07年07月15日

地縄で確認

これから建てる建物の位置を示す方法として地縄という方法が有ります。

これは実際の土地に建物の1階の壁の中心と同じ位置に紐(昔は縄でし
た)を張り巡らす事で建物の大枠が確認できるようになります。その紐
を頼りにして敷地境界線からの距離が図面通りの寸法が確保できている
かを目で確かめてから工事に掛かります。この時に監理者と一緒に建築
主も参加して確認をして頂くようにしています。








07年07月15日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
6月20日に改正建築基準法が施行されて半月が経ちましたが、確認申
請はこれからが大変になります。
以前の確認申請では確認申請書を提出してから訂正や差し替えなどして
いましたが、これからはそのような行為は認められず、提出図面が完成
していなければならず、その後の変更などは再提出などを行わなければ
成らず以前では余程ひどい内容で無い限り出されない「不適合」の確認
処分が、簡単に出されるようになったのは、ご存知の通りです。
ですから確認申請をお金を出して提出しても確実に確認済み証が得られ
るとは限らないようになったわけですから、提出書類をより慎重に作成
する必要があります。
現在、木造3階建ての確認申請を指定確認機関に提出しようと考えて問
い合わせをしたところ、木造の審査体制が整っていないために、他に提
出して下さいと返事が返ってきた時には、「ちょっと!ちょっとちょっと
ちょっと」と言いたくなったほどです。裏を返せばそう言わなければ成
らない程、今回の法整備が短時間で行われ実態が伴っていない事の証明
と言えるのかもしれません。
しかし、それでは困るわけで、提出したらどのようになるのか突っ込ん
で聞いたところ、確認期間が数ヶ月かかるかもしれないとの返事でした
このような事があちらこちらで起きている可能性があり、たかが建築界
の事だと思っている人もいるかも知れませんが、このような状況は経済
的に間違った影響があるのではないかと感じます。
07年07月14日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
07年07月13日

下地

何に対しても言えることですが、下地がちゃんと出来ていないと仕上が
りは綺麗に出来ません。写真は部屋のクロスを張る前の段階で石膏ボー
ドの不陸(凹凸になっている状態で、建築でよく使われる言葉です。)
をなくす為にパテを塗って乾燥するのを待っている状態の物です。
乾燥して再度凹み部分にパテを塗り再び乾燥してから、サンドペーパー
で平らにしてからクロスを張ります。塗り壁の仕上にする時でも同じで
下地を平らにしてから塗ります。基礎の時からちゃんと出来ていないと
修正をしなければいけなくなります。

07年07月13日 | Category: 雑感
Posted by: shimasekkei
07年07月12日

ボーリング調査

地盤を調査する方法は何種類か有ります。木造の2階建て規模の建物の
場合に良く用いられるのがスウェーデン式サウンディング試験という方
法です。

調査方法が簡単なために普及してきたのだと思います。しかし難点もあ
り、深さが10m迄で有る事と試験精度のバラツキを指摘されています。
そこで建物の計画によってはもっと精度の高い方法を採用する事が求め
られ、その調査方法がボーリング調査となります。

この調査方法ですと実際の土の採取を行い土の摩擦試験などを行うと共
に掘って行く過程で地層や地下水位が判るのでその土地の正確な地盤の
状態が判る事になるのです。その結果を元にして建物の基礎の形状や全
体の構造の細部を決定して行きます。



07年07月12日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
仕事柄、建築の雑誌は良く見ますが最近の住宅で良く登場するのが間口
を大きく開いて建具を引き込む形です。開放感が溢れて気持ち良さそう
です。そのような住宅に混じってちょっと気になる建物が有るのです。

2階などでバルコニーが有りその手摺の壁に当たる部分の格子が水平の
物が有る事です。住宅の安全が言われているのに建築主とはどのような
話でそのようなデザインになったのか不思議です。水平な格子はそこに
足が掛けられて転落する危険が大きいです。そこには何らかの対策を施
さないといけないと考えますが、雑誌を見る限りでは対策の形跡は見当
たりません。何か安全を犠牲にしているように思えます。

以前の設計で開放感を出したいのでガラス入りの壁にした手摺にする時
に建築主が雑誌を持ち出してこのように横格子で目立たなくしたいと言
われた事を思い出しました。その時に言われたのが自分たちが承知して
いれば良い事だから雑誌のようにしたいと言われ、更には念書を書くか
らと言う事でしたが事故はいつ起こるか判りません。自分の子供に注意
して置くだけでは不十分です。子供の友達が来て親が目を離した時に事
故が起きる危険性が有る事などを説明して視覚的に邪魔にならない方法
を取って納得して頂いた事が有りました。安全を確保して目的を果たす
のは当然の事だと考えています。


07年07月11日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
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