08年12月04日

玄関収納

玄関に多くの収納を設けたいという要望は良くある項目ですが建物規模
の制約から中々要望とおりには行きません。

20081204_01.jpg

そんな事も有るので、1つの解決策として玄関に隣接して階段を配置す
ると階段下のスペースを利用した収納場所を造る事が出来ます。
階段下のスペースを利用する方法は玄関以外の場所でも良いのですが、
玄関に隣接させた場合には玄関土間と玄関ホールとの段差ができる高さ
を利用する事ができて収納場所の高さが他の場所で利用するよりも高く
できるというメリットが有るので、上記のような要望が有る場合には有
効な方法です。

島正晃建築設計室のウェブサイトはこちらからご覧になれます
http://shima-sekkei.com


08年12月04日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
08年12月03日

生き節と死に節

木造住宅は構造が木造でその木は自然環境の中で育った材料です。その
ような材料ですから工業製品とは違い曲がっていたり、「節」が有った
りします。

このような木材を構造材として使う時にこの「節」が問題と成りますが
この節が取れてしまうような節を「死に節」、一体となっているような
節を「生き節」と呼んでいます。

20081203_01.jpg

構造材として使用する場合には生き節の材料を用いて構造的に安定した
材料を使用しますが断面が大きい材料は確保が難しい為に、現在では断
面が小さい材料をつなぎ合わせて大きい材料とした集成材になった物を
使われる事が多くなっています。
08年12月03日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
毎年この時期になると服喪中の挨拶状が届く事が多くなり、自分が歳を
取った事を手紙の量で思うこの頃です。そして今年も建築界も亡くなら
れた方がいたなぁと手紙を見ながら思っていて、そしてPCに向かい
ヨーン・ウッツオン(Jorn Utzon, Joern Utzon)氏が亡くなられた事
を知り、ちょっとビックリ。

この名前を聞いて建物が思い浮かぶ人は結構な建築通と言えますが、こ
の建築家の名前を知らなくても、オーストラリアのシドニーにあるシド
ニー・オペラハウスを知っている人は多いと思いますが、あなたはご存
知ですか?

ヨーン・ウッツオン氏はデンマークの建築家でこのシドニー・オペラハ
ウスの設計は国際コンペで獲得したのですがその形態ゆえに構造的な困
難さと建築費の増大に伴い着工から竣工まで14年の歳月が掛かり途中
で設計者を辞任した経緯がある建物の設計者ですが、現在はこの建物は
世界遺産になっている程でその為に2003年には建築界のノーベル賞
と言われるプリツカー賞を受賞するに至っている訳です。
因みに日本人では3人が受賞していますが、機会が有ったらお話します
ね。

このブログで過去に邑楽町の設計コンペの事を書いていますが、日本で
は未だ未だ建築が持つ文化度が理解されていないような感じなので
このシドニーオペラハウスの建築を通して建築が持っている社会性が文
化と密接に関係している事を多くの人に考えて欲しいと思う、訃報では
有りました。


設計の休憩室過去記事
「建築を評価する人」
http://shima-sekkei.sblo.jp/article/3321729.html

「邑楽町設計コンペ裁判その後」
http://shima-sekkei.sblo.jp/article/20219021.html



ヨーン・ウッツオン氏訃報
http://www.google.com/hostednews/ap/article/ALeqM5ikmCHVv0stlSnIJYFrpEDVBq8I3wD94OKMGO0

ヨーン・ウッツオン氏とシドニーオペラハウスの動画
http://www.sydneyoperahouse.com/utzontribute_video.aspx

このブログは「設計の休憩室」の
ミラーブログですその為に以前の記事のリンク先は本店の
「設計の休憩室」になっている事をご了承下さい。


08年12月02日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
08年12月01日

明日の神話

今日から12月になって月名では「師走」と言う事になって1年で一番
せわしい月ですが、そんな月の始めに打合せがあって渋谷経由でいざ目
的地へとなりました。

行く時は師走を地で行くせわしさで気が付かなかったのですが、帰りに
ふと壁を見ると、何時だったかニュースで話されていた、岡本太郎の壁
画に気が付き、思わずパチり。

20081201_01.jpg

この壁画、「明日の神話」は知っている人も多いでしょうが、メキシコ
シティのホテルに飾られる事になっていた作品がホテル建設中に経営が
行き詰まって、日の目を見ないまま行方不明になっていた作品で完成か
ら37年目にして人目に触れるこの姿は圧巻です。

それにしてもこの巨大な壁画が気が付かない程に歩いてはいけませんねェ
ゆとりを持って歩かねばと、反省の月始まりです。
08年12月01日 | Category: 日記
Posted by: shimasekkei
08年11月29日

風の通り

住まいを計画する時に風が通り抜けるようにしたいと言う要望は結構有
りますが部屋が連続している時など1部屋だけで解決しようとすると無
理が有ります。

そのような場合、写真のような解決方法も有ります。

20081129_01.jpg

この家は南側に個室が有りクロゼットと押入の収納を挟んで北側にもう
1部屋個室という構成です。各個室には2面に窓を設けて通風できるよ
うになっているのですが、より多くの風を通り抜かせたい場合には共通
の押入の引戸を開けるという方法です。

押入を使う時に多くの場合、奥行きが深いために奥に入れた物が中々使
われないという欠点も両面から使えるので、その問題もこれで解消です。
こんな風の通りを良くする為の方法が有ります。
08年11月29日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
ページ移動 前へ 1,2, ... ,43,44,45, ... ,81,82 次へ Page 44 of 82
新規顧客開拓 FAXのdm faxdm