07年09月27日
最近の動き
◆年金横領 新たに47件発覚◆
社会保険事務所と市区町村職員による年金保険料横領問題で、市区町村職員追加調査の中間報告により、新たに47件の横領が見つかったことがわかった。今回の調査により、これまでに判明した横領は計145件、被害総額は約3億9,600万円となった。社会保険庁では、今後さらに詳細な内容を公表する方針。
◆「消えた年金記録」新たに33件回復 横領の可能性も◆
全国の年金記録確認第三者委員会で、新たに33件のあっせん案が示された。これにより、記録の回復が認められた申立ては計137件、却下された申立ては計8件となった。今回あっせん案が示された事案の中には「不自然な記録」を持つものがあり、保険料横領の可能性も出てきている。
社会保険事務所と市区町村職員による年金保険料横領問題で、市区町村職員追加調査の中間報告により、新たに47件の横領が見つかったことがわかった。今回の調査により、これまでに判明した横領は計145件、被害総額は約3億9,600万円となった。社会保険庁では、今後さらに詳細な内容を公表する方針。
◆「消えた年金記録」新たに33件回復 横領の可能性も◆
全国の年金記録確認第三者委員会で、新たに33件のあっせん案が示された。これにより、記録の回復が認められた申立ては計137件、却下された申立ては計8件となった。今回あっせん案が示された事案の中には「不自然な記録」を持つものがあり、保険料横領の可能性も出てきている。
07年09月19日
最近の動き
◆年金記録回復の申立てが1万人を突破
総務省の年金記録確認第三者委員会に公的年金納付記録の回復申立てをした人が1万人を超えたことがわかった。現在審査結果が出ているのは108件で、申立ての1%にとどまっている。申立ては今後一段と増加するとみられ、総務省は委員・スタッフを確保し、審査スピードを速める方針。
◆政府管掌健康保険は2007年度から赤字決算の見通し
政府管掌健康保険の2006年度の収支決算(医療分と介護分)は、加入者の増加などにより1,079億円の黒字(4年連続)となったことが厚生労働省の発表でわかった。しかし、2007年度は診療報酬改定がないため保険給付費が膨らみ、1,798億円の赤字となる見通し。
◆65万人分の住所がコンピュータ未入力 企業年金連合会
企業年金連合会による年金の未払い記録124万人分のうち65万人分について、同連合会が管理する紙台帳の住所記録情報がコンピュータに入力されていないことが明らかになった。これらの該当者には受給請求の書類が送付されないか送付回数が1回(通常は最大3回)だけとなっており、申請漏れにつながっているケースが数多くあるとみられる。
◆「年金一元化」で厚生年金給付が改善 厚労省試算
厚生労働省は、厚生年金と共済年金を一元化すると、厚生年金の将来の給付水準が改善するとする試算結果をまとめた。一元化により、2026年度の所得代替率(現役世代の平均所得に対する年金額を示す)は、当初試算の51.6%から0.2ポイント改善される見通し。
総務省の年金記録確認第三者委員会に公的年金納付記録の回復申立てをした人が1万人を超えたことがわかった。現在審査結果が出ているのは108件で、申立ての1%にとどまっている。申立ては今後一段と増加するとみられ、総務省は委員・スタッフを確保し、審査スピードを速める方針。
◆政府管掌健康保険は2007年度から赤字決算の見通し
政府管掌健康保険の2006年度の収支決算(医療分と介護分)は、加入者の増加などにより1,079億円の黒字(4年連続)となったことが厚生労働省の発表でわかった。しかし、2007年度は診療報酬改定がないため保険給付費が膨らみ、1,798億円の赤字となる見通し。
◆65万人分の住所がコンピュータ未入力 企業年金連合会
企業年金連合会による年金の未払い記録124万人分のうち65万人分について、同連合会が管理する紙台帳の住所記録情報がコンピュータに入力されていないことが明らかになった。これらの該当者には受給請求の書類が送付されないか送付回数が1回(通常は最大3回)だけとなっており、申請漏れにつながっているケースが数多くあるとみられる。
◆「年金一元化」で厚生年金給付が改善 厚労省試算
厚生労働省は、厚生年金と共済年金を一元化すると、厚生年金の将来の給付水準が改善するとする試算結果をまとめた。一元化により、2026年度の所得代替率(現役世代の平均所得に対する年金額を示す)は、当初試算の51.6%から0.2ポイント改善される見通し。
07年09月14日
最近の動き
◆新たに年金給付認定11件、不認定は1件◆
「年金記録確認中央第三者委員会」は、領収書などの証拠がない人について、新たに11件の年金給付を認定し、これで認定件数は合計で44件となった。また、1件については記録の訂正を認めない決定を下した。
不認定となった件数は合計3件目。
◆事務処理ミスで約20年分の老齢基礎年金が未払い◆
東京社会保険事務局は、都内の80代男性の約20年分(1986年12月分〜2007年5月分)の老齢基礎年金約2,474万円が未払いであったと発表した。
男性が1990年に社会保険事務所に給付を請求した際に、配偶者加給年金に関して同事務所がいったん加算停止の手続きをしたが、その後も解除されていなかった。今年3月に判明し、7月に全額を支払った。
◆企業年金中途脱退者への通知約19%が宛先不明で返却◆
政府は、企業年金連合会が、転職などで厚生年金基金を中途脱退したり会社の基金が解散したりした人などを対象に2006年度に発送した45万2,000件の通知のうち、約19%に相当する8万5,000件が宛先不明で返却されていたことを明らかにした。通知が未到着の場合、年金請求手続をせずに年金を受給していない可能性が大きい。
「年金記録確認中央第三者委員会」は、領収書などの証拠がない人について、新たに11件の年金給付を認定し、これで認定件数は合計で44件となった。また、1件については記録の訂正を認めない決定を下した。
不認定となった件数は合計3件目。
◆事務処理ミスで約20年分の老齢基礎年金が未払い◆
東京社会保険事務局は、都内の80代男性の約20年分(1986年12月分〜2007年5月分)の老齢基礎年金約2,474万円が未払いであったと発表した。
男性が1990年に社会保険事務所に給付を請求した際に、配偶者加給年金に関して同事務所がいったん加算停止の手続きをしたが、その後も解除されていなかった。今年3月に判明し、7月に全額を支払った。
◆企業年金中途脱退者への通知約19%が宛先不明で返却◆
政府は、企業年金連合会が、転職などで厚生年金基金を中途脱退したり会社の基金が解散したりした人などを対象に2006年度に発送した45万2,000件の通知のうち、約19%に相当する8万5,000件が宛先不明で返却されていたことを明らかにした。通知が未到着の場合、年金請求手続をせずに年金を受給していない可能性が大きい。
07年09月10日
最近の動き
◆請求漏れで約124万人に年金未支給 企業年金連合会
企業年金連合会(転職などで厚生年金基金を中途脱退したり会社の基金が解散したりした人の年金資産の運用・給付などを行っている)は、2006年度末時点で受給資格のある60歳以上の人(約400万人)のうち、約124万人に対して本来支払うべき年金を支給していないことを明らかにした。いずれも受給資格者が請求手続を行っていないことによるもので、総額は1,544億円に上るとみられる。
◆国庫負担引き上げないと2049年に年金破綻 厚労省試算
厚生労働省は、政府が2009年度までに目指している基礎年金の国庫負担の2分の1(現在は3分の1強)への引上げが同年度以降も実施できない場合、公的年金の財政は2049年に破綻するとする試算結果を発表した。政府は消費税引上げや赤字国債の発行などによる財源確保を検討している。
◆社保庁・市町村職員による年金保険料の横領は3億円超
社会保険庁は、同庁と市町村の職員による年金保険料や給付金の横領件数が、判明しただけで99件(うち市町村職員によるものは49件)あり、総額で約3億4,274万円(同2億77万円)に上るとする調査結果を明らかにした。舛添厚労相は、「きちんと調査した上でしかるべき対応を取りたい」と話した。
◆「宙に浮いた年金」の統合作業は1年で4.4%
社会保険庁は、該当者が不定となっている「宙に浮いた年金」の記録が今年7月末時点で4,870万9,000件あり、昨年6月1日時点(5,095万1,000件)からわずか4.4%しか減っていないことを明らかにし、基礎年金番号への統合作業があまり進んでいないことがわかった。
企業年金連合会(転職などで厚生年金基金を中途脱退したり会社の基金が解散したりした人の年金資産の運用・給付などを行っている)は、2006年度末時点で受給資格のある60歳以上の人(約400万人)のうち、約124万人に対して本来支払うべき年金を支給していないことを明らかにした。いずれも受給資格者が請求手続を行っていないことによるもので、総額は1,544億円に上るとみられる。
◆国庫負担引き上げないと2049年に年金破綻 厚労省試算
厚生労働省は、政府が2009年度までに目指している基礎年金の国庫負担の2分の1(現在は3分の1強)への引上げが同年度以降も実施できない場合、公的年金の財政は2049年に破綻するとする試算結果を発表した。政府は消費税引上げや赤字国債の発行などによる財源確保を検討している。
◆社保庁・市町村職員による年金保険料の横領は3億円超
社会保険庁は、同庁と市町村の職員による年金保険料や給付金の横領件数が、判明しただけで99件(うち市町村職員によるものは49件)あり、総額で約3億4,274万円(同2億77万円)に上るとする調査結果を明らかにした。舛添厚労相は、「きちんと調査した上でしかるべき対応を取りたい」と話した。
◆「宙に浮いた年金」の統合作業は1年で4.4%
社会保険庁は、該当者が不定となっている「宙に浮いた年金」の記録が今年7月末時点で4,870万9,000件あり、昨年6月1日時点(5,095万1,000件)からわずか4.4%しか減っていないことを明らかにし、基礎年金番号への統合作業があまり進んでいないことがわかった。
07年09月04日
最近の動き
メタボリック健診で健保組合に補助金支給へ 厚労省
厚生労働省は、メタボリック症候群の予防・改善を目的として2008年4月から実施される特定健診(40歳以上の保険加入者が対象)と保健指導にかかる健康保険組合のコスト負担増を和らげるため、補助金を支給することを明らかにした。健診や保健指導にかかるコストの3分の1を助成する方針。
厚生労働省は、メタボリック症候群の予防・改善を目的として2008年4月から実施される特定健診(40歳以上の保険加入者が対象)と保健指導にかかる健康保険組合のコスト負担増を和らげるため、補助金を支給することを明らかにした。健診や保健指導にかかるコストの3分の1を助成する方針。