私共事務所の仕事始めは昨日でありました。所長として年頭のあいさつは、税理士法人移行の必要性と厳しい経営環境への認識をお伝えしました。


(私の人生時刻は午後3時55分)

 人の一生を時計に例えると、肉体と知力が盛んである40歳を太陽が真上になる12時とし、二十歳を太陽が上がり活動し始める午前8時とすれば、2時間が10年となります。そうすると今年還暦になる私は午後3時55分、太陽は西の空にありますが、冬なら日没前、夏ならば暗くなるまで2時間20年はある位置。自分の人生が平均寿命の80歳なのか、男の厄年までなのかは定められた運命ですが、さあこれからどうする。


(太陽が運気を表すとしたら)

 太陽が東の空にあり希望に満ちる時と、太陽が映し出す影が長くなり、専門職としての盛り50才代が終わり、円熟と言うよりは初老と言うべき時では考えが違う。老い支度ではありませんが、出来ないことを明確にし、若い世代に期待する事、出来ることに集中することが肝心と考えます。何事も年寄りの冷や水にならないよう心掛けます。


(諦めることが肝心)

 私の祖母は曾祖父・祖父・父親の歩みから「人生には潮時がある、夢を追いかけるにはふさわしい年齢がある。間違えると家族や周囲の人に苦労をかける。お前何かやりたければ若い時に始めなさい」と言われて育ちました。確かに何事にも仕掛ける潮時はあります。その時を過ぎては労苦の割に見返りは少ないとこの年になり感じています。


(若いスタッフに)

 自分の人生時刻は今何時かを知り、今何をしなければ成らないかを考えて欲しい。時は優しくない、午前中であれば暖かい日差しに恵まれ、昼には強い運気があるが、直に傾き始め運気は弱くなってしまう。自分の位置を知って、今何が出来るか考えて、この百年に一度の厳しい変革の年に流されないよう、自分の足下を見つめて欲しいとお願いしました。


星野会計事務所 http://www.tkcnf.com/hoshino/pc/
シニアのための財産と生活を守る会 http://plaza.rakuten.co.jp/sinianagano/