09年01月29日
便器の魅力
現在設計する家のトイレで便器を和式を希望される事は、私の設計
では殆ど無くなりました。たまに小便器を併設する要望が出る事は
有りますが、少し前までは和式のトイレの設置もあった事を思うと
トイレの変化が急激に進んでいる感じです。
そんな便器で日本のメーカーの努力の結果が今の洋式の便器の普及
に繋がっている事が判る記事が少し前のWIRED VISIONの記事に有り
ました。
この記事を読むとその内、便器が日本の主要な輸出品目になるので
は? と、思ってしまうような錯覚さえ抱かせてしまいます。
WIRED VISIONの記事
「米国自動車業界が学ぶべき、日本のトイレ5つの長所」
http://wiredvision.jp/news/200901/2009011623.html
では殆ど無くなりました。たまに小便器を併設する要望が出る事は
有りますが、少し前までは和式のトイレの設置もあった事を思うと
トイレの変化が急激に進んでいる感じです。
そんな便器で日本のメーカーの努力の結果が今の洋式の便器の普及
に繋がっている事が判る記事が少し前のWIRED VISIONの記事に有り
ました。
この記事を読むとその内、便器が日本の主要な輸出品目になるので
は? と、思ってしまうような錯覚さえ抱かせてしまいます。
WIRED VISIONの記事
「米国自動車業界が学ぶべき、日本のトイレ5つの長所」
http://wiredvision.jp/news/200901/2009011623.html
09年01月28日
埼玉県立近代美術館
日曜日に「都市を創る建築への挑戦」展を見るために埼玉県立近代
美術館へ行って来ました。
この展覧会は組織設計事務所が行った都市の建築に焦点が当てられ
た展覧会で、プロデューサーが馬場璋造氏(雑誌”新建築”の編集
長だった人)だったのでどのような内容なのか興味を持って出掛け
た訳です。
設計と施工が分離しているほうが良いと考える私としては、この展
示にゼネコンの設計部が取り上げられている事に、首を傾げる所で
すが、別の角度から考えれば、普段の競合相手の作品が同時に見る
ことが出来るのは貴重な展覧会だと、言えなくも無い。
まぁ、そんな感じの展覧会でしたが、毎度おなじみの、美術館の建
築についてですが、この美術館も自身のウェブサイトを持っていて
も建物の設計者の記載が何処にも見当たらないと言う始末。
美術館側の建築に対する認識がその程度と言う事で、そのような認
識で建築展を開催する意識やいかに・・・です。
何も有名な絵画等を集める事が良い美術館ではなくて、美術に対す
るしっかりとしたスタンスを持ち、世に発信して行く事が、美術館
の役割と考えますが、どうでしょう?
そんな埼玉県立近代美術館でしたが、設計者は黒川紀章です。
それにしても、この建築の特徴である入り口部分のグリッド形態を
構成している柱と梁の塗装が所々剥げ落ちていて見苦しかった事。
メンテナンスをしっかりとやって欲しいですね。
美術館へ行って来ました。
この展覧会は組織設計事務所が行った都市の建築に焦点が当てられ
た展覧会で、プロデューサーが馬場璋造氏(雑誌”新建築”の編集
長だった人)だったのでどのような内容なのか興味を持って出掛け
た訳です。
設計と施工が分離しているほうが良いと考える私としては、この展
示にゼネコンの設計部が取り上げられている事に、首を傾げる所で
すが、別の角度から考えれば、普段の競合相手の作品が同時に見る
ことが出来るのは貴重な展覧会だと、言えなくも無い。
まぁ、そんな感じの展覧会でしたが、毎度おなじみの、美術館の建
築についてですが、この美術館も自身のウェブサイトを持っていて
も建物の設計者の記載が何処にも見当たらないと言う始末。
美術館側の建築に対する認識がその程度と言う事で、そのような認
識で建築展を開催する意識やいかに・・・です。
何も有名な絵画等を集める事が良い美術館ではなくて、美術に対す
るしっかりとしたスタンスを持ち、世に発信して行く事が、美術館
の役割と考えますが、どうでしょう?
そんな埼玉県立近代美術館でしたが、設計者は黒川紀章です。
それにしても、この建築の特徴である入り口部分のグリッド形態を
構成している柱と梁の塗装が所々剥げ落ちていて見苦しかった事。
メンテナンスをしっかりとやって欲しいですね。
09年01月27日
同じ
今日は、昨年から計画が進んでいた「開感な家」の解体工事が昨日
から始まりましたので、現場の状況を確認するために現地へ・・・
空に浮かぶ家の素顔は一瞬オブジェを感じさせる。
現場は私の事務所から電車を乗り継いで1時間半程掛かりますが、
距離的にはそんなに遠くない感じなので、天気もよい事だし自転車
で行きますか・・・ てな事を思いついて、一路現場へとペダルを
踏み出したのでした。
現地に到着してみると、何と事務所を出てから1時間半。
電車で来るのと変わりない。まぁ、ちょっと疲れますけれどもね。
でも、身体には良いかも、これからは度々このようにしますか。
から始まりましたので、現場の状況を確認するために現地へ・・・
空に浮かぶ家の素顔は一瞬オブジェを感じさせる。
現場は私の事務所から電車を乗り継いで1時間半程掛かりますが、
距離的にはそんなに遠くない感じなので、天気もよい事だし自転車
で行きますか・・・ てな事を思いついて、一路現場へとペダルを
踏み出したのでした。
現地に到着してみると、何と事務所を出てから1時間半。
電車で来るのと変わりない。まぁ、ちょっと疲れますけれどもね。
でも、身体には良いかも、これからは度々このようにしますか。
09年01月26日
六角鬼丈展
過日、東京藝術大学美術館で開催されている六角鬼丈教授退任記念
新鬼流八道の建築 六角鬼丈展を見てきました。ここで新鬼流八道
はジキルハイドと読みます。
正面入り口に置いてあったポスター
この建築展に付いて書いているブログがあるようですので、ここで
詳細にお話はしませんが、他では聞けないような事を1つ。
六角鬼丈氏は六角紫水の孫になりこの芸術大学の初めの時の岡倉天
心との繋がりが有り、この展覧会にも出品されている「伝家の宝塔」
を東大教授の鈴木博之教授が見た時に、この作品がジョサイア・コ
ンドルの師であるウィリアム・バージェスの家具に似ていたので
コンドルの系譜と美術学校の系譜が合体したと思ったそうです。
この話を聞いたのは展覧会を見た後で、再度見に行く時間も取れな
かったので記憶を話を辿り繋ぎ合せる事に成りますが、事前に
知っていればと、少し残念な気持です。
そんな事も有った美術展でしたが、自分が設計した美術館で記念展
が出来るのは何と幸せな建築家でしょう。
正面入り口とは反対側から撮った美術館全景
六角鬼丈氏に付いての事は石山修武 世田谷村日記のR203 1月
9日を読むと面白い。
http://ishiyama.arch.waseda.ac.jp/www/jp/top.html
ウィリアム・バージェスに付いては下記のアドレスで知る事が出来
ます。
http://en.wikipedia.org/wiki/William_Burges_(architect)
新鬼流八道の建築 六角鬼丈展を見てきました。ここで新鬼流八道
はジキルハイドと読みます。
正面入り口に置いてあったポスター
この建築展に付いて書いているブログがあるようですので、ここで
詳細にお話はしませんが、他では聞けないような事を1つ。
六角鬼丈氏は六角紫水の孫になりこの芸術大学の初めの時の岡倉天
心との繋がりが有り、この展覧会にも出品されている「伝家の宝塔」
を東大教授の鈴木博之教授が見た時に、この作品がジョサイア・コ
ンドルの師であるウィリアム・バージェスの家具に似ていたので
コンドルの系譜と美術学校の系譜が合体したと思ったそうです。
この話を聞いたのは展覧会を見た後で、再度見に行く時間も取れな
かったので記憶を話を辿り繋ぎ合せる事に成りますが、事前に
知っていればと、少し残念な気持です。
そんな事も有った美術展でしたが、自分が設計した美術館で記念展
が出来るのは何と幸せな建築家でしょう。
正面入り口とは反対側から撮った美術館全景
六角鬼丈氏に付いての事は石山修武 世田谷村日記のR203 1月
9日を読むと面白い。
http://ishiyama.arch.waseda.ac.jp/www/jp/top.html
ウィリアム・バージェスに付いては下記のアドレスで知る事が出来
ます。
http://en.wikipedia.org/wiki/William_Burges_(architect)
09年01月24日
旗竿敷地
今日の午前中は現在工事の着工準備が進んでいる建物で、工事が始
まる事に先立って、建築主がご近所に挨拶回りをされると言う事で
同行させて頂く為に現地へ・・・
事務所を出る前から何やら怪しい天気でしたが挨拶回りをしている
時には曇り空でしたが、終って帰りの電車に野量とした時にはご覧
のような雪の乱舞。昨日の陽気とは打って変わっての天気でした。
そんな今日の事とは関係有りませんが、住宅地を歩いていて気が付
いた事が有ったので話をします。家を建てられる敷地の条件として
道路に2m以上接していなければならない事はこのブログを読んで
頂いている皆さんはご存知の通りですが、東京都の場合、接道が
2m有っても建築できない事が有ったりするのでややこしい。
東京都の場合建築基準法とは別に東京都建築安全条例と言う法律が
有り、上記のような条件で旗竿敷地の場合、共同住宅は建築できな
い事になっています。
他の行政庁でも同じように建築に関する条例が有り、判り難い事が
結構有りますので注意が必要です。
過去記事「接道2m」
http://shima-sekkei.sblo.jp/article/1355934.html
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まる事に先立って、建築主がご近所に挨拶回りをされると言う事で
同行させて頂く為に現地へ・・・
事務所を出る前から何やら怪しい天気でしたが挨拶回りをしている
時には曇り空でしたが、終って帰りの電車に野量とした時にはご覧
のような雪の乱舞。昨日の陽気とは打って変わっての天気でした。
そんな今日の事とは関係有りませんが、住宅地を歩いていて気が付
いた事が有ったので話をします。家を建てられる敷地の条件として
道路に2m以上接していなければならない事はこのブログを読んで
頂いている皆さんはご存知の通りですが、東京都の場合、接道が
2m有っても建築できない事が有ったりするのでややこしい。
東京都の場合建築基準法とは別に東京都建築安全条例と言う法律が
有り、上記のような条件で旗竿敷地の場合、共同住宅は建築できな
い事になっています。
他の行政庁でも同じように建築に関する条例が有り、判り難い事が
結構有りますので注意が必要です。
過去記事「接道2m」
http://shima-sekkei.sblo.jp/article/1355934.html