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 中国を訪ね、バスに乗り車窓を眺めて感じたことは、島国国家と大陸国家では、思考方法と、国防の仕方が根本から違うなということであります。


(山一つ見えない草原で見る地政学?)

 北京市内から万里の長城がある丘陵地帯まで50キロは平地でありました。仮に、騎馬民族に万里の長城を破られたら北京を守る術はありません。事実、中国4千年の歴史で人口の90%を占める漢民族が統治したのは漢・宋・明・中華人民共和国の900年余でしかなく、他は北方民族に支配されていました。近年でも昭和20年夏、日本の関東軍との戦で、ソビエト軍が一週間で東北(満州)を占領した戦歴があります。中国軍がロシアを仮想敵国とすることは理解できます。


(中国の誇り)

 ガイドさんが明朝の十三陵の石像示し「この衣装が漢民族のものです、皆さんがチャイナドレスと言うのは清(満州族)のものです」と言い切った。少数の騎馬民族が広大な国土を支配するには、漢民族の文化を受け入れなければ国家経営が成り立たない。そこで、他民族が統治しても、漢民族の文化を大事にすれば、皆同胞、漢民族が中心とする中華思想を満足させることが出来た。日中戦争では、石原莞爾将軍が主張した通り、少数の日本軍で中国を支配すると考えたのは大きな間違いでありました。数の多さに脅え、優越感だけで接し、漢民族の誇りを大きく傷つけてしまった。


(60年前の光景)

 60年余前、私の叔父は郷土の連隊歩兵として、もう一人の叔父は近衛連隊の車両隊としてこの草原を行軍した。毎日毎日行軍の連続で「軍隊は歩くことか」と思ったそうです。遮るものもなく、遙か遠方から日本軍の行動は中国軍から見て取れたでしょう。戦いにならなず、昼だけ線と点を占拠したに過ぎず。消耗戦を強いられた、ただ国力を消耗するだけの無益な戦をしたことかと思い知りました。
 戦いに敗れ、東北(満州)では100万人の引揚者が歩いた。私の家族も祖父を先頭に乾いた大地を引き揚げ船の港に向かって歩く惨め姿を思い浮かべた。


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09年03月31日 | Category: General
Posted by: hoshino
 善光寺縁起によれば、「一光三尊阿弥陀如来は、天竺(インド)で出現され、百済に渡り、仏教伝来とともに日本に奉じられたが、政争のため、難波の堀江に捨てられた。そこを通りかかった本田善光に背負われて、信州飯田の地で祀られた。その後、信州長野の地に移られたのが善光寺の始まり」とされている。


(山深き里に大伽藍が出来たのか)

 一旦は、宮中に納められた「一光三尊阿弥陀如来」さまを、都から遠く離れた山深き里が選ばれたのか、その大伽藍を造営しお守りすること1400年。何故なのか疑問が生じます。


(長野は渡来人の地であった)

 1400年前、朝鮮半島は高句麗・新羅・百済の戦国時代でその戦渦を避け日本に渡来した人々を、朝廷は先ず軍馬の飼育する民として信州の地で牧場を営ませた。その渡来された人々は、高度の農業技術者でもあり、信州水内郡の役所があった地・長野の多くの条理で分けられた耕作地に入植され、そのおかげで豊かな農業生産地になったことは想像できる。その経済力は、その後上杉・武田両軍が奪い合った事からも理解できます。長野の地には、大伽藍を維持できる経済力と百済伝来の仏様をお守りする民が居たのであります。


(だから、本田善光は長野の地を選んだ)

 難波の堀江から、一光三尊阿弥陀如来を背負った本田善光(渡来人か仏教を信仰する役人)は、都における争いを避け、お祀りする地を選択するに、都から離れた安全な場所、お守りする同胞(渡来人)がいる地、経済力がある地を条件に、長野の地を選んだのであります。


(人・物・金の三要素)

 経営には三要素(人・物・金)が必要であります。稲作を行う農業技術者、当時スパーカーであった軍馬の飼育する技術者、耕作適地の地味豊かな扇状地、そこでもたらされた蓄積などが1400年善光寺さんをお守りできた理由であります。因果応報「偶然なものは何もない」善光寺経営に見習う点は多い。


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09年03月30日 | Category: General
Posted by: hoshino
 昨日28日に、全国で初めての税理士による「公平な税政を求める政党職域支部」が結成されました。これまで、税理士政治連盟(税政連)は立法府に公平な租税の実現を求める「税制建議書」を提出してまいりました。その公式ルートを補完する意味で、政党を通して税制を立案している財務省主計局に直接税制改革を求めるルートが歩み始めたのであります。


(きのうの設立総会)

 自民党長野県連からは、小坂憲次(衆議院議員)会長、若林正俊(参議院議員)副会長、石田治一郎(県会議員)幹事長と伊藤次雄(宮下一郎衆議院議員秘書)、清水栄(長野市市会議員)の来賓にご参加頂き、設立総会を開催することが出来ました。


(組織の編成)

 今回の設立は先ず税政連が求める税制建議の理解を広げる税理士とその関係協力者の集まり税政研究会として「元氣会」と、その構成員のうち自由民主党支持者による職域支部「税理士支部」の二団体に分けています。それは、昨年の自由民主党総裁選挙に見られる通り、国家予算窮乏のおり、国民に「給付と負担」への国家経営管理の手法(積極財政派・財政再建派・上げ潮派)に違いを明確にさせました。つまり国民に財政手法の選択を求めたのであります。その時から、税理士に、税の専門家として、中立的な立場でその財政手法の違いを幅広く啓蒙する集団と、税務の現場で国民の要望に接し、税制の矛盾点・改善点をストレートに行政につなげる集団形成が求められたと考え始めてきました。


(中立でないとの批判)

 「何故、自由民主党の職域支部を結成したのか、税理士は中立であらねばならない」との御意見を頂戴しております。これまで、税政連活動では特定の国会議員(自民党・民主党)を人物本位で後援会を組織しご支援させて頂いております。それが本筋でありますが、国会議員の皆さんは得意とする分野があり、万全とは言い切れません。国会議員による集団(議連)も同様でであります。「国民に公平な税政を実現させる」との目的に対して、その手段として後援会活動に政党の職域支部を加え補完することが今回の企画であります。ご理解の程お願いします。


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09年03月29日 | Category: General
Posted by: hoshino
 今日28日、長野県全体をカバーする税理士による政治団体「元氣会」と自由民主党職域支部「税理士支部」の設立総会を開催します。来賓は国会議員・県会議員・市会議員でありますので、緊張しております


(発起人は忙しい)

 今年は、例年の確定申告事務と5日間の研修旅行が重なり、かつ設立総会開催準備で大あわて、ようやく昨日で何とか間に合わせました。まだ、挨拶原稿が未完であります。11時のスタートまでにはまとめなければなりません。


(参加者にご同意頂きたい)

 明日の生活を考える時、これまでのように「経済は一流、政治は三流・・・」と横柄に構えている余裕はありません。世界同時不況は外需頼みの日本経済を根底から揺るがす事態となり、政治(税政)が一流でなければならない時を迎えています。国民に自分の明日の生活を選択する覚悟を求められています。特に、中小企業をお客さんとする税理士には政治(税政建議等)への理解と行動を求められます。


(団塊の世代)

 大学時代に学園紛争を経験した世代は時代が変化する時に座していることが出来ない性を持ってしまっています。「小さな親切、大きなお世話」かもしれませんが、致し方ありません。行動します。ご迷惑おかけします。


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09年03月28日 | Category: General
Posted by: hoshino
 昨日26日は、長野県商工会連合会の臨時総会に岩崎県連会長の代理で出席しました。総会では専務理事が商工会存亡の危機を訴えていたのが強く印象に残りました。


(議案書の概要には)

 我が国経済は、原油・原材料価格の変動に加え、米国に端を発した世界的な金融不安により、株価の下落、為替レートの変動のなかで景気の停滞感が強まり、深刻な状況に直面している。
 こうした急激な経済変動のなかで、地域中小企業を取り巻く経営環境は、需要の停滞や消費の鈍化、高齢化・過疎化、商店街の衰退、産業構造の変化と相まって、全業種にわたり受注・売上が減少し、採算・資金繰りや雇用などの厳しさを増し、先行き不透明な状況が続いている。
 こうした厳しい経済状況に直面して今、商工会は、地域経済団体・商工指導団体としての中小企業支援の機能を一層強化し、地域経済社会に活力を取り戻すべく組織の総力を結集し、商工業振興や地域活性化のための諸事業をしなければならない。


(具体的実施事業項目の内、税理士会との関連事項は)

商工会運営指導事業では、

13,記帳機械化事業の推進
 「ネットde記帳」システムを利用し、小規模事業者の記帳業務の省力化及び計数管理を通じた経営改善を進めるとともに、これまでの商工会利用に加えて事業所利用を促進する。

商工業振興事業では、

1,地域力連携拠点事業の拡充
 新規創業者(予定者)や経営の向上・革新を目指す企業を支援するため、地域力連携拠点事業、経営革新支援ガイドライン事業、創業・経営革新支援事業等により、企業の経営力向上、創業・経営革新、事業承継支援等を行う。
(1)経営力の向上・事業承継支援等地域力連携拠点事業の推進
(2)経営革新支援ガイドライン事業の推進
(3)創業・経営革新塾の開催
(4)経営・技術強化支援事業(エキスパートバンク)の推進
(5)農商工等連携の支援
(6)特許制度の有効活用の支援

4,税務対策の推進
 税務署及び税理士会等関係機関と連携し、税務に関する諸問題の指導等を実施する。
(1)税務指導懇談会の開催
(2)中小企業関係税制及び税務指導に関する調査

以上。


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09年03月27日 | Category: General
Posted by: hoshino
 日本M&Aセンターの会議で学んだのは「企業の生き残りは、息子がいるのなら事業承継策、他人に譲るならM&A・営業譲渡のどちらか」ということであります。


(パラダイムシフト)

 現在、日本の中小企業が直面している時代の変化は、
1,2012年問題
・団塊の世代の経営者が65才を迎え、+−5年で引退すること
・後継者不在企業が50%であることで
・後継者問題が、いよいよ本格化する
2,少子化
・これから毎年1%の人口が減少すること
・10年ですべての企業の売上が10%ダウンすること
・それに加えて、高齢化により可処分所得、消費が減少する
3,世界的なパラダイムシフト
・「金融絶対主義」が崩壊する


(M&Aの対象企業は)

 中小企業の生き残り策であるM&Aの絶対条件は黒字企業であることであります。マーケットが縮小している今、毎期黒字決算を重ねることは困難でありますが、経営者は歯を食いしばって、地域の雇用を守る決意が求められます。
 全国の全法人270万社として、大企業・上場企業と従業員10名未満の零細企業を除くと中堅中小企業は30%81万社となります。その内黒字企業は30%の24万社であります。その内後継者が未定の企業数は12万社であります。この12万社が生き残れるかが日本の未来を決める事となります。


(12万社の生き残り)

 後継者未定の12万社生き残りは、従業員を平均50名とすれば、6百万人、家族4名なら2千4百万人の生活が成り立つか否かの問題であります。大げさに言えば、日本という国の浮き沈みにかかわります。中小企業をお客様としている税理士の役割は重い。


(税理士の役割)

 昨日、私の事務所に書籍「テキトー税理士が会社を潰す」(著者:税理士・山下明宏、発行:幻冬舎)が贈られて来ました。その後書きの文書に込められた「全国税理士に向けられた山下先生の願い」に心打たれましたのでここに紹介します。

祈りを持って、中小企業に接するのは、私たち税理士しかいないのだ。
テキトー税理士は目の前の数字を整理するだけ、
税務署は、申告書のミスを指摘するだけの役所仕事。
本当の税理士は違う。数字に表れない経営状態まで見通し、助言する。
経営者の背中についたホコリを、そっとはらってあげる。
法律で想定された業務では解決できない課題にも取り組み、
企業の繁栄のために、力を尽くす。
これが、私たち税理士の祈りである。
少しでも、その祈りがあなたに伝われば、幸いだ。


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09年03月26日 | Category: General
Posted by: hoshino
 善光寺には極楽往生を約束してくれる仕掛け(儀式)に、「御戒壇めぐり」があります。擬死再生で「戒壇とは古来、霊が集まる「あの世」と認識された場所である。そこへ入ることは死ぬことであり、そこから出てくるとことは生まれ変わることである」とされ、汚れた生命を浄化し、再生する仕掛けとされています。(引用:宮元健次著善光寺の謎)


(御戒壇めぐり)

 善光寺本堂の内々陣の右手に下がる階段があり、善男善女は暗黒の闇の中を右回りに手探りで進み、御本尊様の下の「極楽の錠前」の触ることが出来れば、本尊・阿弥陀如来と結ばれ、極楽往生がかなうとされている。


(生まれ変わる産道)

 暗闇の中に入り、先ず擬似的な死に出会い、阿弥陀如来の胎内を通り、再び現世に再生する場所が「御戒壇めぐり」であります。特別な修行もお経もあげることなく、ただ暗闇から明るい現世に帰ることで、これまでの人生を悔い改める機会を頂けるのであります。


(ビジネスシミュレーションゲームと類似)

 ビジネスを学ぶ手法に「シミュレーションゲーム」あります。ゲームですから様々な展開で、値付けの失敗から受注減・借入増加・債務超過・市場からの離脱・倒産などの場面に直面し、経営意思決定の誤りを疑似体験できる仕掛けであります。経営者に日常のビジネスを悔い改めるツールとして活用されています。


(成功体験を見直す)

 人はとかく、自分の成功体験に縛られる傾向にあります。その成功体験が時代に合わないことを自覚しても、日常行動を変えることが出来ず、成り行きのままに流されて行きます。自分を見つめ直す機会「御戒壇めぐり」等の仕掛けを持ち、自分の「仏法僧」を育てることが肝要であります。


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09年03月25日 | Category: General
Posted by: hoshino
09年03月24日

私が見た中国事情

 昨年のオリンピック開催は、北京の街を大きく変化させ、中国らしさを残しながら近代都市への変貌しているとのことであります。


(交通ラッシュとスモック)

 道路が混むのは土日とのこと。何故なら、ウイークデイは市内への乗り入れ制限があり、ナンバープレート番号の末尾で一週間で一回乗れない日を設けている、土日だけは制限がないから渋滞とのことであります。行き交う車は新車だらけ、急激に経済発展している中国らしい光景でした。交通渋滞の影響か、市内はスモックと黄砂で空はドンヨリしていました。その黄砂の程度は日本国内と余り変わらないことを帰国後、自分の車のホコリを見て感じました。


(接客のレベル)

 宿泊したホテルは北京では新しく、ブッシュ米国大統領も泊まった高級ホテルでしたので、ウェスティンらしい接客レベルが維持されていました。市中のレストランは今一つで、ガイド曰く「中国は発展途上ですので、日本のお客さんには御不満でしょうが、勘弁してください」との事でした。冷えていないビールを平気で出すにはおどろきました。


(進む都市化)

 今回の宿泊ホテルは北京の金融街にあり、再開発途上の地域らしく、近くには中国式民家の胡同(フートン)が残っていましたが、順次取り壊し高層ビル建設が進むようでありました。散歩中に、フートンの密集した路地の狭い町並みに立ち入ることは出来ませんでしたが、富裕層の数少ない許された新しい中国式民家(胡同)への入居希望は多くて、かなり高価で売買されているとの事でした。


(政治は一党独裁、経済は自由)

 国債発行を徹夜で並んで購入する程、経済発展をもたらした政府への信頼感は強い。経済発展とオリンピック開催は中国国民に大きな自信を与えた。従い、軍事・外交・租税を中央政府が司り、経済は地方政府が管理し大幅な権限委譲されているとのこと、経済発展は地方政府間で競い合い、物流も若干の制限があり、地方政府が認めた地元生産優先で、北京のタクシーは韓国フュンダイ、上海はドイツワーゲン、広州は日本トヨタであることは一例だと、確かに北京ではヒュンダイが多かったことは確かでした。


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09年03月24日 | Category: General
Posted by: hoshino
 前回のご開帳では600万人を超える参拝者があった善光寺、なぜこんなに人を集められる仕掛けとは何かを考えることで、現代のビジネスに必ずヒントを与えるものと私は考えています。


(びんづる(寶頭廬)様)

 本堂に置かれている「びんづる様」は、病気特に目の病を治すとして厚い信仰を受けています。自分が病んでいる患部と同じ「びんづる様」の躰を触れると御利益があると云われています。病んでいる自分と御仏様とが一体化することで救われるのであります。医療が未発達の時代には誠に有難い存在でありました。


(触るだけで御利益)

 現在も病への願いは変わりませんが、安心できる生活をかなえて欲しいとする経済的な願いも強くなっています。そこで、「びんづる様」と同様に、金運と財産の女神として信仰されている「弁財天」におでまし頂き、「頭」に触れれば悩みがなくなり、「おしり」に触ればお金が貯まる、「胸」に触れば招財の運気を頂けるとの御利益を期待できる、仕掛け「御仏縁」を願いたい。


(商売繁盛の手引き)

 広く信者を集めている善光寺では、参拝者との仏縁を結べるのはお経(哲学書)でありますが、それ以外にも人を集める多くの装置・仕掛けが用意されています。ならば現世御利益として、浮き沈みのある経済生活の平穏をもたらす仕掛け「商売繁盛の手引き」をご用意頂けると有難い。


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09年03月23日 | Category: General
Posted by: hoshino
 日本M&Aセンターの北京での会議では、「人口20%減、大企業のグローバル化が進む中で、中小企業の生き残り方」を考えると、これからは中小企業対象のM&Aが必要性を高まっていくと理解しました。事実、日本の雇用と地域経済を支えているのは中小企業でありますから、国力を維持するためにも、雇用の場・技術の伝承が急務であり、中小企業をお客さんとする税理士の役割は大きいと感じました。


(会議の項目)

1,日本M&Aセンターの現状と今後の企業の報告
2,会計事務所と日本M&Aセンターの役割について
3,中国経済と政治情勢
4,会計事務所の提案型M&A
5,中国の資本市場
6,パネルディスカッション「M&A成功事例研究」
7,パネルディスカッション「グローバル社会の中で日本企業が果たす役割」


(海外で会議を開催する理由)

 日本M&Aセンターは創業18年目を迎えていますが、3年目から15回世界各地で会議を開催しています。その理由は、
1,M&Aの戦略の今後について、非日常的な環境で相互学習を行う。
2,グローバル化した世界を現地で知る、今回は世界の工場となった中国であります。


(中国と日本)

 企業視察した中国一の燕京ビール工場の広報担当は「2010年には世界8番目のビール工場になりたい」と会社の方針を説明した。確実に日本の経済力の数倍になる隣国中国を充分に理解することで、我々税理士の方向性を見つめ直さないとの思いを深めました


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09年03月22日 | Category: General
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 今日から4泊5日の行程で、日本M&Aセンターグループ総勢180名の「北京国際会議」に参加するために、これから集合地成田に向かいます。


(国際会議の趣旨)

 案内文には、「国際会議の趣旨は年に一回日本M&Aグループの代表者にお集まり頂き、世界経済の現状を視察し、お互いの仕事の交流を目的としておりますので、代表者の方々のご参加とM&A責任者のご同行をお待ち上げます」とありました。


(北京)

 毎年開催しているこの企画で私も数年前に韓国ソウルでの会議に参加しました。二度目の今回は成長を遂げる北京、昨年オリンピックも開催され、発展する中国の首都として近代都市と清朝の都としての歴史的建造物、郊外の万里の長城を見てきます。異文化に触れ、これからの仕事に何らかしらヒントになるものが思いつけばと期待しています。


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09年03月17日 | Category: General
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 今年の確定申告を終わって感じることは「収入が下がり、日本の伝統的家族制度が変形し始めている」との思いであります。


(妻の扶養になる夫)

 夫が事業主で、妻が夫の専従者である個人事業で見ることは、事業の収入が減少し、夫の所得が、妻の専従者給与より低くなるケースが多い。あるいは、夫はまだ先細りの仕事を続けているが、妻はパートに出て家計費を稼いでいる家庭が見受けられる。


(無為に時を過ごす若者)

 扶養家族欄を見ると30才代になっても親の扶養親族でいる若者が目に付く。人は学校を卒業して純粋な時に社会人の基礎を学ばなければ健全な常識が身に付かない。アルバイト等では継続的な技能習得が出来ない。「親のスネかじり」では独立心が萎えいつまでも家庭が持てず子供も生まれない。事実、地方には働く職場がない。若者は地方に残れない。


(アパートの空室)

 派遣会社の一括借り上げの契約解除で全室空室は極端としても、借金で建てたアパートに空室が目立ち、家主は借金返済に追われている。公共交通機関のアクセスポイント付近と築30年以上の安アパート以外は入居者を見込めない。


(賃金の減少)

 操業度低下は、大手企業では即リストラですが、地方では国の助成を受けられれば「生産3日、研修2日」か、受けられなければ「勤務3日、休日4日」でジッと耐えています。休日はもちろん、勤務日も定時退社後も自家用車は動いていません。


(乱が起きる)

 蓄えも我慢も限度がある。税理士は「企業の羅針盤」と標語を掲げる以上、「何とすべきか」の問いに答えなければならない。そこで私は「ぜったい倒産しないさせない、勝ち抜くための知恵と勇気があり、仕事が人を成長させるとの信念で、しっかり稼ぐ、自らの市場は自分たちでつくる」との思いで今年正月から商売繁盛「仕事バンバンプラザ」を立ち上げました。これからも微力ではありますが、長野の地に雇用の機会を少しでも出来るよう貢献し続けます。


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09年03月16日 | Category: General
Posted by: hoshino
 この頃、マスコミが取り上げる政治ニュースに確定申告で忙しいこともあり、嫌気をおぼえます。政治の本質は「国家の意思を決定する」ことである。今その政治の本質に相応しい議員が何人いるのでしょうか。


(政治家に相応しい人物とは)

 私の好きな言葉に、西郷隆盛の言葉「命もいらず名もいらず官位も金もいらぬ人は始末に困るものなり。この始末に困る人ならでは艱難(かんなん)をともにして、国家の大業を成し得られぬなり」があります。百三十年前の明治維新で国家の舵取りをした偉人ならではの名言であります。私は今も変わっていないと考えます。


(政治家は地方から)

 最近、白洲次郎が話題になることがおおくなりました。カントリージェントルマンがもてはやされることは結構なことであります。晴耕雨読の有為な人物が混迷している国家の意思をきちんと決めていくことに一つのロマンを感じます。


(どうしたら政治が変わるか)

 政治を職業としていたのでは、その判断は姑息なものと成り易い。人物の大きさはその責任を持つ人と数だと考えれば、企業で言えば数人の従業員しか雇用していない中小企業主より数百人の従業員を抱え海外との取引をしている社長の方が判断能力が高い。その判断能力があり、生活基盤があり、世の中を憂える人物数人を政治の世界に送り込んだらどうか。


(今行わなければ危険)

 40年程前、有名大学に在学していた友人が「自分は官僚になり、この日本を動かしてみたい」と言っていたことを思い出します。官僚の多くは高い公僕意識と倫理観を持っていると期待していますが、小沢民主党代表を追求する検察に、戦前の青年将校の姿が重なって見え、その純粋な思いが邪な組織に利用される危険を感じます。
 非は非として対処し、極端な方向に動き出さない歯止めを持たないと結果国民を苦境におとしめてしまいます。今、国の将来を選ぶ有権者側にも有為な議員を選ぶ覚悟と責任があると考えます。


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09年03月15日 | Category: General
Posted by: hoshino
09年03月14日

時間管理に失敗

 失念するとは「うっかり忘れること」と辞書にあります。昨日は突然の電話があり、「仕事バンバンプラザの資料を頂きたい」との要件でしたので、短時間ですむと考え「ハイ」と応えたのが間違いの元でした。


(うっかり忘れることの防止策)

 税理士業は忙しく、会議へ出向く間際の電話・メールの応対、アポなしの来客、営業マンの来所などなど、その対応如何では遅刻することとなります。そこで、机の前のボードに案内文書を貼り出し、事務所を出る時間、電車の時間などを書き込み、自分なりに時間管理を心掛けています。


(話し込んでしまうと忘れる)

 今回も、事務的に資料を渡せば良いのですが、それでは当方の願いが伝わらないと一言。相手の返事に感動、この方は素晴らしい人物と思えばいつしか話し込んでしまうのが私の悪い癖であります。会話が終わりかけた時「呼び出しの電話」があり、今日は「長野ライオンズクラブ50周年記念検討準備実行委員会開催日だ」と我に返り、会場は道路の向かい側メルパルクでしたので即駆けつけました。メンバーにはご迷惑をおかけしました。


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09年03月14日 | Category: General
Posted by: hoshino
 12日は税理士会長野支部の若里市民ホールでの無料納税相談会場の当番でした。9時から4時までありましたが、朝方雪が舞った事もあって相談者は途切れなかったが多くはありませんでした。月曜日が忙しく週末に向かって減少するとのこと。


(便利な会場)

 社会保険控除は以前であれば、国保の算式は単純でしたので支払いの有無を聞けば金額が判りましたが、介護保険・後期高齢者保険などで資料がなければ確定できません。若里市民ホールの一階には長野市の支所があり、相談者に保険納付金額証明をして頂けるので誠に便利な会場であります。


(市販ソフトの利用)

 相談者の中には、市販のソフトを使い、不動産収支を入力し、その出力帳票を提示して、65万円控除の適否を質問される方がいらっしゃいました。相談者年齢が下がると、パソコン会計・電子申告との流れが確実な動きとなることを実感しました。


(当番日数の減少)

 国税のアウトソーシング事業で今年からの「無料納税相談会場」の運営は税理士会が落札し、初めての年度でした。昨日は相談会場最終日ではありましたが、無事終了しました。ホッとした事は事実ですが、相談者数の少なさに、税理士会会員の動員数を調整する必要が出てきそうとの感を強くしました。


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09年03月13日 | Category: General
Posted by: hoshino
 どんな組織でも、その存在を広く「知らしめる」広報宣伝活動は重要な経営戦略であります。江戸時代中期、大衆演芸として落語が登場して江戸市中にあった多くの寄席で大衆娯楽のスターとなり始めていました。そこで、善光寺は落語家に、地獄の閻魔様と希代の悪人石川五右衛門を登場させ善光寺の御利益(ごりやく)を落(おち)とする話を依頼し、落語「善光寺お血脈」が生まれました。
 結果、多くの大衆が信州善光寺詣を、あるいは江戸での出開帳に参拝頂き、悪人でも極楽へ行けるという御利益あるお札(お血脈)を求めて頂き、善光寺経営への浄財提供に結び付けられました。


(落語「善光寺お血脈」のあらすじ)

 一分というお金(現代では一万円程度の価値と推定されます)を出してお血脈(けちみゃく)の御印を額に押していただくだけで極楽往生ができるということで、善光寺は大変な人気。このために地獄は大変な不況に見舞われ、閻魔大王は鬼たちと何か手だてはないかと相談。幸い、地獄には泥棒が沢山来ているので、誰かにお血脈を盗ませればよかろうと相談がまとまり、協議の末選ばれたのが石川五右衛門。閻魔大王の命を受けて勇んで出かけ、善光寺に忍び込んだ。見事御印を盗み出したのはいいが、「まんまと宝蔵へ忍び入り、奪い取ったるお血脈の御印、これさえありゃあ大願成就。ありがてえ。かたじけねえ。」と額に押し当た弾みで御印が額にペタッ。そのまま極楽に行っちまった。
(長野ライオンズクラブ岩崎会報委員長の掲載記事)


(分かり易い小話)

 善光寺は落語という当時新しい娯楽に着目し、聞いただけで難しい御利益も理解できる効果を期待しました。事実多くの信者を獲得した善光寺の戦略は素晴らしい。現代のコマーシャルの先達であります、新しいチャンネルを組み入れる柔軟さを組織として保っていることに敬意をおぼえます。


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09年03月12日 | Category: General
Posted by: hoshino
 守成クラブ長野「仕事バンバンプラザ」をこの一月に立ち上げ、9日で三回目の例会が開催できました。発起人として仲間を募り、立ち上げは3名、初回で10名の会員が25名になり、ようやく滑走路に出て離陸し始めたという躍動感を覚え始めています。毎回10名以上のゲストを迎え、即日5名以上の入会頂いています。ここにゲスト向けのセミナー内容の一部を紹介します。


(守成クラブとは)

■「創業は易し、守成はなり難し」
■全国に60数ヶ所の拠点を有する全国組織


(守成クラブの目的)

■ビジネスを行い、商談成立を目的とする
■ボランティア、勉強会、講演会をする会ではない
■余計な議論、会議方式はとらず、売り上げアップ、商売繁盛を目指す異業種商談の場


(守成クラブの仕組み)

■中小企業、個人事業の経営者、または決裁権のある役職者のみが会員になれます
■一年単位の会員制(更新あり)
■入会するには、会員の紹介が必要
■明文化された、会則・規則はない


(会員構成)

■みなさまはゲスト、一回だけの体験参加が出来ます
■準会員(緑バッジ) 入会申込、入会金、年会費の振込にて手続き完了
■正会員(赤バッジ) 準会員+新たなゲストをお連れして、その方が入会し準会員となった場合


(新たな会員を募る理由)

■Win-Winのビジネス展開
 他人のマーケットを活用させていただいたなら、
 自分のマーケットを提供することで、
 仲間同士お互いの商売繁盛につなげる為
■自分だけのビジネスでは
 一時的な仕事はとれるが、永続性は絶対にない
■一人は、みんなのために、みんなは、一人のために


(仕事バンバンプラザ)

■月に1回の商談交流の場
 名刺交換会
  一度に参会者全員の名刺が頂ける
   50枚の名刺が頂けたら、当日会費5千円÷50枚=100円
   しかも2時間30分の間に
■車座商談会
 少人数で自分の営業(プレゼン)を行える
■商談交流会
 お互いの交流を深め、商売に結び付けて行く場
■企業PR
 例会内で、全員の前で企業PRができます(会員)
■ブース展示
 正会員であれば、物販、企業PRのブースを出展できます


(正会員と準会員)

■守成クラブは「正会員」のクラブ
 正会員になるとビジネスチャンス、企業PRの機会が設けられる
■正会員の特典
 例会での自社PR、ブース出展、パンフ、会社案内の配布ができます
 会員への訪問、アポイントメントの取得ができます
 全国各地の例会に出席ができ、自社PR、ブース出展が可能となります


以上であります。少しでも感心がありましたら、ご連絡ください。


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09年03月11日 | Category: General
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 物事の理解には「見える化」がポイント、一目で分かり易い方法論を提示することで人の行動を誘うことが出来ます。人が「来世は極楽に行きたい」と願うなら、その極楽への行き方を具体的に示す必要があります。先ずは、善光寺で「極楽へのパスポートセット」(経衣、お血脈、数珠、御名号、戒壇草履の5点で3千円)をお買い求め頂きます。


(お血脈とは)

 知人の長野ライオンズクラブ岩崎会報委員長の調べによると。「血脈(けちみゃく)とは、お釈迦様から大勧進(善光寺)の現住職まで伝わった法系(系図)を書いたものだそうです。これを受け取ることによって、弟子として念仏の奥義を受け取ったことになります」とのことで、善光寺大勧進のお血脈授与所では一体千円で販売されており、お買い求め頂くとお釈迦様の弟子に成れます。


(御印文頂戴で極楽が約束される)

 さらに、善光寺ではご本尊の如来さまのご分身でといわれる三判の宝印「御印文」を、僧侶から参拝者の頭に押し当てる御印文頂戴(ごいんもんちょうだい)という行事があります。御印文を体に押し当てると極楽往生が約束されると云われています。これで、お買い求め頂いたパスポートに極楽入国への認印が押されます。


(難解なお経を上げなくても極楽)

 念仏をただ唱え、善光寺境内で「極楽へのパスポートセット」を購入し、「御印文頂戴」を受ければ極楽往生が約束される。庶民のお寺善光寺には、多くの参拝者を迎えるべく有難いストーリーが用意されています。
 さて、自分の事業でお客様にこれほど分かり易く「お客様の満足を得られる筋道を説明する道具が用意できているか」との問いに答えることは出来ません。見習うべきであります。


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09年03月10日 | Category: General
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 「40才代の10年は坂道を下るように忙しく、50才代は瞬きの内に10年が過ぎる」と云われています。まさしくその通りであります。確定申告の超繁忙期であるのにもかかわらず、土日が完全休養日になるのは一ヶ月に一日あればよしとの状態が続いています。


(甥の子供の初誕生日)

 仲人をした甥の子供は去年未熟児で誕生して心配しましたが、無事誕生日を迎えました。昨日(日)の昼に、そのお祝いの会がありましたので、これからの様々の障害を乗り越えられるようにと願い木馬を贈りました。子供は未来、成長が楽しみであります。


(打合会)

 孫(?)が木馬で遊ぶ姿を見ながら、お祝いのお酒を楽しんで気持ちよくなった後は、市内のホテルでの会合に参加しました。今月の28日(土)に予定している政治団体の発足式につき、段取りを協議しました。いよいよ瞬き以上の忙しさが始まる緊張感がほろ酔いの脳裏に走りました。



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09年03月09日 | Category: General
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 6日(金)早朝6時から1時間、長野市南倫理法人会「経営者モーニングセミナー」に出席しました。講師は倫理研究所・法人スーパーバイザー・増田運輸株式会社会長 増田彰司氏でありました。個人的には、同氏が創造経営19期生の同期会会長であり、誠実な人柄に惚れて、どちらかと言えば「追っかけ」でモーニングセミナーに参加しました。ここに頂いた言霊を紹介します。


(雑巾で判る金儲け・・)

 物を大事にすることから経営者の姿勢をみると。掃除した後、雑巾を洗いその始末にその経営者の物への感謝度が判るという。天日に干せば「増金」となり幸いをもたらす。絞ったままバケツに投げ入れれば「増菌」となり厄を呼ぶ。


(印鑑の大きさ・・)

 お札には日本国の印が印刷されており、その大きさは15センチであります。増田会長は自身の創業時にお札の印鑑をお作りになった方から「印鑑の大きさは日本国の印より大きくしてはいけない」と注意されたとのことであります。分相応、1億2千万人より大きな会社には成り得ないのだから納得できます。


(迎え3歩、送り7歩)

 人の親密度は、お互いの距離によって判ると云われています。2メートルで親密度無し、30センチで親友、0で恋人でしょうか。お客様が来られれば3歩前に進み挨拶、お帰りの際には倍以上の7歩前でお礼の気持ちを表すべきとのことです。


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09年03月08日 | Category: General
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 今年の4月5月にわたって善光寺御開帳があります。信州の山深き里に弥勒三尊をお迎えし、国宝としての大伽藍を1300年維持してきた一つの経営組織である善光寺を考えてみます。
 先ずは御開帳の歴史ついて、昨日(6日)長野信用金庫本店営業部信用会定期総会の講演会は「牛にひかれて善光寺」との演題で、若麻績侑考淵之坊住職から善光寺御開帳の歴史をお話しいただきました。その席で配布された資料には下記の記載がありました。


(善光寺前立本尊御開帳)

 数え年で7年に一度(現在は丑と未の年)、秘仏であるご本尊様のお身か代わりとして、まったく同じお姿の「前立本尊」様を本堂にお遷しして全国の人々にお参りいただく盛儀です。4月から5月にかけて行われ、平成15年の御開帳には628万人の方が参詣されました。


(御開帳には出開帳と居開帳とがある)

 御開帳には信州善光寺において行う居開帳(ご回向:いがいちょう)と、善光寺の本堂・三門・経蔵・仁王門等の諸堂建立の勧進のために行う開帳を出開帳(でがいちょう)とがあります。出開帳には回国開帳(かいこくかいちょう)・三都開帳(さんとかいちょう)・所縁開帳(しょえんかいちょう)があります。前立本尊の開帳とご印文(お釈迦様からの法系につながること:御印文頂戴(ごいんもんちょうだい)で浄財を集めた。


(御開帳で資金調達)

 秘仏の弥勒三尊をお納めするに相応しい仏閣を維持するには並大抵の努力では適いません。しかも、交通機関の無かった昔では、信州の山里に多くの参詣者を迎えることはできません。そこで、全国に善光寺というお寺が125寺、善光寺と同じ弥勒三尊を奉るお寺は500寺を数える程に、広くご縁を結び、御開帳を始めとする諸行事で資金調達をしてきたと考えます。

 では次回は、宣伝広報活動の一つ落語「善光寺お血脈」をご紹介します。


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09年03月07日 | Category: General
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09年03月04日

NPOの意見交換会

 過日、長野県NPOセンターさんから「長野県労働者福祉協議会(労福協)からの提案で、県下のNPO団体が集まって意見交換会が3月3日に開かれるので、ネットワークを広げる意味で参加したら」とのお誘いを受けましたので、確定申告期、時間の差し繰りをして参加しました。意見交換会では多くの情報を頂き、実り多い時間でありました。


(案内文には・・)

 労福協は、地域を基盤とした住民相互の助け合い・支え合い、共助の精神と体制を作り上げるために、「生活あんしんネットワーク事業」を展開しており、その為には、NPOやボランティアとの連携が不可欠と考えております。
 また、長野県NPOセンターとしても、同労福協の取り組みが、新たなネットワーク作り及び地域との協働モデルへと発展することを期待しております。


(シニアの会として・・)

 「シニア世代が安心して生活をできるよう支援すること」を目的とするシニアの会としては、多くの情報チャンネルが欲しい。特にマンパワー不足で活動の限界を感じることが多いので、協働いただける団体さんとの交流はうれしい限りであります。


(提案しました)

 当日は長野県企画室NPO活動推進室の担当者が同席されており、NPOは長野県下で750団体あり、東京都に次ぐNPO先進県であると報告されました。ただ、趣味の会・代表者の思いで運営している団体もあり、その存在は公表されていますが、実体の詳細は知り得ません。組織はそれぞれの培ってきた風土を持っていますから、活動目的が同じだから即協働できるとは言えません。そこで、「その団体活動を第三者機関が評価して公表いただければ有難い」と発言しました。



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09年03月04日 | Category: General
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 税金(国税)を負担しない所得水準を、70才以上の老夫婦と育児に忙しい30代の家族で単純比較してみると。これでいいのか疑問に思う。


(比較条件)

 70才代の老夫婦は共に年金を年間120万円受取、妻は専業主婦だが、夫は元気で働いており年151万円の給与を得ている。子育て中の若夫婦では、妻は育児に忙しく専業主婦で、夫は年間241万円の給与である二組の家庭を比較する。


(ともに税金はゼロだが・・)

 老夫婦が年間手にする現金は391万円、若夫婦は243万円、ともに国税負担はゼロだが、可処分所得として148万円の差が生じる。老後の生活が心配で貯蓄する老夫婦と子供を育てるのに一円でも多くのお金が欲しい若夫婦を見ていると、大家族であれば一つの財布で何とかなるが、この不況下で給与がままならない若夫婦の負担が大きい、「若い内の苦労は・・・」としていては少子化は防ぎようがないのではないか。


(子育て支援)

 税から見て、学業への配慮として特定扶養親族(16才から23才)には扶養控除の増額があるが、子育てへの支援はない。非正規社員の割合が高く、当面賃金アップの見込みが少ない若い世代への子育て支援を考える時でないか。工場の操業度が下がり週休4日制にシフトしている現状では、若い世代が辛い、大家族が崩れた今、世代間の均衡を再検討する施策が欲しい。


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09年03月03日 | Category: General
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 3月1日(日)参議院議員若林正俊先生が、若里市民ホールに納税相談会場視察に訪れていただき、税理士との懇談会にご出席いただきました。その席で税理士会からの税制改正要望をお伝えしました。以下は懇談会で話題になった事柄であります。


(政権交代と租税)

 仮に、自民・民主との二大政党間で政権交代があっても税制の基礎は不偏であるべき、国会財政が国の存立の基盤であるから、その基本政策についての合意がなければ国政が混乱する。時折、政権交代だけが目的か、単に目立ちたいのか、何所まで理解しているかと疑われる二元論的発言をする国会議員がいるが、こと財政学については正しい理解を求めたい。


(税は国民に課せられた国への共同負担行為)

 税金は取られるものでなく、安全・安心できる生活を得る国民の権利があれば、義務としての共同負担行為そのものであります。社会保障で言えば、高福祉は高負担であり、福祉は国民の自己責任が基本とすれば負担は軽くなる。自由主義国家では国民の選択で政策を変えられるが、その結果については国民が等しく負担する事になる。


(官尊民卑では成り行かない)

 現行の社会福祉政策を続けるには、消費税による増税が避けて通れない。それとて、民間の力を借りなければ税の制度・執行が成り立たないとする自民税。税制には、税理士・租税学者を加えた審議会を設けて意見を尊重する民主党。確かに「お上」的な政治・行政の姿勢が変化している。


(日税連会長指示事項「目線は国民に向けて」)

 「税理士はその租税観を国民主権の視点から保持しなければならない。健全なる納税意識を国民が持てるよう努力すべき」との日税連会長の指示で、国民に開かれた明るい租税制度の実現に向けて、制度部を担当部署として3月末を期限として意見集約を行っています。 



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09年03月02日 | Category: General
Posted by: hoshino
 昨日の夕方6時から1時間半、守成クラブ長野の副代表二人に集まって頂き、9日の例会準備を行いました。忙しい方々ですのでIT機器で効率的な議事に心掛けました。機器は以前紹介した「会議の電子化に歩み出す」http://plaza.rakuten.co.jp/taxoffice/diary/200811060000/通りであります。


(事前の準備が必要)

 事前に協議の内容は口頭で伝えてはありましたが、その詳細については差があったので理解度の違いが生じてしまいました。そのためかスクリーンに打ち出された議事録につき、協議が終わっている項目についても再度検討を加えることがあり、ロバート議事法通りでなく、事前に協議内容をメールで伝えておく必要を感じました。


(これからの対応)

 多忙な方々を一堂に会することに配慮が必要。今回も都合で参加できない人もおり、TV会議を考える時が近づいているような気がしました。いつかは、メンバーが決められた時間にパソコンを開き、全員の顔と進行している議事録を見ながらの会合を開きたいが、パソコン操作が苦手というメンバーには苦慮します。



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