昨日は、長野県ITコーディネーター協議会定期総会での決算報告と、自分が主催するNPO研修会「法テラスの果たす役割とその現状」の開催が同時刻同会場で行いましたので、二カ所の会場を行ったり来たりしました。


(日本司法支援センター:愛称「法テラス」)

 研修会には、長野市のもんぜんぷら座にある法テラス長野から講師として副所長(弁護士)さんをお迎えしました。これまでのお上が守ってくれた「事前規制・調整型の社会」から、自己責任・アメリカ型の司法制度の「事後チェック・救済型の社会」を目指す「司法制度改革」の基では、事前の官に規制は何もありませんから、自分の身に降りかかってきたトラブルは自ら司法に訴えなければならなくなる。その情報提供と資力のない方々への救済が法テラスとのことであります。


(弁護士5万人体制・・・)

 国民が自ら自分の目を光らせる制度では、素人が訴訟をおこしますので当然訴訟件数が増加します。分かり易い裁判・判決でなければならず、司法が専門家だけの世界では無くなります。「素人感覚」という目線の位置への変化を求められ、裁判官も弁護士経験者を登用する「法曹一元」、国民の司法参加「裁判員制度」の導入が始まります。そこでは、無作為に選ばれた民間の裁判員を一事件で何年も拘束できませんから二三日で結審する体制を整えるための裁判のスピード促進、その激動期(平成30年まで)を乗り切るために法曹人口(弁護士・裁判官)を5万人が必要とのことでありました。


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