06年10月02日
積善の余慶
「積善の余慶」という言葉がある。
辞書によると「善行を積重ねた家には、その報いとして子孫に必ず幸福がおとずれる」とある。
かなり倫理的な意味があり、また、長いスパンで説いている。
しかし、現実には「積善の余慶」のような事がしばしば起こるのである。
私の経験でも、コツコツとあるお客様に向かって仕事しているが、フッと湧いたようにその周辺から別の案件が出て来ることがある。
この別の案件は、大方は良いことで「つきの神様」という場合が多いのだが、油断していると悪魔のような事柄もある。
人脈が大切というが、その人が信頼できる方であっても、紹介された方との相性やその人自信の人格的な問題で「凶」となる場合もある。
ともかく、コツコツと正面に向かって努力するしかないが、「つきの神様」が現れた時につかまえられるようにしておかねばならない。
何事も「知識・経験・根性」の3要素が必要なのだが、時には、根性だけで突き進むことも必要だ。
「つきの神様」も捕まえてこそ「余慶」なのだ。
辞書によると「善行を積重ねた家には、その報いとして子孫に必ず幸福がおとずれる」とある。
かなり倫理的な意味があり、また、長いスパンで説いている。
しかし、現実には「積善の余慶」のような事がしばしば起こるのである。
私の経験でも、コツコツとあるお客様に向かって仕事しているが、フッと湧いたようにその周辺から別の案件が出て来ることがある。
この別の案件は、大方は良いことで「つきの神様」という場合が多いのだが、油断していると悪魔のような事柄もある。
人脈が大切というが、その人が信頼できる方であっても、紹介された方との相性やその人自信の人格的な問題で「凶」となる場合もある。
ともかく、コツコツと正面に向かって努力するしかないが、「つきの神様」が現れた時につかまえられるようにしておかねばならない。
何事も「知識・経験・根性」の3要素が必要なのだが、時には、根性だけで突き進むことも必要だ。
「つきの神様」も捕まえてこそ「余慶」なのだ。
06年10月01日
人生二毛作
安倍総理の所信演説があった。
「美しい日本」というテーマで、いろいろあったのだが、その中で「人生二毛作」という言葉があった。
元来、「二毛作」は、例えば、夏は米作、冬は麦作という風に別種のことをするのである。
それに反して「二期作」は、同じ種類のもの(米を2回)を作ることを意味している。
私は、講演では「21世紀は家業の時代」と言っている。
大企業に就職することが一生を保証してくれる事ではなくなって、むしろ国際競争化におかれる企業ほど新陳代謝が激しくなっている。
これからは、50才での早期退職ではなく、40代、30代と早まっていくと思われる。
この時に、「家業」に戻れば「二毛作」だし、独立自営の道を選ぶと「二期作」である。
「天下り」は官僚の「二期作」であるが、これは許せない部分が多いので徹底して究明・糾弾されるべきである。
私の場合は、「経営コンサルタント」の道を選んで「二毛作」になった。
しかし、根底に流れるものは余り変化がなく、そういう意味では「商売」のトランザクションは変っているが、ベースは同じなのだから「二期作」かも知れない。
ともかく、安倍総理の「二毛作」は、大いに将来を示唆している。
若い人も企業にしがみつくのではなく、今培ったことで「未来」を見つける勇気をもって欲しいと思う。
そうでないと「家業」という世界のみが選択肢になりかねない。
親は、こういう時代を見据えて魅力ある「家業」に育成する必要がある。
「美しい日本」というテーマで、いろいろあったのだが、その中で「人生二毛作」という言葉があった。
元来、「二毛作」は、例えば、夏は米作、冬は麦作という風に別種のことをするのである。
それに反して「二期作」は、同じ種類のもの(米を2回)を作ることを意味している。
私は、講演では「21世紀は家業の時代」と言っている。
大企業に就職することが一生を保証してくれる事ではなくなって、むしろ国際競争化におかれる企業ほど新陳代謝が激しくなっている。
これからは、50才での早期退職ではなく、40代、30代と早まっていくと思われる。
この時に、「家業」に戻れば「二毛作」だし、独立自営の道を選ぶと「二期作」である。
「天下り」は官僚の「二期作」であるが、これは許せない部分が多いので徹底して究明・糾弾されるべきである。
私の場合は、「経営コンサルタント」の道を選んで「二毛作」になった。
しかし、根底に流れるものは余り変化がなく、そういう意味では「商売」のトランザクションは変っているが、ベースは同じなのだから「二期作」かも知れない。
ともかく、安倍総理の「二毛作」は、大いに将来を示唆している。
若い人も企業にしがみつくのではなく、今培ったことで「未来」を見つける勇気をもって欲しいと思う。
そうでないと「家業」という世界のみが選択肢になりかねない。
親は、こういう時代を見据えて魅力ある「家業」に育成する必要がある。
06年09月30日
無用の用
打算的という言葉があるが、何事も損得勘定しないと世間からむしり取られるような恐ろしい世相である。
しかし、「損得抜きに」という言葉があるように、どうしても動かねばならぬこともある。
世の中はAかBという風に割り切った風潮があるが、それほどデジタル的になれずアナログ的にグレーゾーンを含んでいるのが人情というものと思う。
「無用の用」という言葉があるが、一見するだけでは本当のことが分らないのである。
デジタル的な感覚では、この「無用の用」をどのように判断するのだろうかと思う。
近視眼的に自分の用を足す事ばかりにいると世間を狭くするように思う。
最近、ボランティア活動が盛んになっているようだが、本当に良い活動であり、自分にも社会にも貢献すると思う。
これなどは損得では動けるものではない。
コミュニティ活動も同じではないかと思う。
皆で「美しい日本」を再生することが長い将来に大切な事だと思う。
近視眼的に経済や年金・天下りばかり問題にせず、新しいビジョンに反対ばかりせずに同じ舟にのって一緒に漕いで行くことが大切だ。
しかし、「損得抜きに」という言葉があるように、どうしても動かねばならぬこともある。
世の中はAかBという風に割り切った風潮があるが、それほどデジタル的になれずアナログ的にグレーゾーンを含んでいるのが人情というものと思う。
「無用の用」という言葉があるが、一見するだけでは本当のことが分らないのである。
デジタル的な感覚では、この「無用の用」をどのように判断するのだろうかと思う。
近視眼的に自分の用を足す事ばかりにいると世間を狭くするように思う。
最近、ボランティア活動が盛んになっているようだが、本当に良い活動であり、自分にも社会にも貢献すると思う。
これなどは損得では動けるものではない。
コミュニティ活動も同じではないかと思う。
皆で「美しい日本」を再生することが長い将来に大切な事だと思う。
近視眼的に経済や年金・天下りばかり問題にせず、新しいビジョンに反対ばかりせずに同じ舟にのって一緒に漕いで行くことが大切だ。
06年09月29日
脱マンネリ
仕事を継続する為には「脱マンネリ」が大切である。
よく「集中と同時並行」と言うのだが、眼前の仕事に集中しながら次の成長のタネを蒔き育成して行かねばならない。
ところが、私も含めて「集中」しているとなかなか次のタネを撒くことが出来ないのも事実である。
経営コンサルタントという仕事は、お客様の「集中」を支援しながら次のタネを育てる支援も重要な課題である。
自分自身がマンネリになってしまうとお客様に「新鮮」な刺激をもたらすことが出来なくなる。
まず、率先垂範で脱マンネリを心掛けたい。
よく「集中と同時並行」と言うのだが、眼前の仕事に集中しながら次の成長のタネを蒔き育成して行かねばならない。
ところが、私も含めて「集中」しているとなかなか次のタネを撒くことが出来ないのも事実である。
経営コンサルタントという仕事は、お客様の「集中」を支援しながら次のタネを育てる支援も重要な課題である。
自分自身がマンネリになってしまうとお客様に「新鮮」な刺激をもたらすことが出来なくなる。
まず、率先垂範で脱マンネリを心掛けたい。
06年09月28日
自分にシビレル瞬間
NHKのプロフェッショナルという番組がある。
以前のプロジェクトXは組織が中心だったが、この番組は個人を取り扱っている。
先日、たまたま見た放送で、脳神経外科医の上山さんという方が登場していた。
彼はプロフェッショナルについて「過去から通した生き様で、自分が好きでいられる生き様を貫くこと」とおっしゃっていた。
私は、経営コンサルタントの仕事をしているが、この上山さんの言葉に感銘した。
今までの「知識・経験」を活かして、新しいお客様の経営に関わっていく、そして、一つ一つが手ごたえとなって返ってくる瞬間がいつも嬉しい、そういう感じを大事にしてきた。
こういう生き様を貫いてお客様に貢献して行きたい。
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以前のプロジェクトXは組織が中心だったが、この番組は個人を取り扱っている。
先日、たまたま見た放送で、脳神経外科医の上山さんという方が登場していた。
彼はプロフェッショナルについて「過去から通した生き様で、自分が好きでいられる生き様を貫くこと」とおっしゃっていた。
私は、経営コンサルタントの仕事をしているが、この上山さんの言葉に感銘した。
今までの「知識・経験」を活かして、新しいお客様の経営に関わっていく、そして、一つ一つが手ごたえとなって返ってくる瞬間がいつも嬉しい、そういう感じを大事にしてきた。
こういう生き様を貫いてお客様に貢献して行きたい。