紹介して成約したら○○万円進呈します。なんて言われることがありますが、たかだか○○万円で何千万円も訴えられてはたまりません。

欠陥住宅かのチェックができない方。業者が倒産しそうであるかどうかがチェックできない方は、安易に紹介してはいけません。

どうしてもという時は、安心した業者を紹介できる専門家を紹介してあげてください。
08年01月26日

芸能人のお宅鑑定

TBSのテレビで芸能人の自慢のマイホームを鑑定する番組が放映されました。

芸能人のマイホームがプロの目から厳しい評価がくだされる。

山田隆夫さんのお宅は基礎にひび割れが発見されました。がけ地に建設したため、盛土と切り土の境が不動沈下を起こしたため。(細かくは違いますがわかりやすくするとそういうこと)

清水アキラさんのお宅は防音室のはずだったものが、防音室ではなかった。

当時の注文がどうだったのかわかりませんが、見た目は防音室のように作っていたことから推測すると、おそらく業者の手抜き。むしろ詐欺ではないでしょうか。

防音室を頼んでいたのに、出来上がったのは防音室の外観のあるただの部屋。

施主の無知が業者の悪意を生み、欠陥住宅やごまかしの住宅を生み出しています。
不動産屋の営業トークには困ったもの。最近の交渉相手の不動産屋。

売上を確保するためには、嘘も平気で言う。

お客様の質問や要望にも軽く

「できます。できます。」

と安請け合い。

実際はできないことが契約後にわかった。

できると言ったということを不動産屋につきつめてみても。

「そんなことは言っていない。」

「勘違いだ。」

と。

特に50代を超えているような人は要注意。

本当に自分の言ったことを覚えていないほど記憶力が低下しているかも。

昔からいいかげんな営業をしていた不動産業界。

その業界歴が長いほどその傾向が強いので要注意です。

不動産屋の担当が高齢で、しかも宅建主任者でない場合は担当者を変えるか、不動産屋自体を変えることも検討しましょう。
大規模な住宅展示場にはハウスメーカーが多くいます。

彼らは非常に営業テクニックを指導されています。

ポンポンと話しを勧められます。

その中で彼らが重視しているのが、

「この客は本当に客なのか」の判断

いくら懸命に営業しても買えない客であれば意味がありません。

せっかく買う気になっても様々な事情で買えない方がいます。

?資金が足りなく、住宅ローンが通らない方(または収入が少なくて住宅ローンが借りられない)

?土地が無い(これから探す)。

そのため、お客様カードへの記載と同時に

「住宅ローンの仮審査だけでも早くしましょう!」といいます。

親切に見えますが、実は業者の方で客の値付けをするだけのためです。

仮審査事態は1週間程度で結果がわかりますから慌ててやるひつようはありません。

仮審査をすることで業者に住宅ローンのMAXを知られる方がデメリットです。住宅ローンを含めて最大5000万円なら買えるということがわかれば、その範囲で提案をしてきます。

何度も言いますが、借りられることと返せることは別問題です。

業者の都合でポンポン話しを進められないようにしてください。

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