09年08月06日

家具で間仕切り

下の子供が中学生になるので、リフォームをしようかと思う、と言
う相談を受けて、自宅を拝見させて頂き、私が提案したのがこの写
真。

20090806_01.jpg

20090806_02.jpg

一見何だか判りませんが、これは間仕切り兼用の2段式ベッドの模
型です。最初に考えていたのは左右に仕切るために中央に2段式の
ベッドを置こうと考えていたのですが、2人の子供にそれぞれ窓が
有って欲しい事と風水で机を北に向けたいと言う希望が出た(親は
いつでも子供の事を考えていますね)ので中央にベッドを置く案を
破棄して新たな展開を導かねば。それで考えたのがこのベッドです。

ベッドの一面が竪格子になっているのは、一面の壁にすると狭い
ベッド内の換気が悪くなり蒸し暑くなるのを避けるために、風通し
を良くしようとした物、家具で仕切ると将来的に部屋の使い方が自
由になるのと、リフォームするより、金額が安くなるのでお勧めし
たら、快い返事を頂いたのでこれから工務店に見積りの依頼です。
09年08月06日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
09年08月05日

床下環境

家の収納で床下収納の要望を出される理由に床下は冷暗所になるの
で漬物などを置くのに都合がよいと言われます。

その様な場合に、現在は木造軸組みでも様々な仕様があり、その中
でも外断熱を選択する時には注意が必要です。
外断熱の場合基礎も断熱します。そうなると、基礎に換気孔を取ら
ないで他の部屋と同じような室内環境が床下に出来るので、床下は
冷暗所にはならないのです。

その事を忘れて漬物などを置いて腐られて仕舞わないように注意し
て下さい。事前にこの事を話していても、床下は冷暗所だと習慣に
なっているので忘れる事が多いです。
09年08月05日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
09年08月04日

調査

現在、ある共同住宅の計画があるので、その計画に入る前に何時も
の事ですが、現在競合になるエリアの調査と将来の入居動向を推測
する為に、不動産の調査やら、エリア一体を一軒一軒見て廻って
建物チェックをする調査が始まりました。

20090804_01.jpg

まぁ現在の流行言葉で言えば「変数の認識化」でしょうか、その様
な調査を行った後に、将来需要を予測して計画に落とし込んでゆく
事になるのです。共同住宅の場合、戸建ての専用住宅と違い事業と
いう経済要素が絡みますので純粋に街と建物だけの関係とは行かな
い所が、面白くも有り大変な所でもあります。

そんな単純な作業は人に任せれば良いのにと言う意見もよく言われ
ますが、出てきたリポートを見るだけでは見落としてしまう事が結
構あるので、やはり自分でやってしまうと言う事になって仕舞います。
09年08月04日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
09年08月03日

机上グッズ

今朝探し物をしていたら、ひょんな所から昔買った物が出てきた。

20090803_01.jpg

それは写真の物です。何か判ります? これボタンが埋め込まれて
いて手前にUPの印刷、"button up"と読んで、「うるさい、黙って
ろ」と言う意味。これを机に置いて、しずかに上司に抵抗していた
時が有ったという事。

そんな大げさな事でも無いのですが、ちょっと面白かったので
買ったのですが何時のまにやら何処かに隠れて、あれは何処に行っ
たのだろう思っていたのが、思いがけず見つかって、写真に収めた
と言う訳です。 さすがに時間が経っているのでアクリルの一部が
経年変化していますが、それはそれで面白いという物です。
09年08月03日 | Category: 雑感
Posted by: shimasekkei
09年08月01日

ボンエルフ

20090801_01.jpg


今日から8月で旧暦の月名を充てて「葉月」と呼
ばれているのは皆さんご存知のとおり、葉月の
語源は諸説あるようで定まっていないようですが、
どの説をとっても秋の気配を感ずる説で現在のこ
の月に充てるのには季節感はぴったりしていない
と感じます。
そんな8月の始めの朝に砧公園の脇の道を通る
と蝉の鳴き声の大合唱で、この道を通り過ぎても
頭の中が蝉の声に占領されています。





20090801_02.jpg

そんな砧公園の直ぐ近くにNHKの技術研究所が有り、何年か前に
建物が建て替えられたのですがその時に建物脇の道路も整備された
のがこの写真。この道路直線な為に道路にハンプ(出っ張り)を設
けて車のスピードを落とすための効果があるとして、1970年代に
オランダで導入された「ボンエルフ」と言う歩行者と車の共存を考
えた道路の手法です。

日本では建築家の宮脇檀氏が住宅街のコモンとボンエルフと言う事
を早くから紹介していたと、記憶しています。
このNHK技研脇の道路には本来のボンエルフの駐車スペースは無
く道幅も広いので歩車共存には少し距離があるようにも感じますが
それでもこのような道路形態が認められるようになったのは行政対
応の進歩と言えるのかも知れません。

09年08月01日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
ページ移動 前へ 1,2, ... ,8,9,10, ... ,81,82 次へ Page 9 of 82
新規顧客開拓 FAXのdm faxdm