先日の日本経済新聞に、投資信託販売窓口として独立系FPが増えてきたという記事がありました。

銀行や証券会社と違い、独立系FPは中立な立場で顧客に投資信託を販売できることが良いというような内容でした。

確かに銀行や証券会社よりは、顧客サイドに立った販売提案はできますが、そのようなアドバイスをするFPは日興コーディアル証券などの販売代理店(証券仲介業)であり、投資信託を顧客に販売することでFPに利益が発生します。

どうしても自分にFP自身に利益をもたらす投資信託を勧めることになってしまいます。

それが、果たして本当に顧客の立場に立ったことになっているのかは、顧客自身の判断です。

私は、その方にあっている投資商品であれば、どこが扱っていても勧めます。企業で導入している確定拠出年金や郵便局で販売している投資信託でも。(投資信託の中身は他の証券会社の投資信託とほとんど同じでも、郵便局だと安心するという方も多くいらしゃるので。

私は、お客様に確定拠出年金や郵便局で扱っている投資信託を提案して、それを購入してもらっても一切販売手数料は入ってきません。

保険の提案でも同じように県民共済やCOOP共済なども勧めます。(その方にあっていれば)

その場合も手数料は入ってきません。

FPが自分自身に入ってくる手数料を計算したら、その時点で顧客サイドではなく売り手の立場になります。

FP自身の利益はあくまで結果として考えないと、本当にお客様に良い提案をしたとはいえないと思います。

私もかつては企業に属していて、企業の利益になる商品を販売していました。

企業から見たら優秀な営業マンなのですが、販売した後は罪悪感を感じていました。

「自分のことを信用して何千万円もの商品を買ってくれた。でも、本当これでよかったのだろうか・・・。」


今はそんな罪悪感はありません。お客様には自身を持って商品の提案をすることができています。

07年09月26日 | Category: 金融投資のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
銀行窓口での保険商品販売のトラブルが多くなっています。

預金をするために行ったら預金より得だと言われてリスクのある保険商品に加入させられる。

先日の相談者も約700万円もの預金をしにいったらドル建ての個人年金保険の契約をさせられました。

まだ20代の人に、個人年金保険を勧めること自体もわけが分かりませんが・・・。結婚資金・教育費・マイホームの頭金に使う方が先です。

外貨建てなら円高の時に契約した方がいいですから円安の今勧めるのも????です。

為替リスクや税金のリスク、手数料が引かれて(7%)残りを運用することなどを私の方から説明したら、『え!そうなんですか?知りませんでした。』とのこと。

しかし、銀行で意向確認書に署名していて、それらのリスクについて理解した上で契約していることになっていました。

相談者は早速クーリングオフの手続きに入ろうとしましたが、銀行に電話したところ、『口頭での申し出で結構です。取り消します。』とのことでした。

しかし、保険の場合は銀行は販売代理であって、契約自体は保険会社と交わしています。

もしも、銀行の回答が取り消しを避けるため、クーリングオフの期間を経過するまで待つためのでまかせだったら・・・・。

後で聞いても『そんな取り消しの話は聞いていません。』と言われるかもしれません。

怖い話です。

一応消費者生活センターを絡めてもらうようにアドバイスしました。
07年09月05日 | Category: 金融投資のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
アメリカのサブプライムローン問題を発端に世界同時株安で、投資信託の基準価格が急落しています。

こんな状況は当然に予測済みでした。日本経済新聞を毎日読んでいればわかります。
私のお客様には常に言ってきました。
投資信託の購入を希望している方には特に。

しかし、株安を受けて、最近匿名での電話相談が続いています。

「最近買った投資信託がドンドン下がっているんですが、どうしたらいいですか。。。。」

「銀行や証券会社代理店のFPは『大丈夫』と言うけれど信用できない。」

「証券仲介をしているのFPに言ったら『自己責任と言ったでしょ。』と言い放たれました。」

投資信託自体はきちんと自分にあったものを選択すれば悪いものではありません。

しかし、証券会社や銀行などが勧めるがままに購入してしまい、リスクについてきちんと理解していないと何十万円・何百万円も損をします。

購入する前に、売り手業者以外の信頼できるプロに相談してください。

07年08月19日 | Category: 金融投資のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv

日米欧通貨の“三角関係”に変化 円とドルの立場が逆転

 外国為替市場で、円・ドル・ユーロの“三角関係”に変化が出てきた。これまでは円が対ドル、対ユーロで売られる独歩安が続いてきたが、23日の東京外為市場では、米国での高金利型(サブプライム)住宅ローンの焦げ付き問題の再燃を嫌気したドル売りが広がり、急激な円高ドル安が進行。これに連れて円高ユーロ安も進み、これまでとは逆に円が買われる展開となった。3通貨の関係が変化するなか、これまでの円安局面から円高局面へと転換する可能性も出てきた。

7月24日8時35分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

円安相場から円高相場への転換期が近いのかもしれません。

こうなると影響を受けるのは、円安相場でドル建てやユーロ建ての預金や保険を選択した方。

1ドル124円の時に100ドル分の保険や預金を12400円で購入した場合。1年後の運用利益が2%だとすると1年後に102ドルになります。
しかし、その時の為替相場が円高に振れていて1ドル114円だとすると11628円となります。772円元本割れです。
これ以外に手数料もかかります。

ドルやユーロ建ての商品の高利率を強調して、保険や外貨預金を多数金融機関が販売しています。

円高になった時に予定よりもかなり少ない円換算の金額になっているかもしれないことを十分に説明していたでしょうか?

購入する側も理解していたでしょうか。

心配なところです。
07年07月24日 | Category: 金融投資のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
本日は、相談センターにいたのですが、飛び込み営業で先物取引の社員が入ってきました。

若くて入社したばかりの感じでした。

先物取引については、電話の営業はかなりかかってくるのですが、飛び込みが来るのは会社員時代を含めてはじめての経験でした。

商品先物も一応立派な金融商品ですが、よく仕組みのわからない一般の方をターゲットにする商売の仕方が私としては許せないので、相手にしません。

知っている人が先物取引で大損して、自殺未遂→夜逃げしたこともありますので。

誰かを不幸のどん底に落として、自分たちが儲かるような商売は相手にしません。

私は、みんなが幸せになるようなコンサルティングを第一に考えてやっていきます。
07年07月11日 | Category: 金融投資のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
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