書店で松原哲明和尚の「般若心経」読経の文字が目にとまり、小学館発行「サライ」2007.4号を買いました。般若心経の外に「落語完全ガイド」特集記事がありました。東京に出かける折りには、上野鈴本演芸場に寄ることもありますので、興味深く読みました。ここに、取材・文/都恋堂(さくらいよしえ)の記事を紹介します。

(昭和の名人のお蔵入り高座が甦る)

 昭和の落語界を彩った名人たち。彼らの貴重な高座の音源を、インターネットのホームページ( http://www.rakugonokura.com )から手に入れることができる。
 今年1月に稼働した「落語の蔵」がそれだ。現時点では江戸、上方併せて約100席。今後も随時追加される。特に三代目三遊亭金馬や八代目三笑亭可楽の音源が豊富だ。ラジオ局の文化放送が収録したもので、長らくお蔵入りしていたものも多い。

(「落語の蔵」の楽しみ方)

 楽しみ方は至って簡単。まず「落語の蔵」ホームページを開き、会員登録(無料)する。一覧から気になる演目を探して試聴(1分30秒)。気に入ったものは、1席ずつ購入できる。購入した音源は、パソコンに記録される。パソコンでそのまま再生できるほか、小型のメモリー・オーディオに移せばいつでもどこでも楽しむことができる。
 音源データはMP3という汎用性の高い形式で、現行のパソコンなら、ほぼすべてに対応している。
 その他、好みの2席を選び、自分だけの落語CDを注文することも可能。これおには簡単なジャケット、演目の解説が付く。


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