福田内閣の支持率は、57,5%だという。



 発足直後の支持率としては、小泉内閣、細川内閣、安倍内閣につぎ、4番目だという。



 この支持率の高さは何を意味しているのか。



 参議院選の敗退は、安倍内閣に対するノーであって、自民党に対するノーではなかった



 のではないのか。



 国民は、自民党に対しては、いわばお仕置き程度の感覚しかなかったのではないか。



 政治と金の問題は、自民党だけの問題ではなく、全ての政党の問題であるし、年金の問題



 も弛んだ公務員の意識の問題であって、政党の問題ではないともいえる。



 テロ特措法の延長問題についても、世論は延長賛成派が多かったという。



 さあ、福田さんと小沢さんのお手並み拝見といこう。

07年09月27日 | Category: つぶやき
Posted by: marutahoumuj
07年09月21日

責任のとり方

 近事片々:責任の取り方


 「冷えたピザ」(小渕元首相)をもじって、フクダは「生温かいピザ」(英フィナンシャル・タイムズ紙)。オザワは「羊の顔をしたオオカミ」(独シュピーゲル誌)。外国メディアは辛らつだ。おーい、アソウへの決め言葉も待ってるぞ。



   ◇



 わが国で絶滅にひんする「責任の取り方」。



 ●政治家はポストにしがみつくか、もしくは突然放り投げる。



 ●警察は民間では通用しない大アマ処分。



 けじめをつける慣習はかろうじてプロ野球監督に命脈を保つ。



   ◇



 恥ずかしながら「国連安保理でしゃい決議」と聞き「謝意」を連想できなかった。漢字を見るまでシャイとは何だ? 内気に思いあぐねていた(毎日新聞 2007年9月21日)。



* 責任のとり方は、時に難しい場合がある。責任のとり方によっては、その人に対する信頼を一挙に喪失せしめることがあるからだ。我々士業の場合でも多かれ少なかれ同じことである。

07年09月21日 | Category: つぶやき
Posted by: marutahoumuj
07年09月18日

麻生幹事長の評価

 福田氏に負けると分かっていながら、総裁選に立候補した麻生幹事長。

 私が立候補しないで、福田氏が無投票当選ということになれば、派閥・根回し

による当選であり、旧態依然とした総裁選びということで、国民の信頼回復には

程遠い、というような趣旨のことをチラッと述べていたような気がする。

 負けるのを覚悟で立候補した麻生氏。

 自民党を救うための捨て身の姿勢。

 お陰で、福田氏の政策面も明らかになった。

 麻生氏の行動は、ピエロのようでもある。

 しかし、自分の政治理念を貫くための男らしい行動と評したい。

07年09月18日 | Category: つぶやき
Posted by: marutahoumuj
07年09月13日

目標設定の重要性

 憂楽帳:数値目標


 評論家の岡田斗司夫さんが書いた「いつまでもデブと思うなよ」(新潮新書)が爆発的なベストセラーになっている。117キロあった体重を1年で50キロも減らしたというから、「一体、どんなことをしたのだろう」と、読まずにはいられなくなった。



 方法はいたって単純だった。1日に食べる量を1500キロカロリー分までと決め、ひたすら実行した。単純だが、この目標設定が重要だ。「1年で50キロ減」では無理だっただろう。結果ではなく手段に数値目標を付けたのがミソだ。



 アジア・太平洋地域の21カ国が合意した温暖化防止の数値目標も似たところがある。「X年後に温室効果ガスをY%削減」ではなく、省エネや森林拡張といった手段に数値目標を定めた。



 次の問題はいかにきちんと実行するかだ。岡田さんは毎日、食べたカロリー量と時刻を記録し、目標を守れているか点検した。この点検作業が成功のカギを握るという。個人の減量と複雑な温室効果ガス削減はもちろん違う。でも、目標を掲げるだけでは数字が減らない点は同じだ(毎日新聞 2007年9月13日)。



* 目標の設定は、何をやるにしても必要だ。例えば、人事制度における評価シートにおいても、目標の設定がなければ、目標達成度を評価することはできない。そして、目標を設定したら、それを実行できるかがカギを握る。

07年09月13日 | Category: つぶやき
Posted by: marutahoumuj
07年08月28日

明治維新の核心

 川路利良の明治維新に対する冷静な観察



 「幕府瓦解と維新とそれに続く諸改革(封建制の打ち崩しと中央集権制の確立、さらに



は欧化政策による諸風俗の変改など)によって全国の士農工商がことごとく悲鳴をあげて



いた。社会的動物としての人間は元来が馴れなじんだ秩序を好むという点で、きわめて



保守的にできている。全国300万といわれる士族たちがその既得権を明治政権によって



奪われた。この一事だけでも、明治政権は士族300万人にとっての敵であった」。逆に言



えばあえてそれだけの大事を、短期間になしえた明治政権が、いかに時の勢いに乗じ得て



いたか、ふりかえりみて歴史の脈搏の巨大さに驚く。そして人口の非常に多くを占める農民



にとってはどうか。



 「さらに2000万以上の農民層にとって明治政府は不快きわまりない政府であった。明治



政府は新国家建設の財源がないため、旧幕時代同様、農民の租税にたよった」。それも旧



態依然どころか、事態はより深刻な方向をたどる。



 「この新政権は幕藩体制以上に大きい予算が要るため、自然、租税の負担が重くなり、は



じめの維新を世直しだと思っていた農民たちは、・・・・・・なんのための世直しだったのか。と、



裏切られた思いをもった」。すなわち国家を急速に近代化するため、絶対に必要な原資蓄積



を、農民に依存する以外、金輪際それ以外の方途はあり得ないのである。



 それに加えてこの年(明治6年)に公布された徴兵令がある。江戸300年、農民は兵士に



とられることがなく、それだけが農民の徳分というものであった。ところが明治政府は租税が



重いうえに農民の壮丁を兵士にするというのである」



 富国のための強兵は、これまた絶対的な要請である。こうして明治政府は虎の尾をふむよ



うに、危険きわまりない一歩一歩を、歩み続けなければならなかった。



 もしこの強行政策の構想に恐れをなし、中途半端な迂回路をとっていたら、その後の事態



はどうなっていたか。それは言うまでもなく列強諸国に、あなどられ恫喝され侵攻された揚句、



植民地として分割される結果しかなかった。明治政府はまず士族を敵にまわし、農民をもまた



敵にまわし、強引な方策を以て突進せざるを得なかった。それら国内の諸階層とは比較にな



らぬほど、戦慄すべき強力にして無慈悲な外敵を、明治政府は片時も忘れることができなか



ったのである。



                    谷沢永一



 明治維新は、ほんの140年前のことですから、わが国の歴史の重みを感じる今日この頃



です。

07年08月28日 | Category: つぶやき
Posted by: marutahoumuj
ページ移動 前へ 1,2, ... ,7,8,9, ... ,12,13 次へ Page 8 of 13
新規顧客開拓 FAXのdm faxdm