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 「事業にはリスクはつきもの」。当たり前に使っている言い回しですが、自社が抱えるリスクをどの程度具体的に認識しているでしょうか。「事業においては、リスクを最小にすべく努めなければならない。だがリスクを避けることにとらわれるならば、結局は、最大にしてかつ最も不合理なリスク、すなわち無為のリスクを負うことになる」(※1)とドラッカーは述べ、リスクを以下4つに分類しています。1.負うべきリスク/その事業をやっている以上避けることができない事故や災害といったリスク(農業での自然災害、運送業での交通事故など) 2.負えるリスク/新製品の開発など失敗してもカバーが可能な
リスク 3.負えないリスク/2タイプあり、1つが自社の能力以上のことに挑むリスク、
もう1つはたとえ成功しても自社に活かせないようなリスク(新商品を開発しても拡
販するための費用がなければ利益には結びつかず、その開発は無駄になってしまうなどのケース) 4.リスクを負わないリスク/経営環境が大きく変化しているときでも無難を求め、やり方を変えようとしないリスク 「リスクの有無を行動の基盤としてはならない。リスクは行動に対する制約にすぎない」(※1)。自社のリスクを確認するために各リスクを書き出してみるのもいいですね。
※1:「創造する経営者」 参考:「現代の経営」、いずれもダイヤモンド社。
11年08月30日 | Category: General
Posted by: inova
 会社は福利厚生を充実させて従業員の働きやすい環境を整えます。特に住居は従業員やその家族が安定した生活をするための基礎になります。そのため、自社の社宅や借上げ社宅を用意している会社も多くみられます。原則的には、社宅は給与の現物支給として扱われ従業員に税金がかかります。しかし、社宅を使用する従業員から、一ヶ月当たり一定額の家賃(賃貸料相当額)以上を受け取っていれば給与として課税されません。賃貸料相当額とは、次の(1)~(3)の合計額になります。
(1)(その年度の建物の固定資産税の課税標準額)×0.2% 
(2)12円×(その建物の総床面積〔平方メートル〕÷3.3〔平方メートル〕) (3)(その年度の敷地の固定資産税の課税標準額)×0.22%
 借上げ社宅の場合は会社自らが借主となり、それを従業員に貸す必要があります。従業員が家主と直接契約している場合の家賃負担については、社宅の貸与とは認められないので注意が必要です。なお、仕事を行う上で勤務場所を離れて住むことが困難な従業員に対し、その仕事に従事させる都合上、社宅や寮を貸与する場合には、無償で貸与しても給与として課税されない場合があります。社宅に関しては、会社の負担分だけ従業員の給与を抑えれば社会保険料も抑えることができるので、そのような点でのメリットもあります。
11年08月28日 | Category: General
Posted by: inova
 「エシカル消費」への関心が高まっています。エシカルとは「倫理的」「道徳的」を意味する英語で、社会貢献に目を向けた消費行動や経済活動をエシカル消費と呼んでいます。環境保全に配慮したエコやリサイクル製品、発展途上国を支援するフェアトレード製品、売上げの一部を途上国への寄付金や被災地への義援金に回す企業など、消費者の選択肢は広がっています。社会貢献の意識が高まる昨今、イメージアップにもつながる企業の取り組みに期待が寄せられています。
11年08月26日 | Category: General
Posted by: inova
「控除から手当へ」という流れで、平成23年度から「扶養控除」が改正されました。従来は一般の扶養親族のうち16歳未満の人に対する扶養控除が1人当たり38万円ありましたが、今回の改正で廃止となりました。また、16歳から23歳未満の特定扶養親族については、扶養控除38万円に加えて25万円の控除がありました。
しかし、16歳から19歳未満においては、この上乗せ分の25万円が廃止となりました。なお、年齢はその年の12月31日現在の年齢で判定しますので、今年であれば平成23年12月31日現在の年齢ということになります。
例えば今回の改正により、サラリーマンの夫と専業主婦の妻、子どもは中学生(14歳)と高校生(17歳)という4人家族の場合ではどのくらい控除が無くなるかを計算してみましょう。まず、中学生の子どもの扶養控除38万円、さらには高校生の子どもの上乗せ分の控除25万円、合計で63万円の控除が無くなります。「控除」が無くなり、所得税などが増える代わりに「子ども手当」が支給されるため、「控除から手当へ」という図式になります。しかし、今の日本は新たなスタートに向けて多額の予算が必要となるため、これからいろいろと考えなくてはならないのが現状です。そのため、今後の「扶養控除」の動きについても目が離せません。
11年08月24日 | Category: General
Posted by: inova
『ドットライナーノック』は本体後部のノックを押すと先端カバーが開き、ペンで線を書くような感覚でのり付けができます。手や作業周りを汚さず仕上がりもキレイです。ペン立てに収納できるのも便利ですね。
11年08月22日 | Category: General
Posted by: inova
 停電や震度4以上の地震が起きると自動でライトが点きます。充電式なので、いつもコンセントにさしておけば電池切れの心配もありません。また、コンセントから外し携帯灯としても約6時間使用できます。

11年08月17日 | Category: General
Posted by: inova
 長野県の諏訪湖はそのむかし、子どもたちが泳いで遊ぶほどきれいな湖だったそうです。それが経済成長期に水質汚染が進み、一時期は「日本一汚い湖」と言われたこともありました。今ではずいぶん浄化活動が進んでいるようですが、諏訪湖がまだ「汚い湖」だった頃、毎朝、ゴミ袋を片手に湖畔のゴミ拾いをする一人の男性がいたそうです。地元で商売をしているTさんです。「諏訪湖で泳ぐ子どもたちの姿をもう一度見たい」、Tさんのそんな願いから始まった、たった一人の諏訪湖清掃は次第に人の知るところとなり、地域の人たちも朝のゴミ拾いに参加するようになったそうです。そんなある夏の朝、湖畔に大量の花火カスが落ちていました。「誰だよ、せっかくきれいになってきたのに」。ゴミ拾いに参加していた人は、その光景にガッカリして腹を立てました。ところがTさんは、目を輝かせながらこう言ったそうです。「いやぁ、嬉しいな。やっとみんなが諏訪湖で遊んでくれるようになったよ」。
 Tさんの言葉に、その場にいた全員が「この人にはかなわない」と襟を正したそうです。Tさんは精密機械の商売をしています。商売のやり方も諏訪湖清掃と同じです。仕事の依頼主には、「おたくから○○円でいただく仕事を下請けには△△円で出し、その差額で従業員を養っています。ですからこれ以上値下げされると従業員に給料を払えません」。下請けさんには、「入りの金額は○○円。だからおたくには△△円で出します」。すべての金額を包み隠さず提示するTさんに対して依頼主も下請けさんも「この人にはかなわな」とやはり襟を正すのだそうです。従業員が普通に暮らせるだけの商売ができればそれでよし。それ以上の欲を求めると商売が長続きしない。Tさんを商売人として、人として慕う人はとても多く、「Tさんがそう言うなら」とあっさり話がまとまることも少なくありません。一時期ブームになった「○○の品格」という言葉を、今こそ自分の商売に当てはめて考え直してみたいものです。業種や業態が違っていても、世のため人のために商売をしている人には、どうしたってかないません。
11年08月13日 | Category: General
Posted by: inova
 クーポン共同購入サイトは、割引や特典付きクーポン券の購入希望者をインターネットで募り、一日から数日の限定期間内に一定数が集まれば取引が成立する仕組みです。通常の50~90%割引のクーポンが時々刻々と登場し、利用者は急増しています。クーポンを提供するのは小売店や飲食店だけでなく、美容室やレジャー施設、スクールなど多種多様。破格の割引でユーザーの心をつかみ、企業は集客力や宣伝手段を得るという両者のメリットが共存するビジネスです。
11年08月10日 | Category: General
Posted by: inova
 厚生労働省が毎月公表している経済指標。
 ハローワークに登録している求職者数に対する求人数の割合で、雇用状況を示す指標の一つ。
 倍率が1を上回っていれば求人の需要があり、下回っていれば求人が不足していると判断ができる。
 失業率が景気の遅効指数(半年以上遅れて動く)であるのに対し、有効求人倍率は、景気の一致指数(平行して動く)と捉えられ注目されている。
 当月だけの求職求人数の割合を新規求人倍率という。
11年08月05日 | Category: General
Posted by: inova
 「やる気が失せる瞬間」というものがあります。時間があればジグソーパズルをやっていたAさんはある日、友人に「それって何の意味があるの?」と訊かれ、その瞬間「もうやめよう」と思ったそうです。自分はジグソーパズルが好きなわけではなく単なる暇つぶしだった。それに気づいてしまったら途端に虚しくなってしまったのです。今やっていることの目的が見えなくなったとき、人はやる気を失います。
 大昔のローマには、穴を掘っては埋め、埋めてはまた掘ることを延々と続けさせる刑罰があったそうです。肉体的な苦痛を与えることだけが目的ではありません。
 人は無意味なことを繰り返しさせられることに耐えられないからです。穴掘り刑罰の目的はむしろ精神的な苦痛を与えることにあり、実際に気が狂ってしまった囚人もいたようです。この刑罰は、目的のない行為がいかに虚しいかを象徴しています。
 もしも穴掘りに「井戸を作れ」という大義名分があったら、実際の行為はともかく囚人にとっては救いだったかもしれません。しかし、それでは刑罰になりません。では、「これは体を鍛えるためのエクササイズなんだ」と自分に言い聞かせてみたらどうだったでしょう。刑期を終えて外に出たとき、体が鈍っていては話にならない。穴掘り刑罰を利用して今から体を鍛えておこう。
 そんなふうに考えれば、その瞬間から穴掘りの意味はまったく変わってくるはずです。 また、目的を見つけたことで取り組む姿勢も変わってくるでしょう。
 冒頭のAさんも最初から「暇つぶし」を目的にジグソーパズルをしていたら、「何の
意味があるの?」という問いかけに動揺することはなかったのです。「意味がない」
のではなく「意味を見いだせなかった」自分にやる気を失ったのでしょう。
 目的や意味はあらかじめ用意されているものではありません。他人が与えてくれるものでもありません。
 商売が大変なときは「こんなことをして意味があるのか」と思いがちですが、目的や意味は自分で見いだすものです。今やっていることの意味を見いだせたとき、必ずそこには大きな価値が生まれます。
11年08月03日 | Category: General
Posted by: inova