11日のTKC関信会長野支部第35回定期総会が松本で開催されました。税理士の社会的役割がますます大きくなっている状況下で、楯支部長は今年度のTKC全国会役員大会を受けて、支部会員に年度基本方針と重要テーマにつき説明された。


(基本方針)

 第35回TKC全国役員大会は「企業の黒字化と経営承継」に関するテーマ一色でした。次の二つの言葉にTKC全国会の本年度の重点活動テーマの全てが言い尽くされていると思います。

1,「経営というのは存続しなければならない。そして、単に続いていくだけではなくて、発展性をもたなければならない。つまり、経営とは存続と発展の要請を己の中に抱き込んでいる存在だ。」と飯塚毅初代会長が「経営の四つの特質」で述べたお言葉。

2,「変化はコントロールできない。できるのは変化の先頭に立つことだけである。」とP.F.ドラッカーが「明日を支配する者」のなかで述べ、変化の先頭に立たない限り生き残れることは出来ないし、急激な構造変化の時代を生き残れるのは、チェンジ・リーダーとなる者だけであると言い切ったお言葉。

 TKC長野支部会員全員が、TKC全国会のいうチェンジ・リーダーとなって、関与先の永続発展に貢献できるよう全力を挙げて取り組んで参りたいと思います。


(重点テーマ)

1,TKC全国会重点活動テーマを積極的に推進し多くの支部会員の表彰を目指しましょう。

(1)継続MAS(経営計画策定ソフト)の有効利用、
(2)FX2(財務会計ソフト)の利用促進、
(3)書面添付の実践、
(4)電子申告の実践、
(5)巡回監査率の向上、
(6)黒字決算企業数の増加、
(7)経営革新計画の承認、
(8)経営革新セミナーの開催

2,TKC中小企業の経営承継円滑化支援大作戦に積極的に取り組みましょう。

3,全国会、地域会及び会員事務所の基盤強化を図るため、会員増強に努めましょう。

4,金融機関との交流会(経営承継支援勉強会)を、ブロック単位で開催しましょう。


(報告事項)

 今年のTKC全国大会では、前国税庁長官大武健一先生が全国会筆頭副会長にご就任頂きご指導を頂けることとなったとのことです。大武先生は「電子申告推進の原動力となったTKC会員は、巡回監査時に財務ソフト(FX2)を社長さんとの対話ツールとしてしてきたことが、その優秀さを誇れることとなっている」と話された。そして、税理士制度の国家的有効性を東南アジア等新興国に伝えて欲しい期待されました。



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