私の事務所があるJR長野駅東口は1998年の冬季オリンピック開催に合わせるように再開発を着手しました。それ以前にも再開発プランがあり、私の父親は30年前に事務所を移転させました。


(50万人の人口が必要)

 先進地区視察と言うことで他の市街地開発地を訪れ、説明を何回か聞く機会がありました。人口が50万人なければ都市としての景観は無く、アクセスポイントである駅の表裏両方が発展することがないことを知りました。オリンピック前までは、36万人の長野市の発展を期待しましたが、市町村合併で人口増加しましたが、新幹線開通で東京日帰り圏となり大企業はその営業拠点を大宮に移転となり、都市には成り切れませんでした。


(再開発は続いています)

 戦時下に沿岸部に工場があっては艦砲射撃の標的になるとして、内陸部の長野駅に隣接する東口に国鉄車両基地が移転してきました。それまで田園であった当地に煙突が立ち、職工さん達の住居が整備されました。75年経過し、その煙突は無くなり、職工さんは居なくなり、再開発の名の下で宿舎用の建物は取り壊され、道路が整備されています。


(土地所有者の悩み)

 整備事業は続き、新しい街のインフラが整備されました。一方では人口減少傾向で地価が下がる中、土地所有者の「どう土地を使った良いのか」との悩みは深まっています。創業意欲ある若者の出現を期待したい。



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