先日テレビでこんなCMがありました。


病院でベッドに横になりチューブが体について目を閉じている男性とその奥さん。

奥さん
「退院?うれしくなんてありませんよ。だって帰っても食事できませんから。」

奥さん
「転院?全部断られました。」

奥さん
「投薬の仕方は教えてもらいました。でも素人ですから不安です。」(セリフは違いますが、ニュアンスはこんな感じでした。)

最後に日本医師会が
「今の日本医療が壊れている。」

とメッセージ。

今の日本の医療制度の現実を物語っています。
食事もできないような状態の人でさえ、病院に入院させてもらえない。転院先もない。治療は自宅で家族がする。

それだけ、入院しにくいのです。

それなのに、200日も300日も入院してやっと払った保険料相当額の保険金が受け取れる医療保険に
入りますか?

入院する病院の医師の団体の日本医師会が出しているメッセージと保険会社の出す「長期入院したときの備えです。」のどちらを信じますか?

ずっと私が伝えてきた日本の医療と医療保険の役にたたなさを物語っているCMでした。