相続・事業承継ブログ

Ｑ：相続権を失う場合はどのような時ですか？

Ａ：相続人となるべき者が、故意に被相続人を殺したり、詐欺や脅迫によって遺言書を書かせたりした場合などに、法律上当然に相続人としての資格を失うことを“欠格”といいます。
被相続人を虐待し、または重大な侮辱を加えたり、相続人に著しい非行があった場合に、
被相続人が家庭裁判所に申し立てることによって、その相続権を失わせることを“廃除”といいます。
この欠格または廃除によって、相続人であっても相続権を失います。


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Ｑ：　ＮＯ1009　にあります「範囲と順位」について教えてください。

Ａ：法定相続人となるのは、被相続人の配偶者と一定範囲の血族関係者です。
その順位は次のとおりです。
第１順位　子
第２順位　直系尊属
第３順位　兄弟姉妹
配偶者は常に相続人と成り、第１順位から第３順位の相続人がある場合は、それらの者と
同順位で相続します。


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Ｑ：法定相続人と相続人は同じ意味ですか？

Ａ：法定相続人とは、欠格・排除・放棄等がなかった場合の法律上
相続人と規定されている者であり、相続人とは、実際に相続人となった者をいいます。


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Ｑ：「法定相続人」ってどういう意味ですか？

Ａ：民法には相続人になれる者の範囲と順位が規定されていて、これを
「法定相続人」といいます。
法定相続人は、被相続人が死亡または失踪宣言されたとき（相続開始時）の血族の顔ぶれによって変わります。


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Ｑ：「相続の開始」について教えてください。

Ａ：相続は、人の死亡によって開始します。
死亡は自然死亡と“死亡したものとみなされる”場合があります。
“みなされる”場合とは不在者の生死が７年以上不明であるとき、家庭裁判所が利害関係人の請求により宣言する“普通失踪”と、戦地、沈没した船舶などに居た者であって、その危機があった後１年以上の間その生死が不明の場合に、家庭裁判所が利害関係人の請求により宣告する（この危機が終わった時点で死亡したとみなされる）“特別失踪”があります。


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