・9月17日(水)午後6時半から
「年金特別アドバイザーの対応状況など」(仮題)
大阪府社会保険労務士会館にて
対象は淀川労務研究会会員

当研究会前期計画は次の通り。
「派遣業について」(済み)
「生活保護と社会保険」(済み)
「年金特別アドバイザーの対応状況など」(仮題)
「旧令共済について」
「旧法(給付)」
「旧法」
なお、「共済」については継続検討課題

年金については従来 国民的な関心が低かったことから、現在の「年金問題」への対応は多くの問題が露呈することとなった。しかし、「とくべつ便」での国を挙げた対応は、多少の混乱を経ながらも、積極的に進められている。
また、「とくべつ便」は単なる記録統合や確認作業にとどまらず、それをきっかけとする年金と国民生活との関係の確認作業といえる。特に、基礎年金番号設定以前に受給(死亡)している者を含めるため、新法は無論、旧令共済、旧法、共済、沖縄特例など正確な対応が必要となる。したがって、窓口実践から後方支援までの年金相談員の養成が喫緊の課題である。

・12月19日(金)午後6時半から
「苦情対応など」(仮題)
大阪府社会保険労務士会館にて
対象は大阪府社会保険労務士会人間労使関係研究会会員

「日本の政治は完全な民主主義ではなく、世話人政治主義ですので、個々の国民が個別に考えたところで影響はありません。選挙には影響させることができるという社会ですので、何党がいいかとか、国会議員の誰が自分と同じ考え方かというところで考えるべきでしょうね。」

いかにも夢を奪うかのような発言ですが。「年金問題」でいうと、世話人にまかせていたが、きちんとやっていないことがわかった。しかし、国会議員は官僚が悪いといい、官僚は国会議員が悪いという。敗戦後文学者たちは、こうした「政治のカタチ」の問題に取組んできましたが、未だにスッキリしません。また一方で戦後は「シラケ」ムードとなり、具体的な解決を求めようとしない風潮が続きました。魑魅魍魎の棲む世界として、普通の国民は「国会」に背を向ける始末です。世話人にまかせていたというよりも、好きなようにさせていたというべきでしょう。こういう国民を束ねるのは大変なことです。こういうことは国会に限らず、会社でも私的な団体であっても普通に経験することです。こうした風潮に変化をもたらしたのが、「年金問題」です。自分の老後の生活がかかっているわけですからやはり、きちんとやってもらわなければ困るわけです。
残念ながら年金問題については窓口での対応は限られたものになり、多くは応じられない性質のものになりますが、国と国民の関係について考えさせられるものがあります。