11月のTKC生涯研修項目は巡回監査支援システムの講義でありました。


(月次訪問業務の合理化)

 事務所サイドでは業務品質を向上させ、コストダウンを図ることが業務改善の要諦であります。お客さまサイドでは正確な月次決算の実現が第1の要望事項でありますが、経営アドバイスについても強い期待を寄せています。そこで、月次訪問時間内で経営改善事項をアドバイス出来るかに会計事務所の課題であります。


(事務所の防衛策として)

 監査法人では往査時にパソコンを利用し、監査手続の実施事項をチェックし、監査調書作成して、金融庁からの調査に備えているとのことであります。税理士業務はお客さまから提出された書類すべてをチェックすることを求められていますから、税理士事務所と職員を守るために十分な業務資料を作成しておかなければなりません。


(パソコンの活用)

 パソコン活用の準備は、事務所のサーバーから所長からの指示事項を含めたお客様のDATAをパソコンにインストールから始まります。お客様に到着したら先ずお客様のパソコンからUSBメモリーを使いDATAを取り組みます。監査用のソフトを稼働、現預金の残高確認、指示事項に従いチェック(資産計上・保険資産計上・棚卸計上・引当計上など)し、訂正を会社パソコンで入力依頼し、経営者への報告、事務所からのインフォメーション、担当者のワンポイント経営アドバイスと続き、事務所のサーバーに業務資料を移して終了であります。 



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