2日の日曜日、友人からのお誘いで「時代の変化を掴め!あなたの企業が生き抜くために 掴むか!逃がすか!無関心か!ユビキタス社会の生き残り戦術」をテーマするセミナーに参加しました。講師は元証券会社支店長の田端茂徳氏でありました。


(株価の下落をどう考えるか)

 米国発の金融危機で株価は下落しているが、前年対比で見ると、米国より日本の株価下落割合が高い事実をどう見るか。人口減少で消費減少、生産人口減少で競争力低下、生産拠点の海外移転、中小企業の事業承継難などで海外投資家は「日本の未来には投資できない」として株価が下がっている。構造的に日本は厳しい時代を迎えている。


(個々の商店主はどうすれば良いのか)

1,「自分の店だけ儲かれば良い」として商いに励むと
2,同じ商店街のライバル店は売上が下がり、閉店となるかもしれないが、
3,車社会で、新しい道路が開通するとナショナルブランド店が郊外に開店し、マイカーのお客は離れる、
4,家族連れのお客が来店せず、足弱なシニア世代だけとなり、商店街は衰退する。
5,高速道路・新幹線のインフラが良くなると、高額消費者はより大きい大都市圏に出かける。
6,人口の少ない地方都市では、全ての商店街の売上が減少し、シャッター通り化して行く。
7,さらに、インターネット時代となり、TVショッピング・インターネット購入者が増加。

 これが、商店主が直面する課題であります。同じ商店街のライバル店は商売敵ではなく、商店街活性化の仲間であり、商店街に来客頂くお客様の数を多くするために、先ず手を結ばないといけない同志であります。


(姪の一言)

 今年就職し、東京下町に住むこととなった姪は「東京の商店街は活気があり、お買い物が楽しい」と言っています。確かに人口密集度が高い下町だからこそと理解します。ならば、地方都市では「どうすれば生き残れるのか」が課題、商店街の周りに商品を買ってくれる生活者を集めることが肝心。高層マンション・高齢者向けのアパート等々を誘致することが急務。



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