今月は、三回ご葬儀に参列しました。葬式は故人を偲ぶ時であり、そのご遺徳を継承する場でもあります。また、葬儀の営み方は地方、宗派によって大きく異なります。

(多くの葬儀は・・・)

 会計事務所という職業柄、数多くのご葬儀に参列しております。会葬者の大小、祭壇の演出などの違いはあっても、ご遺族の方々は出入り口で会葬者に言葉少なく応対することが多く、偲ぶ会席に呼ばれない限り短時間で故人とのお別れがすんでしまいます。ややもすれば、喪主との関係で会葬することが多く、故人のことについて多くを知ることなくお別れをしていることがあります。

(喪主が亡き父の思い出を30分話される)

 先日、開業以来のお客さまがお亡くなりになり、近親者だけのご葬儀が行われました。葬儀センターではありましたが、故人の遺品、お写真があり、故人を偲ぶことができました。そして、ご子息である喪主が、父親の思いでを30分間語られ、生前の故人が今でも生きている様でありました。高ぶる感情と涙を抑え、亡き父親の遺徳を話されている姿、精神性の高さに感動しました。


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