09年06月12日

接地

慣れてくると疎かになる事は良くあることで、電気製品の接地もそ
の1つに挙げられます。

接地は一般的にはアースと呼ばれていて、電気機器や電子機器を基
準電位点に接続すると言う意味で、接地と言いますが、その基準電
位点を大地にする事が多いためにアースと言われるのが一般的に
なったようです。

その接地は洗濯機などは濡れた手で触ると感電すると言う事がよく
知られているので多くの人がコンセントの近くの接地点に接続する
のですが、その他の電気製品で接続しているのを、あまり見る事は
有りませんが、ご自分の家は如何ですか?

20090612_01.jpg

接地が必要な機器は、洗濯機、冷蔵庫、エアコン、電子レンジ等で
す。そのコンセントの近くにある接地点の先は写真のように外部の
地中に接地棒を埋めて有ります。
09年06月12日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
09年06月11日

街路樹

我が事務所の近くに東京都の公営団地が有り、そこの街路樹の雰囲
気が丁度良い具合です。

20090611_01.jpg

青山の表参道に有った同潤会アパートの再開発計画の時に街路樹の
高さに合わせた現在の表参道ヒルズの建築計画を、安藤忠雄氏が力
説していましたが、此処の風景もそれと同じように、集合住宅の高
さと街路樹の高さが同じような高さになっています。

この通りを見通した時に無機的な四角い箱の団地建物が視界に入ら
ず、団地計画から来る道路と敷地との距離も取れていて、現在は丁
度良いスケール感が保てている状態です。

20090611_02.jpg

これで、建築がもっと何とか成っていたら良いのにとは思いますが
量的確保を目的とした時代の建築なので、仕方が無いですが、そん
な建築をこの欅によってうまく雰囲気が出されている訳です。

この場所は、先人が言った「家の緑は七難隠す」と言う言葉を実感
できる場所です。

09年06月11日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
09年06月10日

自分らしい家

個性的にとか個性を大事に、と言われて、自分らしさを演出した服
を着たり小物を持ったりしていますが、家の事になるとどうして没
個性になってしまうのか判りません。

20090610_01.jpg

家は「一生の買い物」などと良く言われるますが、この言葉に落と
し穴が有るようです。元来、家は買う物では無くて建てる物という
のが一般的な考え方でしたが、高度経済成長期の頃から量的な確保
を目指した為に需給バランスが崩れ、注文を受けてから建てる図式
では間に合わないため、建てた家を売る図式に変ってしまって現在
に続いていて、何時の間にか、自分らしい家を建てると言う事を忘
れてしまったようです。

建てられた家では自分の生活様式や生活設計にマッチしているとは
考え難く、自分を家にあわせているイメージを持ちます。
関東圏では長屋は人気が無く、関西圏では長屋に対するアレルギー
は低いというのが不動産業界の認識で、関東圏では敷地を無理して
でも分割して、戸建て住宅にする方法が良く行われますが、同じよ
うな外観が並ぶ戸建て住宅を見ると、戸建ても長屋も大して変らな
いなぁ・・・。と感じてしまうのでした。
09年06月10日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
サステイナビリティ(Sustainability )と言う言葉が言われて久
しく、現在色々な所で使われていますが、現在の概念としては持続
可能と言う事の意味として、循環可能と言う事で使われている感じ
です。

サステイナビリティを可能にする方式としてスケルトンインフィル
と言う構造体と内部造作・設備とを別けた共同住宅の考えで、
スケルトンの構造体を定期利用権として権利を持ち、内部を利用権
者が自由な間取りを造り、利用権者が変れば新たに内部を作るとい
うやり方で循環してゆくと言う物です。

この方式の発想は元建設省の小林秀樹氏が提案して、その1号棟が
筑波市に作られたことから「つくば方式」と呼ばれています。

この方式の理念は構造体の長寿命化によるスクラップアンドビルト
からの脱却と郊外へ拡散してゆく住宅を抑制したコンパクトな街づ
くりと言われていますが、現在販売されているマンションや200
年住宅に見られるスケルトンインフィルはこの理念に沿って出来て
いるのか、疑問を感じています。
09年06月09日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
09年06月08日

私道の不思議

住宅街を歩いていると写真のように道路に障害物を作って車を通ら
せないようにしている光景に出会うことがあります。

20090608_01.jpg

建物を建てようとした時にその敷地が道路に接していなければなら
ない事は何度も書いているのでご存知だと思いますが、敷地に道路
が面していない場合には道路を造ると言う方法が有ります。
この道路は建築基準法上の道路ですが、基準法の道路は車の通行が
できるように4m以上の道路の幅が必要とされてるので、車の通行
が前提だと思っていたら、障害物が造られている。一体これはどう
した事か? と、聞かれた事が有りました。

道路を造ると言うのは位置指定道路と言って道路形態を造り行政庁
に許可を受けて成り立つ道路で、一般的に私道と呼ばれていますが
この道路の敷地の権利を行政に移管すればこの道路は公道となり
道路管理は行政が行いますが、権利を移管しない場合は所有者の管
理なので車両の通行を制限できると言う事でこのような障害物を置
いて通行制限をしても構わない訳です。

しかし厳密に言えばこの通行の制限にも色々とあるようで、判断が
難しくこのようなことで裁判沙汰になる事が有るようです。
09年06月08日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
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