不動産業者の批判をしていますが、FP業務を行うにあたっては顧客のニーズにこたえるために不動産業者を紹介することもあります。

あるお客様の土地の売却について、地場の不動産屋を紹介しました。

※ブログに書いてあるように不動産屋は売り客は喜びます。

お客様があるとき

「紹介してもらった不動産屋さんが○○した方が××が安くなると言われたのですが・・・。」

これを聞いて、私は困りました。

確かに、不動産屋の言うとおり、○○した方が××が安くなります。

しかし、△△がそれ以上に高くなるのです。

この△△が不動産と無関係なものならいいのですが、△△は不動産と関係の深いもの。
この△△について忘れているのか、知らないのか。

無関係な不動産屋であれば、「△△のことを知らない不動産屋ですね。」

と言って終わりなのですが、一応私が紹介した不動産屋。間違った仕事をする不動産屋を紹介したということになってしまっても困ります。

なんとか、その不動産屋の立場を悪くしないように言葉を取り繕いながらお客様に正しい説明をするのに大変苦労しました。

後日、その不動産屋にその経緯を話したところ

「ちゃんと、△△が高くなることも説明しましたよ。」

とのこと、ちゃんと説明したのなら、どうしてお客様は間違った理解をしていたのか・・・。

不動産屋が間違った説明をしたことをごまかすためにウソをついている可能性もありますが、そのことを追求しても意味が無いので、説明したことを信じることにはしました。

しかし、業者は説明したといっても素人の消費者が理解したことには必ずしもなりません。

事実、お客様は間違った理解をしているのですから。

間違った理解で間違った行動をして大きな損害を被るかもしれません。

消費者の立場に立ってきちんと説明する存在が必要です。