昨日28日に、全国で初めての税理士による「公平な税政を求める政党職域支部」が結成されました。これまで、税理士政治連盟(税政連)は立法府に公平な租税の実現を求める「税制建議書」を提出してまいりました。その公式ルートを補完する意味で、政党を通して税制を立案している財務省主計局に直接税制改革を求めるルートが歩み始めたのであります。


(きのうの設立総会)

 自民党長野県連からは、小坂憲次(衆議院議員)会長、若林正俊(参議院議員)副会長、石田治一郎(県会議員)幹事長と伊藤次雄(宮下一郎衆議院議員秘書)、清水栄(長野市市会議員)の来賓にご参加頂き、設立総会を開催することが出来ました。


(組織の編成)

 今回の設立は先ず税政連が求める税制建議の理解を広げる税理士とその関係協力者の集まり税政研究会として「元氣会」と、その構成員のうち自由民主党支持者による職域支部「税理士支部」の二団体に分けています。それは、昨年の自由民主党総裁選挙に見られる通り、国家予算窮乏のおり、国民に「給付と負担」への国家経営管理の手法(積極財政派・財政再建派・上げ潮派)に違いを明確にさせました。つまり国民に財政手法の選択を求めたのであります。その時から、税理士に、税の専門家として、中立的な立場でその財政手法の違いを幅広く啓蒙する集団と、税務の現場で国民の要望に接し、税制の矛盾点・改善点をストレートに行政につなげる集団形成が求められたと考え始めてきました。


(中立でないとの批判)

 「何故、自由民主党の職域支部を結成したのか、税理士は中立であらねばならない」との御意見を頂戴しております。これまで、税政連活動では特定の国会議員(自民党・民主党)を人物本位で後援会を組織しご支援させて頂いております。それが本筋でありますが、国会議員の皆さんは得意とする分野があり、万全とは言い切れません。国会議員による集団(議連)も同様でであります。「国民に公平な税政を実現させる」との目的に対して、その手段として後援会活動に政党の職域支部を加え補完することが今回の企画であります。ご理解の程お願いします。


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