26日産経新聞「正論」では、櫻田淳東洋学園大学准教授が「麻生新政権に期待するもの」として、清沢洌(きよし)氏の「政治家として大久保利通」を引用した記事がありました。その意見に共鳴しましたので紹介します。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080926/stt0809260312006-n1.htm


(櫻田先生の結びは)

 官僚層は、既存の法令や前例に則ることを要請されている故に、「過去」に依拠せざるを得ないけれども、学者やジャーナリストのような知識層は、統治という営みの局外に身を置く故に、往々にして「急進な将来」を唱えることに傾く。
 しかし、政治家は、その「過去」と「急進な将来」の双方に引きずられることに抗いつつ、「屈伸性」、あるいは「柔軟性」を旨として内外の諸事を前にして変幻自在の対応を続けなければならない。そうした対応は、民主主義体制の下では「判り難い」と評されるものであるかもしれないけれども、政治という営みの本質であることには違いない。麻生新総理は、どのような「変幻自在の術」を披露するのであろうか。


(全ての組織活動でも同様)

 税理士業務も、国の電子政府実現に向けた電子申告・手続は事務所業務のIT化を促進しました。我々は紙ベースとした「過去」に戻ることはできません。また、組織運営も変革を求められます、情報ツールを駆使した会務実現に向けて歩み出さなければならない。しかし、業界の現状を直視しない観念的な主張は「急進な将来」であるが、多少の痛みを伴いながら、時代の要請に合わせる努力を税理士全員に求められる。「変幻自在の術」を用いて、未来を指導できるリーダーの活躍を期待したい。



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