近畿地方の個人投資家約8500人が昨年までの3年間に、総額484億円の株式譲渡所得の申告漏れを、大阪国税局から指摘されていることが分かった。うち9割超の約7800人は無申告だった。大半は、「保有株に含み損があるので申告しなくていいと思った。」などという勘違いだが、中には、「黙っていればわからないと思った。」と告白する投資家もいたという。納税意識の低さが浮き彫りになったようです。儲けたらちゃんと申告してくださいね、あとで痛い目合いますよ。
株式譲渡所得・・・株の売買で生じた利益から諸経費を差し引いた所得で、上場株の税率は10%。無申告の場合は税額の15%、過少申告の場合は10%がそれぞれ追徴される。申告方法は原則、自主申告だが、税改正で、証券会社などの金融機関が、取引口座から源泉徴収する制度も導入された。この場合でも、投資家が徴収するよう金融機関に申請しなければ申告が必要になる。