09年06月18日

児童公園

住宅街のあちらこちらに児童公園が有って、そこには滑り台やブラ
ンコ、鉄棒などが設置されていて、子供たちが遊ぶ姿を良く見れて
ほほえましい気持になるのですが、あまり見ていると何やら不審者
扱いされるのではないかと、変な自制心が働いてしまいますが(笑)

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この様な公園も世田谷にも多く見られますが、先日TVの報道バラ
エティ番組で全国の公園で、このような遊具の事故が起きていても
財政難で修理が出来ないという報道がされていました。

私が都市デザインモニターに参加している頃、公園の有り方が画一
的であるとの思いから、それぞれの公園が自由な発想で造れないの
かと指摘をした事が有りましたが、同じくモニターとして参加して
いた公園デザイナーの方の話では、公園には施設設置基準があり、
公園遊具の設置もブランコや滑り台は必須項目で、これを設置しな
いと、国から補助金が出ないと言う事でした。

補助金で公園を造ったのはいいが維持管理費が捻出できないとは、
子供にとっては迷惑な話で、子供を主体にした公園造りを補助する
制度は無いのが現実のようです。
09年06月18日 | Category: 雑感
Posted by: shimasekkei
09年06月17日

秋葉原

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秋葉原と言う街には、ある思いがあります。昔ラジオ少年だった頃
ここは宝の山の街で、両手を広げた程の幅の店先で電子部品を販売
していて、そこに配線図と買う部品リストを手にして、よく買い物
に来ていたものです。

時代は変り今は秋葉原と言えばオタク文化の根源地となり「萌え」
と言われる言葉が出て久しいけれど、考えてみれば、昔からラジオ
を組み立てるなんて言うのはどちらかと言うとオタク的なものだか
ら、今はその延長線にあると言えるのかも知れない。

そんな秋葉原が再開発されて昔の面影が消えつつある訳ですが、街
と言うものを考える時に、そこに人の居場所が有るか否かが重要だ
と考えます。

再開発されて出来た街に訪問者は居場所を見つけ辛く、よそ者扱い
されているような疎外感を持つのですが、未開発の場所は猥雑で清
潔感に欠けるような場所なのに安堵感が漂っているように感じます。

都市計画と言うスケールが人間一人一人を消している結果の場所と、
未だヒューマンスケールが残る未開発の場所と、両方を体験できる
のが、この街の現在の姿なのだと感じます。
09年06月17日 | Category: 雑感
Posted by: shimasekkei
09年06月16日

大工

1974年(昭和49年)に枠組壁工法、俗に言う2x4(ツーバイフォー)
工法が制定され、1974年に旧建設省の肝いりで財団法人・日本ツーバイ
フォー建築協会が設立されて日本に枠組壁工法が普及してきたのですが
工法が普及したのと同時に工事における考え方もそれまでの物とは変化
して来ました。

日本が長年に渡って培ってきた技術とは違う物なので、優劣は付け難い
と思っていましたが、以前ある現場で、応援の大工が作業していて、彼
の担当した所の出来があまりにも悪いので、現場担当者に是正指示を出
した事が有ったのですが、その時の現場担当者の言い訳が、その大工は
2x4専門の大工なので。指摘されたよう事になってしまった。と言った
のには少し驚かされた記憶が有ります。

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技術の個人差だろうと思っていましたが、在来軸組工法を専門にしてい
る大工の話を聞くと、自分たちは2x4の住宅の施行は出来るけど彼らは
軸組みは出来ないだろうと言います。その言葉が現実となった訳ですが

最近では軸組工法の大工でも大壁仕上げが多くなったために、真壁和室
を設計した時など、注意が必要な時代に成っていることも事実で、同じ
に大工と呼ばれていても、その見極めは難しいくなってしまいました。
09年06月16日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
09年06月15日

目線の関係

人と話す時には目を見て話せとはよく言いますが、家族同士では、
目を見て話す事は少なくなっている家庭は多いような気がします。

それでも目線の高さを揃えるように設計することは有って、床座と
椅子座では目線が揃わないために、和室と言うか畳敷きの部屋を居
間と一体として使用する要望が有る時など和室空間の床を高くして
目線が揃うような提案は一般的です。

この頃はオープンキッチンが好まれていて、キッチンセットを囲ん
で家族が団欒するような形態も、以前では女性が嫌う事も多かった
のですが、今では抵抗感が無いようです。

その場合立っている人と座っている人の目線が揃わないので作業側
の床を下げる提案をするのですが、採用される例はあまり多くあり
ません。目線をそろえた方が良いと思いうのですが、どうしてなの
かはっきりとした理由は聞いた事が有りません。
09年06月15日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
09年06月13日

外断熱余話

建築資材も日進月歩で日々新しい製品が出てきてどれを採用したら
よいか迷う事も有ります。

最近の地球温暖化による省エネへの関心が高いことから断熱に関す
る製品も、単なる断熱材では無く遮熱であったり真空断熱だったり
と多種多様です。一般的に外断熱は断熱効果があると思われてか、
外断熱を強調している製品が目に付きますが、一般の人は冷静に見
極めて欲しいと思うのですが、やはりイメージ先行でしょうか?

そんな外断熱を詠った製品の紹介を受けたので、製品サンプルを取
り寄せ内容をよく確認したら、これって外断熱になるの?
断熱材と構造体に室内からの湿気を排出するための隙間が必要にな
る物なので、設計する時にこの製品はちょっと使えないなぁ。

使える製品に出会うのは結構大変な事です。
09年06月13日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
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