この一週間、私事でも、世の中でも動きが激しかった。感ずることがありますので、書き込みをします。


(生活水準の低下は避けられない)

 政治家は選挙中に発言したことに責任を持たないと云われてきました。さすがに選挙民をだます事にためらい、マニフェストなる公式の公約を発表するようになりました。しかしながら、未だに本当のことを云っていない気がします。資源輸入国で、原油等原材料価格が高騰し、韓国・中国・インドが交易を本格化して、世界における日本の相対的地位は下がっていること、賃金は他のアジア諸国並に近づくことは明らか。なのに政治家は圧力団体のご機嫌取りに忙しく、生活水準が下がっていくなかで、国民にその事実を伝えない。「生活防衛の準備をするよう」との明言を避けている。これも、責任を取りたがらないのが日本の美点なのか。


(バブルの夢)

 米国の金融業界の混乱は驚くばかりであります。十数年ほど前、顧問先に金融機関が不動産を証券化する融資案を持ちかけてきました。プロパーでの融資でなく、信用力の乏しい案件を小口証券化し、リスク回避する金融機関の姿勢に戸惑いを感じました。今そのときの危惧が現実になったような気がします。信用力のない融資案件を束ねてみても、右肩上がりの経済であれば良いかもしれないが、サブプライムローンのように低所得者が住宅地の値上がりを期待した夢は、あぶく銭を期待した高額所得者をも奈落の底に落とし込んでいる。でもそれは自明の理でなかったのか。


(温もりとIT活用)

 この一週間、多大な移動時間を使い、自分の奥底にある心情を語り合える仲間の交流と、TKC関信会という組織が会員一同会して交流する年一回の秋期大学に参加しました。温もりを感ずることと会員として義務感との双方を感じました。直接出会うことなくとも組織への参加意識が保てるとIT活用が期待されますが、テレビ会議など今ひとつ物足りなさを感じます。問題は「ITというインフラをどう使うか」のアイデアが不足している気がしてなりません。




星野会計事務所 http://www.tkcnf.com/hoshino/pc/
シニアのための財産と生活を守る会 http://plaza.rakuten.co.jp/sinianagano/
長野ライオンズクラブ http://plaza.rakuten.co.jp/lcnagano