こんばんは、新潟の社会保険労務士「にいじま」です。

「発掘あるある大辞典」の問題、これはもはや多くを語る必要がないくらい、
誰もが知る大きな社会問題となりました。

でも、私はそれほど意外には思っていません。

「ひねくれ者」と言われそうですが、マスコミの発信する情報が全て正しいとは
思っていなかったからです。特にダイエット、健康といったテーマに関するもの
は、いつも本当かな?と思っていました。

テレビや新聞等の報道、発表には常に疑いの目を向ける必要があると思っています。
世論を一定の方向に向かせようとする意図を感じることもあります。

いつの間にか「大本営発表」になる可能性がないわけではありませんので、誰かが監視しないといけないことでしょう。

ところで、似たようなケースですが、新聞や雑誌でもおかしな内容が目に付きます。

最近ですと、例えば「退職日前3ヶ月までに退職願を提出しなければいけない、この就業規則は問題ない」というコラムを目にしました。この件に関して地方裁判所の判例ですが、無効という判決が出ています。

しかし、これを呼んだある社長様は「このコラムに書いてあった。先生の考えは間違っているんじゃないか?」とおっしゃいました。雑誌に掲載されていたのだから正しいと思ったのでしょう。

また、新潟日報はしきりに確定拠出年金の加入が加速という記事を掲載しています。
更に地銀が確定拠出年金の運営管理業務を1社受託する毎に必ず記事にする念の入れよう。

これは確定拠出年金が主流である、という方向に誘導しようとしているように思えます。決してそんなことはないのですが。

活字になっていることが全て正しいとは限りません。
情報の1つとして考え、自ら吟味することが必要ではないでしょうか。


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