6日には、平成20年度租税教育セミナーがあり参加しました。講師は教育現場で租税教育に従事し経験豊かな先生2名の実践事例報告と関東信越国税局総務部部長から「IT化と税」、教養講話として俳優宮下淳氏から「地球環境と人間の幸せ」があり、教師からは高い教える技術の高さを知りました。参加者は270名ほど、税理士30名・税務行政関係者も同数くらいで、後は教育関係者でありました。


(納税者の70%が見ている)

 総務部長は「国税庁は各局単位で平成10年11月にホームページを開設し、平成19年7月にリニューアルされ、国税庁と国税局の各ホームページが効率的に連携が図れ、国の各機関のうち人気上位にあり、業務の最適化をめざし、その使いやすさを利用者の意見を取り入れ使いやすいホームページをすべく改善している」と報告された。また、活用方法として、「税について調べる」にはタックスアンサー、「税を学ぶ」にはキッズコーナー・税の学習、「申告書を作成する」では確定申告書作成コーナーを利用事例として説明されました。


(教育現場からの租税教育実践報告)

 これまで、税理士が学校で租税教育の一コマを受け持ち租税を説明することだけが関心事でしたが、現場での先生方の何も前提知識のない子どもたちに誤りのない知識を知ってもらう計算され尽くした講義内容の構築方法には感服しました。子供に経済(税)リテラシーを身に付けさせ、正しい経済(税)に関する知識習得が実現させる崇高さとその意義を感じました。


(人間の幸せとは、本当の豊かさとは何か)

 俳優宮内淳さんはNPO地球友の会理事長として、国連環境計画(UNEP)活動に参画し活躍されおるとのこと世界の現状を語って頂きました。その一部をここに紹介します。

 昭和20年前半日本でも、一般家庭の燃料といえば薪で、里山の雑木林が供給源であり、伐採されハゲ山も多くありました。経済成長を享受し、燃料も石炭・石油・電気と代わり、里山は緑の山になり、世界でもまれに見る緑の多い国土なっています。
 今も、世界の多くの国では、燃料として薪を求め、森が消えています。その結果、世界中のお母さん30億人の第一の仕事は命の水を汲むことであります。森が消えれば水源はどんどん遠くなっていきます。毎日数時間かけバケツ一杯の水を手に入れています。
 日本を初めとする先進国のCO2排出による温暖化・砂漠化により、豊かさを求め、その豊かさがだんだん遠くなっているのが、地球上大多数の人の姿であります。
 また、自然破壊し、繁栄のマイナス面に悩む先進国を、パプアニューギニアの密林の中で、CNNニースを衛星放送で見る高床式住居主、村長は「我々はニュースで先進国の事件報道を見るにつけ、その危なさを感じ、生活に必要なものが手に入る今、先進国から学ぶ物は何もない!」と言い切る現実を我々は知るべきである。




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