12年01月29日
「税務の豆知識」
【日本が25万円なのに対してアメリカは・・・】
「日本の税金は高い?それとも安い?」こんな疑問を抱いたことはないでしょうか。そこで今回は、所得税・個人住民税の負担について他の国と比較してみました。給与所得者(会社員など)で家族構成が夫婦と子ども2人の場合、負担は次のようになります。
まず給与が500万円の場合、年間に負担する所得税・住民税は、日本が25万円、アメリカは46.3万円、イギリスが80.3万円になります。次に給与が700万円の場合では、日本は53万円、アメリカが90万円、イギリスは148.1万円。そして給与が1000万円の場合、日本が123.9万円、アメリカは184万円、イギリスが268.1万円となります。この数値から察すると、どの給与額でも日本の負担が一番小さいことがわかります。また、給与500万円を見てみると、給与に対する税負担の割合が、日本は5%なのに対してイギリスは3倍以上の約16%もあります。このことから、日本は所得が少ない人ほど税の負担が小さいとも言えます。しかし、この他に社会保険料などの社会保障の負担分があります。また逆に、さまざまな給付制度もあります。これらは各国でそれぞれ異なるため、一概に今回の数値だけで「日本の税金が安い高い」と判断することは難しそうですね。(2011年7月現在の財務省データより/邦貨換算レート:1ドル=81円・1ポンド=132円)
「日本の税金は高い?それとも安い?」こんな疑問を抱いたことはないでしょうか。そこで今回は、所得税・個人住民税の負担について他の国と比較してみました。給与所得者(会社員など)で家族構成が夫婦と子ども2人の場合、負担は次のようになります。
まず給与が500万円の場合、年間に負担する所得税・住民税は、日本が25万円、アメリカは46.3万円、イギリスが80.3万円になります。次に給与が700万円の場合では、日本は53万円、アメリカが90万円、イギリスは148.1万円。そして給与が1000万円の場合、日本が123.9万円、アメリカは184万円、イギリスが268.1万円となります。この数値から察すると、どの給与額でも日本の負担が一番小さいことがわかります。また、給与500万円を見てみると、給与に対する税負担の割合が、日本は5%なのに対してイギリスは3倍以上の約16%もあります。このことから、日本は所得が少ない人ほど税の負担が小さいとも言えます。しかし、この他に社会保険料などの社会保障の負担分があります。また逆に、さまざまな給付制度もあります。これらは各国でそれぞれ異なるため、一概に今回の数値だけで「日本の税金が安い高い」と判断することは難しそうですね。(2011年7月現在の財務省データより/邦貨換算レート:1ドル=81円・1ポンド=132円)