08年11月22日

夫婦関係

今日は11月22日で「いい夫婦の日」です。一年中毎日のように何か
の日が有るので特段棠と言う事は無い、と言う声も聞かれそうですが
言葉に掛けて何かをするのは日本人の得意とする所ですから、さらっと
受け流して頂いて・・・。

と言う事で、普段から住宅設計を中心としている私としては、健全な家
庭生活が送れるための器を提案するために、色々な情報には普段から気
を付けています。
その中で、このいい夫婦の日に合わせるように博報堂総合研究所から
ここ20年間の夫婦関係の変化の調査の結果が公開されているのを読み
ました。

このレポートから夫が思っている事と妻が思っている事のズレが判りま
すが、まぁ、それはそれでよくある事と言えなくも無い・・・。
しかし、ここから何を読み取って提案できるかが私の問題として有る訳
で興味深いレポートでは有りました。


博報堂総合研究所 
http://seikatsusoken.jp/

生活総研 Research News 2008.11.20
http://seikatsusoken.jp/pdf/release/20081120.pdf
08年11月22日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
08年11月21日

リフォームの床

室内の床材はシックハウス症候群の話が出始めた頃からカーペットを選
択されることが少なくなり木の床材が多くなって来ましたが、それに伴
い共同住宅などで下階との音の問題が発生しています。

以前RC造の共同住宅で上下階や隣の音の事で相談を受けた時の事、
夫々の住まい手の生活時間帯の違いによって普段なら気付かないような
音でも問題になることが有りました。
その共同住宅の床の構造は日本建築学会が定めている遮音等級のL-45
と言う上級レベルの遮音性能の床仕上げでしたが、生活音が気になるとい
う事でしたので、防音する事を提案して音をうるさく感ずる側の部屋に防
音対策を施して問題が解決しました。

20081121_01.jpg
この写真は記事の共同住宅では有りません。

この共同住宅の場合には賃貸で有った為にこのような工事が可能でしたが
分譲マンションなどの所有権のある共同住宅の場合などはこのような工事
は難しいので、マンションでリフォームをする時には注意が必要です。
08年11月21日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
08年11月20日

ファイバーテープ

最近の住宅の壁の仕上げはクラックが嫌われ、その上工期の短縮を図る
ために塗り壁が少なくなってきていて、その傾向が室内の壁仕上げにも
有って、塗り壁よりはクロス貼という選択をされる事が多いです。

打合せをしているある時に、和室の壁の仕上げ材の話になり塗り壁の話
をした所、大変に驚かれた事が有りました。その方の話ですと今までに
和室の壁の話の時に塗り壁だと思っていると、いつもクロス貼を勧めら
れたと言う事でした。

20081120_01.jpg

そんな塗り壁のクラックを防止する為に、石膏ラスボードの継ぎ目など
には写真のようにファイバーテープを貼って下地をしっかりと固定して
下地造りをしてから下塗りを行うように設計で指定しています。
そして、設計通りに施行されているのか監理で確かめたのがこの写真で
す。
08年11月20日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
08年11月19日

コンパネ

合板は色々な種類が有ってその中の1つがコンパネと呼んでいる合板な
のですが、このコンパネが合板だと思っていると聞いた事が有りました。

コンパネとはコンクリートパネルの略でコンクリートを流すための型枠
を造るための「型枠合板」の事を指していて合板の片側表面に樹脂塗装
を施してコンクリート面を平滑に仕上げるように加工されている合板が
一般的です。
何故一般的かというとコンクリートの仕上げ面を打ち放しのような仕上
げにしない時などは加工をしていない合板を使いますので、表面加工し
た合板だけがコンパネでは無いためです。

20081119_01.jpg

コンクリートの仕上げ面を平滑にしないで木目を出す仕上げを行う場合
などは、木目を出す板(杉板などが使われる事が多い。)をパネル状に
して型枠を作る方法も有って、コンクリートの仕上げ1つでも様々な事
が考えられています。
08年11月19日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
バルコニーの床に用いる材料は様々な物が有りますが、法律の制約の中
で使えない材料も有ります。

20081118_01.jpg

そんな制約の中でバルコニーを広く気持の良い場所とする為に、
ここ世田谷KSMでは今回はFRPグレーチングを使用することにしま
した。この材料を使う事により建築面積に関わる制約から開放されて自
由な空間を造る事が出来ました。

20081118_02.jpg

実際、建物を引き渡してからの使用感を伺うと、今まで経験した事がな
い為に最初は少し緊張して歩いていたそうですが、すぐに慣れて、今で
は何の違和感も無く歩いていると言うお話でした。
08年11月18日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
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